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逆輸入されたみたい?日本文化の「もったいない」

2007-08-29 22:22:10 | Weblog
             (庭の花シリーズ/挿し芽で増えた”芙蓉の真紅”)

政治と宗教と野球の話は、なるべく話題にしないほうがいい、と昔聞いたことがある。
なぜって、、、ケンカになるから(笑)

野球に関しては、いまや大リーグの日本人選手の活躍を褒めていればいいのだから、
楽勝だが・・・。

政治と宗教に関しては、ビミョーに話題にしているところが、ジャッカンまずいか
な、と思う今日この頃(そんな自分がコワイ~)。皆様、いかがお過ごしでしょうか。


話変わって、かつてあった「もったいない」という、日本の文化。長い間、死語にな
っていた。それを、外国の人から指摘されてしまって、どーすんだよ日本人。・・・穴が
あったら入りたい?(・・・イカン、建コン口調になってる~)コホン。失礼しました。

先ほどのTVニュースで、業を煮やした杉並区が、スーパーのゴミ袋の有料化に踏み切る
という。いちおう、5円ね。
マイバックでお買い物~!といっても、スーパーのレジでは、通常通り黙っていても
袋をつけてくれる。私はエコなのよ!、という人はバッグを持ってきているが、その
努力に対して、なんのお褒めもない。気は心や。なんぞしたれや~、と思ってしまう。


かつて、私が子供のころ、各家庭に買い物カゴというものが、ゲンゼンとしてあった。

午後になると、お母さんたちは、竹製や籐製の買い物カゴを腕に抱えて、お店に行っ
たものである。歩きだから、たくさん買えない。冷蔵庫も登場していないので、今日
明日の、家族が食べる分しか買えない。買った物にも、包装などはない。せいぜいで
新聞紙の四つ切。

昭和30年代中期、車もない、TVもほとんどない。土ぼこりの舞う道を、穴ぼこを避け
ながら、歩く。ひたすら歩く。「オールウェイズ 三丁目の夕日」に、涙ぐんでいる場合
ではない。

いやむろん、懐古趣味で言っているわけでもない。生活の簡単・便利を追求した結果が、
現在このようになっているだけである。

使い捨ての消費文化に晒され続け、大気汚染と自分たちの出したゴミに埋もれて、方法
を模索している。地球温暖化にしても議論は盛んだが、コレといった決定打があるわけ
ではない。


子どもの頃、貧乏でその日暮らしの生活を送っていたため、衣類などはよそから貰った
もの以外、着たことはない。母が、三拝九拝して(なんと、この言葉がPCに入っていな
いぞ!死語か・・・)、貰ってきたものを、すごく嬉しくて喜んで着ていた。

何度も洗われ水をくぐった布は、肌触りも良くて、柔らかかった。また、アチコチから
貰うので、色や形の組み合わせや、ブラウスとスカートの上下の組み合わせを考えるの
も、私の楽しみのひとつだったのだ。


母は、新しい物でなくても、まめにキチンと洗って、身なりを正しく清潔にしていれば、
恥じる事などひとつもない、と言っていた。爽やかな石鹸の香りのする人になれ。そん
な人が、母ちゃんは一番好きだし、一番綺麗だと思う、と。

それは不思議に、いまもって、私の生活信条(貧乏性?)となっている。だからそれが
どうした、と言われても、・・・困るんですが(笑)


 
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コメント (14)    この記事についてブログを書く
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14 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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なんだか、懐かしく思い出しました (まさちゃん)
2007-08-29 22:30:51
そうそう皆、買い物籠って持ってましたよね。

最近、ふと、あぁ昔は携帯とかなかったけど友達とか連絡とるのでも、不自由じゃなかったよな、それだけコミュニケーションとってたんかな~
なんて思ったりします。

生活の知恵みたいなものが自然をあったような気がしますよね。同じ時代を生きてきたから分かりますよ。
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在りました (Samy)
2007-08-30 05:16:09
確かに、昔のお母さんは、割烹着姿に買い物籠をぶら下げていました、懐かしいですね。

トーコさん、「三拝九拝」は、パソコンに入っていました。
「さんぱいきゅうはい」と打ち込んでみてください。

トーコさん・まさちゃんにはショックなお話を一つ、磯野ふなさん(サザエさんのお母さん)より、年上に為ったという事をご存知でしたか?

勿論、小生も磯野浪平さんより年上に為っております。
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今日のお花も (のっち)
2007-08-30 11:29:00
トーコさんの写真にはいつも会話やつぶやきが
あるなぁ…
と思いながら文章を読み終わって
芙蓉を見たら、

「昔は買い物かご下げてたわよね」とか

「石鹸のニオイが一番よ!」とか

聞こえてきました。

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全く (qld)
2007-08-30 15:06:16
トーコさんと考えは同じです。

日本人は何処まで落ちますかね?
情けない事件、本当に悲しい事件、流産した女性
毎日疑うような事件ばかりですね。
何とかしなくては。。。。。
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同世代は (kiriya)
2007-08-30 15:19:08
先ごろなん読でも
取り上げた昭和30年代の頃。
わたしゃ、ゴム飛行機が欲しかった。
ついでのプラモデルも。
でも一度も買ってもらえなくて、
ああ貧乏はつらいと
子供心に思ったもの。 
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振り返ると劇的な変化デス (トーコ)
2007-08-30 19:40:51
まさちゃん、コメントありがとうございます

小学校に入るか入らないか頃の記憶が、いちばん鮮明にあります。

お豆腐屋さん、納豆売り、シジミ売り、いろんなものを売りにくる人がいましたね。

豆腐は、ラッパの鳴る音が聞こえると、急いでナベかボウルを持って、買いに走って行くんです。


携帯のなかった時代、想像力と洞察力、直感力などが今より研ぎすまされていたみたい
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私は、50才から余生デス (トーコ)
2007-08-30 19:49:14
Samyさん、お元気そうでなによりです

磯野フネさん、見かけより若いんですよね。知っていました。確か、40代後半だったか。

で、三拝九拝。おぉ!出ました。・・・そ、そう読むのね
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花、かく語りき・・・!? (トーコ)
2007-08-30 20:02:17
のっちさん、毎度です~~

え?聞こえました さすが超能力者なのっちさん

では、次回は、「風のささやき」を聞いてください
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おそらく、行くとこまで行くと・・・ (トーコ)
2007-08-30 20:22:30
qldさん、同感コメント、ありがたく感謝デス

ホントにね、平和ボケしながら、「世紀末」を生きている感じ。

少子化をくいとめなければといいながら、安心して子どもを産める病院や施設が、今すごい勢いで減っています。

うちのエリアでも、前は気さくに行ける産婦人科医院だったのに、産科の看板を下ろしたところがあって、驚いています。医者にしたら、リスクが高いのでしょう。

これでは、ますます子どもを産む環境が悪化します。政府や自治体は、こんなところにこそ、補助金や税金を使うべきだと思いますが・・・。
返信する
スミマセン、なん読見てなくて (トーコ)
2007-08-30 20:40:40
kiriyaさん、毎日お疲れ様デス

同年齢。私は来月が誕生日ですけど、kiriyaさんは何月生まれでしょう。え?答えたくない (笑)

5才くらいの頃。何日も駄々をこねて、泣き喚き作戦で買ってもらった「青い目のお人形」。次の日、バッグに入れて見せびらかしながら走り回り、家に帰ったら、大事なお人形の顔がなくなっていた。

人生の不条理を知った”始まり”でした。それ以後、何かモノを欲しがるとか、人に見せびらかして自慢するとかは、極力自重しています(笑)
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