さいきんの・・・

devi2kさんの日々彼是・・・・・。
更新頻度は低いです。

反逆の~

2006-12-24 12:18:40 | アニメ・コミック・ゲーム

『コードギアス 反逆のルルーシュ』なるアニメを何話か見る機会があったので見ることに・・・以下、全力で感想文だ!

よくある日本人が虐げられてえらい目にあって人として扱われないようなって近い未来での出来事。こう書くと沼正三の有名小説みたいだけど、アレよりかは日本人の扱いはだいぶマシ。見ててきついシーンが幾度となくあるけどお話自体はためになる話なので現在の我々は観ておいたほうがいい。

なんとか殿下の葬儀での皇帝陛下の演説シーンでの言ってることはなんかさいきんの中小企業の社長が言ってるのとほぼ同じ、競争社会による社会の発展とそれによる弱者淘汰の理屈。 納得は出来るが共感はむずかしい。 しかし、安寧は堕落を生むとか、右に倣え的デモクラシーは腐敗する・・・等、共感できる点も多々あったよ。 似たような葬儀の演説で有名なあの演説よりかは聞くべき点があったなぁっと。

河口湖で人質とって篭城する日本人解放戦線(笑)のなんとか中佐の言い分はなんかチンピラとかヤンキーぽいので論外。あんなのが居るから世界に争いがなくならないのだよ。 

あんな風な世の中になるわけ・・・って思う方もいるかも知れないけど、ここさいきんのアングロサクソン的(そういやぁブリタニアってアングロサクソンだよね、きっと)な競争社会が生んだ格差やら、外国資本の流入や過当な価格競争やその他で苦労してる日本の製造業の現状とかなにやらってことに置き換えて見ると、今現在、カタチは違えどほぼあんな風な世の中になってる。まぁ、今はゲットーに押し込められて殲滅させられはしないけど、今の社会に適応できないと、一定の場所に集まってダンボール製のおうちに住むハメになって暴力の快楽に飢えた若者の餌食になるので大差ないか。 劇中観てるとそんな描写がいくらでもある、今も本当に都合の悪いことは言わないみたいだしね。主人公の憤りは共感できるし、スザクくんのやり方も共感できる。

あと、いまの我々ってどれだけ日本人としての誇りを持っているのだろうか?っと常々思ってました。 だって世の中には“アメリカと戦争したこと”や“それによって日本は負けたこと”とか知らないって人が現実いたりするそうです。 まぁ戦後漢字とか日本語そのものもなくなるかも・・・ってとこまで行ってたらしいそうです。(今の漢字と旧字漢字をくらべてみるといいよ、漢字は表意文字なのですが今の漢字は表意文字としては?な点もある)

前述の敗戦によってもたらされたのは、文化や思想や社会のシステムや価値観等、様々なアメリカニズム、過去のことをネタにゆすられるいじめられっこみたいな外交政策のもとに繰り広げられるあれこれ(例:白いはとが居る神社の存在の論議)、過去の戦争が一方的に悪いものと定義したが故の国民の不理解、・・・等のあれこれのために日本人って意識がスポイルされた結果になってしまって日本人の誇りとかがあるのかな?っと。

仮に劇中のようにどっかに攻められて統治されてもあまり意識としてはかわらないのでは?っと思います。現にワタシもそうなったらそうなると思うし。

だからと言って右よりのチンピラとかが言ってるようなのでもダメです。 いまの政府はそのあたりどうするのかが今後の見ものですね・・・・。

あと、人として生きてる上でのモノに対する偏見、差別、などはおそらくなくならない。人にはそれぞれ主観ってモノがあるので、仕方がないとは思う。 ただそれを掲げて自分たちは・・・っと陶酔するのはどうかと思うけど。

いま、変革の時代だのなんだのと言われていて、それをテーマにした作品もあれこれあるみたいだけど、これは観てよかったなぁっと。

ED曲、アリプロの『勇侠青春謳』を今聴くと、なるほどなぁっと思いました。あと『10cm四方の青空』ってCDのインナーの物語も似たような話だったよなぁっと思い出しました。

あと猫はかわいい。 ランスロットはかっこいい。 コーネリア親衛隊のグロースターもかっこいい。セシルさんにときめいた。


最新の画像もっと見る