如意樹の木陰

古い記事ではサイババのことが多いです。
2024年に再開しました。

オーディオ熱 Ⅲ

2007-01-28 01:22:17 | Weblog
先日サブウーファーを購入して、急性のオーディオ熱も一段落した。
しかしオーディオについて考え始めると、まだいろいろとやりたい事はある。

アンプ。オーディオ用のアンプは、85年の夏に自作した金田明彦氏設計のトランジスターアンプ。とはいっても金田氏の設計どおりではなく、作りやすさやコストダウンのためかなり仕様変更したもの。もう20年使っているので、ボリュームの接触が悪くなってきた。ボリュームの交換くらいは簡単なのだが、ついつい後回しになっている。ボリュームと一口に言っても一応同じ機能を持ったもの(A型50KΩ)で、価格は数百円から5万円までさまざま。選ぶとなると迷ってしまう。そこがオーディオの難しいところ。高いものは間違いなく良いのだが、安いからといって悪いとは限らない。

スピーカー。オーディオ用のバックロードホーンに使用しているフォステクスのFE206Σが、だいぶん古くなってきた。もうユニット交換してもよい時期なのだが、すでにこの機種は生産していない。現在生産している機種でそのまま交換できるのはFE206EまたはFE207E。この2機種はどちらも鉄板プレスの廉価版なので、FE206Σに勝てるとは思えない。

サラウンドスピーカー。AV用のシステムにサラウンドスピーカーを追加する事も考えている。押入れにFF125の付いたバスレフ箱があるので、これをFE127Eに付け替えればよい。
今付いているFF125は、ウレタンエッジがぼろぼろになってしまい使える状況ではない。ウレタンエッジというのは、それほど寿命が長くないのかも??

昔のレコードをどうするか。テクニクスのレコードプレーヤーは、さいわい今でも使える。フォノアンプはトリオ(今のケンウッド)の古~いアンプのを使っている。問題はカートリッジが古くなってきた事。
今使っているカートリッジは、ヤマハの高出力MC。すばらしいカートリッジ(コストを考えれば)なのだが、もうはるか昔に生産完了。このカートリッジが2.8gと軽量だったために重いシェルが使えたのだが、今こんな軽いカートリッジはないだろう。今後交換するとなれば軽いシェルに適当なカートリッジを付けて使うしかないのだが、あまり気が進まない。あるいはその前にトリオのアンプが寿命かも。
レコードをCDに焼いてしまうという手があるのだが、時間を考えると・・・

こう書いてきて思うのは、私のオーディオ熱には、お金がかかっていないということ。高級機とは全く縁がない。高級機が買えず、代わりに自作に走ったタイプ。自作したものはオンリーワンですから、他と比較しようがない。どうも他と比較するというのはあまり楽しいことではないのかな。オンリーワン・・・天上天下唯我独尊?
「みんなちがって、みんないい」(金子みすず)と思えれば問題ないのですけど。
しかしそれで、金田氏設計のアンプと、長岡氏設計のバックロードホーンスピーカーに落ち着いて、それからもう20年使っているわけです。結果オーライです。