1933年公開の『キングコング』をこのたび初めて見たが、ここまで見事なできばえだったとは。公開当時の衝撃はものすごかったはず。
北杜夫が幼い頃、大評判のキングコングを見るために映画館に連れていってもらったはいいが、想像の中で膨らむ恐怖に圧倒されて泣き騒ぎ、外に出されてしまったそうだ。「キングコングを見て泣いたと言われたが、私はキングコングを見ずに泣いたのだ」
「怪獣もの」への影響力は当然ものすごい。1966年の「ウルトラマン」で、ラゴンがビルの窓から中を覗きこむ場面とか、1984年の「ゴジラ」で、都心に現れたゴジラの前に電車が走ってくる場面とか。
ついでに、ヒロインの脚線美もすばらしい(笑)。あれ、当時なら物議をかもすぐらい過激だったのではなかろうか。日本公開時はカットされてたりして。
北杜夫が幼い頃、大評判のキングコングを見るために映画館に連れていってもらったはいいが、想像の中で膨らむ恐怖に圧倒されて泣き騒ぎ、外に出されてしまったそうだ。「キングコングを見て泣いたと言われたが、私はキングコングを見ずに泣いたのだ」
「怪獣もの」への影響力は当然ものすごい。1966年の「ウルトラマン」で、ラゴンがビルの窓から中を覗きこむ場面とか、1984年の「ゴジラ」で、都心に現れたゴジラの前に電車が走ってくる場面とか。
ついでに、ヒロインの脚線美もすばらしい(笑)。あれ、当時なら物議をかもすぐらい過激だったのではなかろうか。日本公開時はカットされてたりして。
日本地図を見ていて、岡山県出身の人がお国自慢?を始めた。
「岡山県は意外と広いでしょ。北側では鳥取を押しつぶしてるみたいだよね」なるほど、言われてみると、たしかに結構南北に分厚い。
「でも、海の方はね、近いところにある島でも香川県になってるのがすごく多いんだよ」・・・ほう。瀬戸内海をはさんで向かい合う香川県に、島をたくさん取られたと。悔しいのか(笑)。
ひるがえって私は思う。香川県について私たちは、学校の社会科だか地理だかの時間に教わった。大きな川のない、せまい讃岐平野では、雨の少ない瀬戸内気候のためもあって、水を得るのがたいへんである。昔からため池がたくさんつくられたのはそのためだ。讃岐うどんが有名なのも、米作りがあまりさかんでなかったことの裏返し。などなど。
しかし、それではこの土地の歴史の一面しか見えないのではないか。瀬戸内海の島々が、岡山県近くまで香川のものになっているという事実からは、別の「讃岐の国」が見えてきそうではないか。
「海の民」が活躍した歴史があったに違いないのだ。網野善彦かだれかが何か書いていそうだ。
「岡山県は意外と広いでしょ。北側では鳥取を押しつぶしてるみたいだよね」なるほど、言われてみると、たしかに結構南北に分厚い。
「でも、海の方はね、近いところにある島でも香川県になってるのがすごく多いんだよ」・・・ほう。瀬戸内海をはさんで向かい合う香川県に、島をたくさん取られたと。悔しいのか(笑)。
ひるがえって私は思う。香川県について私たちは、学校の社会科だか地理だかの時間に教わった。大きな川のない、せまい讃岐平野では、雨の少ない瀬戸内気候のためもあって、水を得るのがたいへんである。昔からため池がたくさんつくられたのはそのためだ。讃岐うどんが有名なのも、米作りがあまりさかんでなかったことの裏返し。などなど。
しかし、それではこの土地の歴史の一面しか見えないのではないか。瀬戸内海の島々が、岡山県近くまで香川のものになっているという事実からは、別の「讃岐の国」が見えてきそうではないか。
「海の民」が活躍した歴史があったに違いないのだ。網野善彦かだれかが何か書いていそうだ。
このたび、紙幣を一新することにしたそうで、三種の新紙幣の見本が発表された。表面にはそれぞれ、渋沢栄一、津田梅子、北里柴三郎の肖像画が配されている。
渋沢かあ…。いかにも、明治礼賛、帝国万歳な人たちが選びそうな人物よのお。
さて、もしも「おまえが好きなの選びな」と言われたら、どうしよう。
緒方洪庵、森鷗外、鈴木大拙、湯川秀樹あたりかなあ。最近は、一人は女にしなければならないらしいが、女枠はどうしよう。…うーむ。難しい。
おお、そうじゃ、サザエさんがいい!
