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イギリス大好き!デボン大好き!エクセター大好き!

イギリスでの生活やイギリスにまつわることなど・・・!

かつら

2007-07-04 16:18:05 | 風物
最近知ったことがある。
それは、イギリスの裁判官や弁護士が法廷に立つとき、現在もかつらをつけているということであるlight

17世紀以前には弁護士はかつらをかぶっておらず、職業上の規律として髪の毛と髭をかなり短くするように義務づけられていたそうであるが、チャールズ二世(1660-1685)の時代に上流社会にかつらが導入され、1680年代には弁護士が一般的にかつらをかぶるようになったということだ。

ジョージ三世(1760-1820)の時代には、かつらは一般社会では使用されなくなり(ホントかなあ)、1860年代には法廷弁護士は夏の暑いときにはかつらを脱ぐことを認められたらしい。 これは新聞で取り上げられ、弁護士のかつら使用を全廃する提案もあったが支持を得られず、以後判事も非常に暑い日にはかつらを脱ぐことを認められるようになり、時には宗教的理由からかつらの代わりにターバンを巻くことも認められているそうである。

かつら全廃案が支持を得られないのは、「同一性、匿名性、権威を保つため」のようであるが、衣装・身なりというものは大事だと考えられているからであろう。厳粛に裁判がすすみ、被告は法の下に暮らしている自分を意識し反省するのだろうか。
しかしこういうところがイギリスっぽくていいなあ。


(画像はBBCより)

因みにイギリスでは裁判所で弁論を行うのはbarrister(法廷弁護士)と呼ばれ、自分の事務所で相談に応じるのはsolicitor(事務弁護士)と呼ばれる。lawyerは、事務弁護士のことだそうだ。



パブが恋しい

2007-06-04 23:26:03 | 風物
当然のことながら授乳中でアルコールが飲めないyellow23
もともとそんなにお酒が大好きなほうではないし、たくさん飲めないが、こうずいぶんと禁酒をしていると少しは恋しくなるものだ。
特に今飲みたいのはスパークリングワインとプレミアムモルツだ。
また、当分外に飲みに出ることが難しい今、イギリスのパブの雰囲気を思い出し恋しくなる。
いろいろな種類のビールを楽しむのはもちろん、初めて会う人ときさくに交流できてしまうのがパブの良さだ。
どこかしら歌が始まり、そして画像のように楽器の演奏もあったりする。
飲み物一杯で本当に楽しめてしまう。
今しかできない子育てに専念し、一日一日をしっかりと心に焼き付けもしたいが、早くお酒も楽しみたいものだ。。。
画像はSidmouthのパブ。この日は土砂降りだった。。。


Beautiful parks!

2007-03-14 11:05:06 | 風物
日本では桜の開花が迫ってきた。
気象庁による2007年のサクラ(ソメイヨシノ)開花予想(第2回目)では、最も早いのは静岡と福岡の3月21日(水)である。
私の住む地域は3月30日(金)の予定。item8
例年よりも開花日が早まっている地域が多いが、鹿児島や八丈島は6日遅くなるそうだ。
毎年人気スポットは大変な混雑が予想されるが、
Bathに行ったときに通りがかった公園のことを思い出した。
特に有名な公園というわけでもなく、モニュメントも植わっている植物もごく普通だ。
しかしこの人だかり!
混雑している公園で、皆大変気持ちよさそうにゆったりと過ごしているtulip
イギリスの人は公園が大好きで、また広々とした美しい公園は随所に見られる。
日本でもこうした心癒される美しい公園が多く作られることを願っているが。。。


イギリスの新聞

2007-03-07 10:31:14 | 風物
仕事をしているとなかなか読めない新聞。
しかし産前休暇に入り、主人の希望もあり恥ずかしながら新聞をとることになった。
イギリスの新聞はもっぱらwebで読んでいるが、Exeter Univ.methodologyの授業では、新聞についての話題があったことを思い出した。
イギリスの国会は貴族院と庶民院からなるが、庶民院にはLabor(power)Conservative(opposition)、Liberal Democratの3大政党が存在している。
しかし単純小選挙区制のため労働党と保守党の2つに議席が集中し、二大政党制とされている。
Labor(労働党)はLeftConservative(保守党)はRightとされているが、新聞もこの2つにはっきりと分かれているものが多い。
例えば、①Quality Papers(きちんとした新聞、日本でいう朝日・毎日・読売など)では、The TimesConservativeThe Daily TelegraphはとてもConservative、エクセター大学の先生たちに人気のThe GuardianCenter Left(ややLabor)といったところだ。
Tabloids(日本でいうスポーツ新聞)と呼ばれる種類の新聞では、Daily MailDaily ExpressConservativeDaily MirrorTrue SunLaborとされている。
このほかの新聞の種類としては、カラフルで量の多い③Weekend Papers(各紙の日曜版)と日本では考えられないくらいに種類が豊富な④Local Papers(地方・地域版)がある。
また、先生から教えてもらった面白い言葉に、"the gutter press"がある。gutterは道路の溝のことであり、日本では「扇情新聞」、アメリカでは"scandal sheets"と呼ばれている。