万葉集には4516の歌があるがそのうちの約1/3、1700余首に植物が詠まれているという。観賞用の花をうたった歌は少なく、ハギ・コウゾ・アサ・ウメ・ぬばたま(ヒオウギ)・マツ・イネ・アシ・スゲと生活に必要な薬草や染料が多いというのが、万葉人の骨太の息吹を感じさせる。
10年前までは日光大谷川河川敷に多く自生していたカワラナデシコ↑
ヒオウギの花↑この花後の黒い実がぬばたまと呼ばれる(同じ漢字のシャガとは別)↓キキョウ
山上憶良/秋の野に咲きたる花を指(および)折りかき数ふれば七種(ななくさ)の花
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