本気でそう思う。アニメ絵じゃなくて、原作の、初期の頃の絵で。十万枚に一枚くらい、透かしがカツオになってたりすると楽しい。
渋沢かあ…。いかにも、明治礼賛、帝国万歳な人たちが選びそうな人物よのお。
さて、もしも「おまえが好きなの選びな」と言われたら、どうしよう。
緒方洪庵、森鷗外、鈴木大拙、湯川秀樹あたりかなあ。最近は、一人は女にしなければならないらしいが、女枠はどうしよう。…うーむ。難しい。
おお、そうじゃ、サザエさんがいい!
本気でそう思う。アニメ絵じゃなくて、原作の、初期の頃の絵で。十万枚に一枚くらい、透かしがカツオになってたりすると楽しい。
ハイパーソニック兵器の攻撃にさらされた米国。市民は火の海を逃れて一路南へ。国境を越えてメキシコに脱出だ!
だが!彼らに立ちふさがるのは、米国自身が築き上げた「国境の壁」だった!
安全なメキシコを目の前に、炎に焼かれるアメリカの貧乏人たち。…てなことにはなるまいな(笑)
ここも見てね https://news.yahoo.co.jp/byline/obiekt/20180316-00082784/
だが!彼らに立ちふさがるのは、米国自身が築き上げた「国境の壁」だった!
安全なメキシコを目の前に、炎に焼かれるアメリカの貧乏人たち。…てなことにはなるまいな(笑)
ここも見てね https://news.yahoo.co.jp/byline/obiekt/20180316-00082784/
映画「インターステラー」(2014) を見たが、ロボットに魅力がないのが残念。
そこで、ロビー君を見るために「禁断の惑星」(1956) を観賞。うーむ。ロビー君、歩くとカッコ悪いな。上半身のデザインは良いのに。このロビー君の欠点を、足をうんと短くすることで克服したのが、われらがアナライザーとか、かのR2-D2というわけか。アナライザーやR2以外にも、ロビーの“子孫”はたくさん見つかりそうだが。
めんこいロボットといえば、「サイレント・ランニング」のヒューイとデューイ。なんだかこの瞬間にも、どこかの世界で働いているような気がする。
ロボットが登場する作品といえば、手塚治虫『火の鳥:復活編』。ロビタのシンプルな造形が、かえって凄味になっている。
そこで、ロビー君を見るために「禁断の惑星」(1956) を観賞。うーむ。ロビー君、歩くとカッコ悪いな。上半身のデザインは良いのに。このロビー君の欠点を、足をうんと短くすることで克服したのが、われらがアナライザーとか、かのR2-D2というわけか。アナライザーやR2以外にも、ロビーの“子孫”はたくさん見つかりそうだが。
めんこいロボットといえば、「サイレント・ランニング」のヒューイとデューイ。なんだかこの瞬間にも、どこかの世界で働いているような気がする。
ロボットが登場する作品といえば、手塚治虫『火の鳥:復活編』。ロビタのシンプルな造形が、かえって凄味になっている。
IWCとかを脱退した日本。
捕鯨は排他的経済水域内で行う。資源豊富な南極海での商業捕鯨こそが実は悲願だったそうだが、脱退にともなって、そちらでは調査捕鯨もできなくなる。捕鯨に反対の人たちは、日本が南極海から撤退すること自体は歓迎しているとのこと。
日本の振る舞い、なんか子どもがすねてるように見えませんか(笑)。ふん。いいもん。そっちで取らなきゃいいんだろ。おうちでやるもん。もう君らとは絶交だ。…みたいな感じ。
「連盟よさらば。わが代表堂々退場す」のときは、その7年後、オリンピックができなくなって、代わりに内輪で紀元2600年の式典をやったんだよな。今度も自分の庭でせいぜい楽しむのだろう。
捕鯨は排他的経済水域内で行う。資源豊富な南極海での商業捕鯨こそが実は悲願だったそうだが、脱退にともなって、そちらでは調査捕鯨もできなくなる。捕鯨に反対の人たちは、日本が南極海から撤退すること自体は歓迎しているとのこと。
日本の振る舞い、なんか子どもがすねてるように見えませんか(笑)。ふん。いいもん。そっちで取らなきゃいいんだろ。おうちでやるもん。もう君らとは絶交だ。…みたいな感じ。
「連盟よさらば。わが代表堂々退場す」のときは、その7年後、オリンピックができなくなって、代わりに内輪で紀元2600年の式典をやったんだよな。今度も自分の庭でせいぜい楽しむのだろう。
