MY LIFE AS A FOOTBALL

ないかな ないよな きっとね いないよな
会ったら言えるかな まぶた閉じて浮かべているよ

守護神を見ろ Ⅱ

2007年04月23日 | 木曜日のボール

今度のワールドカップ、今のところ南アフリカでやるにはやるらしいが・・・

悪名高き“アパルトヘイト”人種隔離・差別政策の国。(94年に廃止された)
98年のフランス大会、南アのGKはチームで唯一の白人、ハンス・フォンクだった。

しかも、フォンクはアフリカ予選を戦っていない。
南ア国籍があるからとオランダから呼ばれ、その時点で本大会の先発を保障されたのだ。

当然、黒人は白人に怒鳴られることにトラウマがある。
それがいちばん“怒鳴る”ポジションだ。うーん、想像するだけで足がすくむ。

「南アでは、サポーターも黒人ばかりです。
 そこにいきなり知らない白人が入ってきたわけだから、最初は大変でした。 
 でもね、守るべきゴールは1つしかありません。そこでやるだけです 」

ちなみに、フォンクを南アに呼んで、ポジションを与えた張本人が、あのトルシエです。
初対面のトルシエに対するフォンクの印象が的確です

「一言で言えば、非常に慌てている人 」

 ※今回もテキストは木村元彦著「蹴る群れ」です。



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