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米国防総省「在韓米軍、2万5000人維持、
現在では08年以後の在韓米軍追加縮小計画はない」
米国防総省は韓国軍の戦時作戦統制権を2012年4月17日に韓国に移譲することで合意したことに関連し、「現在では08年以後の在韓米軍追加縮小計画はない」と確認した。
米国防総省のスミス副報道官は23日、韓米国防長官会談での戦作権移譲合意に関するブリーフィングを行い、「現在韓国に駐留する米軍2万8000人は来年2万5000人に縮小される予定であり、予測可能な未来(for the foreseeable future)はその水準が維持されるだろう」と述べた。
韓米両国は04年、在韓米軍を08年までに3段階に分けて3分の1(1万2500人)を縮小することで合意、すでに04年に5000人、05-06年に5000人を減らしており、、07-08年に2500人を縮小すれば、この軍隊削減計画が完了する。
スミス副報道担当者は「韓国軍に戦作権を移譲した後、在韓米軍は米軍司令官の指揮の下、韓国軍を支援する役割を継続する」と付け加えた。
その間、韓米両国の一角からは「米国が戦作権を韓国に移譲する場合、米軍の世界戦略レベルで在韓米軍を追加縮小する可能性がある」という主張が提起されてきた。
しかし米国防総省の今回の発言は、在韓米軍追加縮小の可能性をひとまず排除したものと解釈される。
ソース:中央日報 2007.02.25 12:17:13
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=84916&servcode=200§code=200
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●単独の作戦統制権は金がかかる●
作戦統制権を韓国が独自でもつという事は,韓国軍が独自で動くことを意味します。そんなことは当たり前だといわれそうですが,実はこれが結構大変なことです。
例えば,アメリカでさえも単独で軍隊を動かすことは大変です。そこで東アジア方面なら日本と連携したいわけです。何から何までアメリカが負担するということになれば,金銭的な負担が過大になるからです。
韓国は特に情報面においてアメリカに依存してきました。偵察衛星とか偵察機,イージスとかそんなところです。韓国は今後それを自国で負担する必要があります。事実,それらを導入しようと妄想しています。
もちろん,陸海空全般にわたる米軍の助けがない,との前提で軍隊を補強しなくてはなりませんから,それが天文学的な数字になることは自明です。あれもこれもと手を出していけば,すぐに軍事予算がGDPの半分を突破します。
●そもそもそれ以前に韓国軍は腐っている●
もっとも,韓国のことですから,いざとなったらアメリカが助けてくれる,と勝手に信じているわけです。韓国人はいつも文句をたれるくせに,経済が落ち込めば日本が助けてくれると考えていますし,また,助けてくれなければさらに文句を言う。それと同じです。
5000年の属国精神が骨の髄まで染み付いていますから。彼らに国を守る気概を期待しても無理です。そういうことを学習してきませんでしたから。
しかも韓国はほぼ間違いなく経済的な不況がずっと続きます。軍隊に予算を割く余裕などありません。
韓国軍がこの先更にへたれた軍隊になることは誰でも想像できることです。そうでなくても突然他国が韓国に侵略してきたら,果たしてどの程度稼動できるのか検討もつかないようなお粗末な状況のようですから。
陸軍、老巧化した装備が46%
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=78562&servcode=200§code=200
(予算獲得のためもあるでしょうから,額面通りには受け取れませんが)
128億円のF15Kがマンホールに落ちた日
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir
/2007/02/20/20070220000008.html
(これ,航空史上初の事故ではないかと噂されています。)
韓国軍は偵察衛星とか偵察機,イージス艦(なんちゃって)の導入を検討しているようですが,それ以前の話でおそらく韓国軍は腐っています。
イタリアと並んで軍隊のへたれさ加減を歴史的に証明してきた半島地域ですが,それは韓国にも受け継がれていることでしょう。
●それでもアメリカは韓国を見捨てる●
アメリカの本音は半島からの引き上げです。私はそう思っています。反米的な政府にも腹を立てているのですが,現場サイドの嫌韓感情が激しいらしい。在韓米軍への赴任は事実上の左遷。韓国行きを拒否して軍隊を辞める人もいるらしいです。(日高義樹氏曰く「理由は分からないが、韓国駐留兵には特別手当が出る」)
アメリカの努力は,第2のアセチン宣言とならないように,ただその一点でしょう。北朝鮮に間違ったサインを送りたくないわけです。
ただでさえ,アメリカは中東半島,最近では特にイランにくぎ付けになっています。半島で面倒はおこしたくありません。また,仮に半島有事になってしまったら,アメリカは歴史を学ばないとの批判を受けるのは目に見えています。
●米軍もいろいろ大変●
そこで当初2009年と言っていた作戦統制権の返還時期を2012年としました。更に,在韓米軍はこれ以上削減しないと言ってます。
間違いなく,韓国人のストーカー的要請がうざかったのだろうと思います。出て行けと言われ,出て行くとなったら出て行くなと言われたり。アメリカも大変です。しかし,北朝鮮に足元を見られないよう保険をかけた,ということはあるのでしょう。だいたい,兵力削減に関しては去年から25000人以下にはしない,と言っているのですから。
これを額面通りに取る人はいないでしょう。在韓米軍の地上部隊は意味合いを失っています。半島有事の際は,遠距離からのミサイル及び航空兵力による空爆が中心となりますから。兵員数には意味がないのです。
ただ,兵員数の削減がもつ象徴的な意味合い「軍事力を削減している」ように見えるのは否めません。今後の在韓米軍は質的変化をしていくと思います。既に25000人という数字に実際的な意味はありません。アメリカは本音はなかなか言わないでしょうが,今後在韓米軍がどのように変化していくかを見守るのは楽しそうです。
追加:あと,米軍の駐留費用負担問題がありました。こちらも楽しそうです。
>ただその一点でしょう。北朝鮮に間違ったサインを送りたく
>ないわけです。
はじめまして。韓国経済に興味を持った昨年末から拝読しています。
上記の人名は、おそらくディーン・アチソンのことですね? どなたも突っ込まないのでコメントさせていただきましたw
最初は韓国プギャーな感じで読み始めた経済関連ニュースですが、今では経済の持つ構造的な面白さにどっぷり浸かっています。
今後も切れ味鋭い分析を楽しみにしております。頑張ってください!