フランチャイズ①
屋台のような店はフィリピンにはたくさんありますが,人々は個人店よりもフランチャイズを好むようです。多分,フランチャイズはここ十年くらいにはやりだしたのではないかと思います。大規模メガモールの出現と時を同じくしているかもしれません。
フランチャイズを好むのは,飲食産業だけに限りません。多くの分野において,フランチャイズを好みます。信用している,という言葉に置き換えてもいいかもしれません。フィリピンでは社会的な「信用」が未成熟なのでしょう。
●ジョリビー●
フィリピンを代表するフランチャイズです。マクドナルドのフィリピン版とされています。ハンバーガーはメインではないのですが。
やたら店舗があります。一つのデパートに3つ入っていたこともあります。私のアパート半径1km以内にジョリビーは3つあります。モニュメントだと,グランドセントラルというデパートに一つ。その横に一つ。真向かいに一つ。50Mほど離れたアラネタセントラルに一つ。サークルを100Mほどケソン寄りに一つ。サークルを西に200Mほどに一つ。それがすべて,混んでます。
代表的なメニューの一つは,スパゲッティ。非常に柔らかく,甘い味がします。これを子供は好んで食べます。
もう一つは,フライドチキンとご飯のセット。フィリピン人はチキンが大好きです。大人はこれを注文します。このセットは,他の店(フランチャイズに限りません)にも置いてあります。フィリピンを代表する外食メニューです。
値段は,チキンとご飯のセットにドリンクをつけて100pくらい。多くのフィリピン人の一日の収入が100~300pくらいですので,ジョリビーは気楽に利用できる店ではありません。家族そろってジョリビーというのは,ある種のステイタスみたいです。
ジョリビーのキャラクターは蜂です(jollibeeジョリビーは多分蜂の一種なのでしょう)。みなしごハッチが高校生くらいになった感じです。子供に大人気です。このジョリビーハッチのプリントされたバケツにフライドチキンの入ったセット約300pが私のお土産の定番です。非常に喜ばれます。