12月20日『悪童日記』読了。こんな凄い小説があることを知らずに過ごしてきたとは不覚もいいところ。
12月21日 そのまま続編の『ふたりの証拠』に突入して読了。
12月22日 さらに続々編の『第三の嘘』も読了。
12月23日 映画『悪童日記』(2013 ドイツ・ハンガリー合作)を見る。
12月24日 映画があまり気に入らなかったので、原作『悪童日記』を再読。
…とこのように、ここ数日クリストフ漬けでした。「衝撃」とか月並みのことばでは足らぬ。
小説『悪童日記』から、断片的な感想を。以下いわゆる「ネタバレ」を含みます。
・司祭館の女中が、連行される人たちをからかう場面。なんとも生々しい手触りがあるが、これは幼かった作者自身の見聞をそのまま描いたもののような気がする(作者のインタビューなどを丁寧に調べれば分かるかもしれない)。
・はじめは「けしからん男」として登場した司祭だが、その後、特に双子に祝福を与えるシーンではとても立派なキリスト者である。うがちすぎかもしれないが、自分のけしからん行為を突き付けられた彼は、真剣に悔い改めて司祭の本分に立ち返ったのではないだろうか。そういえば、双子にゆすられたとき彼は「これは神が与えた試練かもしれぬ」と言っていた。弱みをにぎられた司祭がそんなことを口にする場面、はじめはただ笑えるシーンだと思ったけれど。
・笑えるといえば、おばあちゃんが銃床で額を殴られても(!)息を吹き返して、「そんなことでくたばるか」とせせら笑うとか、双子が拷問を受けて歯が折れてしまったが、全部乳歯だったとか、これ笑わせようとして書いたのか?そうなのか?こんな物凄い「笑い」ほかに知らんぞ。老女が銃床で頭を殴られたら普通死ぬぞ。
12月21日 そのまま続編の『ふたりの証拠』に突入して読了。
12月22日 さらに続々編の『第三の嘘』も読了。
12月23日 映画『悪童日記』(2013 ドイツ・ハンガリー合作)を見る。
12月24日 映画があまり気に入らなかったので、原作『悪童日記』を再読。
…とこのように、ここ数日クリストフ漬けでした。「衝撃」とか月並みのことばでは足らぬ。
小説『悪童日記』から、断片的な感想を。以下いわゆる「ネタバレ」を含みます。
・司祭館の女中が、連行される人たちをからかう場面。なんとも生々しい手触りがあるが、これは幼かった作者自身の見聞をそのまま描いたもののような気がする(作者のインタビューなどを丁寧に調べれば分かるかもしれない)。
・はじめは「けしからん男」として登場した司祭だが、その後、特に双子に祝福を与えるシーンではとても立派なキリスト者である。うがちすぎかもしれないが、自分のけしからん行為を突き付けられた彼は、真剣に悔い改めて司祭の本分に立ち返ったのではないだろうか。そういえば、双子にゆすられたとき彼は「これは神が与えた試練かもしれぬ」と言っていた。弱みをにぎられた司祭がそんなことを口にする場面、はじめはただ笑えるシーンだと思ったけれど。
・笑えるといえば、おばあちゃんが銃床で額を殴られても(!)息を吹き返して、「そんなことでくたばるか」とせせら笑うとか、双子が拷問を受けて歯が折れてしまったが、全部乳歯だったとか、これ笑わせようとして書いたのか?そうなのか?こんな物凄い「笑い」ほかに知らんぞ。老女が銃床で頭を殴られたら普通死ぬぞ。
父が友人に紹介されたカイロプラクティックの施術院に通って、次から次に高額の寝具やらサプリやら買って帰るよー。
カモにされてるだけだから行くのやめてくれって言っても、聞いてくれないよー。
昨日はトルマリン入り毛布と称するものを、4万円も払って買ってきたよー。効果があるとか言われて真に受けてるよー。これでも大卒ですよ(泣)
ちなみに、zenkenkai (全健会) の施術院です。
カモにされてるだけだから行くのやめてくれって言っても、聞いてくれないよー。
昨日はトルマリン入り毛布と称するものを、4万円も払って買ってきたよー。効果があるとか言われて真に受けてるよー。これでも大卒ですよ(泣)
ちなみに、zenkenkai (全健会) の施術院です。