青瓦台「韓米同盟の新たな５０年に向けた出発点」
【ソウル２４日聯合】青瓦台（大統領府）は２４日、韓米両国が戦時作戦統制権の移譲時期に合意したことに対し、「この５０年間でもっとも成功した同盟と評される韓米同盟が、新たな５０年に向け質的に跳躍することになる重大な出発点という意味で、大変意義深いと評価される」と述べた。青瓦台は尹勝容（ユン・スンヨン）広報首席秘書官名義で歓迎の論評を発表した。
論評は、今後、両国の国防当局は作戦統制権の移譲を通じ、現行の連合司令部体制を新たな安保環境に合致する、より強力で効率的な共同防衛体制に発展させていくとした。
また、移譲時期に関し、韓国の提示した時期を米国が受け入れたことは、韓米同盟の固さと深い信頼を再確認させるものだと述べた。
http://japanese.yna.co.kr/service/article_view.asp?News_id=2007022400060088
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作戦統制権の移譲時期が１２年で正式に合意したようです。当初，アメリカは０９年に移譲するという嫌がらせをしていたのですが，韓国が必死になって１２年を主張してました。
皆さんもご存知のとおり，０９年だろうと１２年だろうとさほど意味があるわけではありません。アメリカが０９年を言い立てていたのは，韓国に対する嫌がらせでしかありませんでした。韓国の態度にアメリカは腹を立てていたのです。
その中心人物はラムズフェルト氏だったのでしょうが，彼が辞任したあたりから多分作戦統制権の移譲時期は韓国の主張する１２年になるのではないかとは感じていました。元来，０９年でも１２年でも１５年でもさほどの違いはないのです。しかし，韓国は必死になって１２年にするようストーカー的アタックをかけたのでしょう。アメリカとしてはうんざりです。或いは，北朝鮮の行方が若干の判断の修正を加えたのかもしれません。
いずれにせよ，作戦統制権の行方に関しては私の中では既に興味が失われています。多分，多くの人にとってもそうなんでしょう。２ｃｈでもエンコリでも記事があまり見当たりません。それだけ重要性が低下しているわけです。
でもあえてこの記事を取り上げたのは，「この５０年間でもっとも成功した同盟と評される韓米同盟が、新たな５０年に向け質的に跳躍することになる重大な出発点という意味で、大変意義深いと評価される」このコメントが面白かったからです。一言で申しあげて，まったく白々しい。突っ込む気力も萎えるコメントです。
本来なら軽くスルーするところなんですが，本日はこれといって記事もありませんでしたし，作戦統制権の移譲については本ブログの一大テーマだった時期がありますので，その区切りとして取り上げました。なんだか，尻切れトンボみたいで納まりが悪いのはどうかご勘弁の程を。
