万葉人の秋の七草

2021-10-30 19:29:42 | 野に咲く花はどこへゆく

 

 

 

 

万葉集には4516の歌があるがそのうちの約1/3、1700余首に植物が詠まれているという。観賞用の花をうたった歌は少なく、ハギ・コウゾ・アサ・ウメ・ぬばたま(ヒオウギ)・マツ・イネ・アシ・スゲと生活に必要な薬草や染料が多いというのが、万葉人の骨太の息吹を感じさせる。

 

 

10年前までは日光大谷川河川敷に多く自生していたカワラナデシコ↑

 

 

ヒオウギの花↑この花後の黒い実がぬばたまと呼ばれる(同じ漢字のシャガとは別)↓キキョウ

 

 

 

 

 

山上憶良/秋の野に咲きたる花を指(および)折りかき数ふれば七種(ななくさ)の花

 

 

 

 

 

 

 

 


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1 コメント

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Unknown (青萄)
2021-10-30 22:18:25
歳時記に載っている季語と今の現実が合わなくなっているのは皆さんご存じの事と思いますが、公然の秘密?みんな何とか遣り繰りして季語を使い俳句を書いているわけです。そもそも俳句は写生だけではありませんし、リアリティさえも創作できましょう。リアリティやオリジナリティのある世界観が見られればよいわけでございます。
さて、当ブログも長年を経過しましたので画像権利を解放することにします、もしよろしければどなたでもお使いくださって結構です。まぁそれほどのモノはありませんがね、なお俳句の剽窃はお断りいたしますよ😅
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