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海底調査

2006-08-28 | 日本の情勢



冒頭はごきぶりのようにわいてくる韓国漁船団

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韓国政府が10月中旬にも、実効支配する竹島(韓国名・独島)近海を含む海域で、7月に続いて海洋調査を実施する方針であることが27日、分かった。10月末までの約20日間のうちの一定期間行う予定で、範囲は7月調査と同様、竹島周辺の日本が主張している排他的経済水域(EEZ)や領海も含まれているとみられる。

ソース:共同
http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM&PG=STORY&NGID=poli&NWID=2006082701002945
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何これ?ひどいね。10月は日本で新政権が誕生する時。なぜそんなときにもめごとをもちこむかなあ。新政権の行方を見届けもせず,何考えてんだろ。韓国政府に脳みそがないのは知っているが,いきなり喧嘩売ってどうする。


竹島にはほとんど実利的なメリットがない

この問題の核心にある竹島には,実利的なメリットはほとんどない。竹島はただの小さな岩山なので,人が住めるような場所ではないし,観光地にもならない(韓国は警察を駐留させ,人を住まわせ,観光地にしているが)。
そのあたりで石油やガスがとれるという話を聞いた事がない。

唯一,海産資源としてあわびとかが豊富な漁場だそうだが,それとて,微々たるものだ。


竹島問題は”純粋な”領土問題

竹島問題については,いわば昔の自民党と社会党のように,日韓の政治家が裏でなあなあの関係で妥協を繰り返してきた。騒いでも仕方ないからだ。両国がまがりなりにもコミュニケーションのとれている状態においては,それが有効であったかもしれない。

しかし,金大中までは歴代の大統領が日本語ぺらぺらであったのに対して,ノムヒョンは日本語はしゃべれない。明らかに韓国の政治家が世代交代したのだ。今後も日本の事情に明るい人が大統領になる確率は低いだろう。留学経験もアメリカの可能性が強い。しかも,韓国とは友好国でなくなりつつある。

それでも韓国のすることは,とにかく日本に擦り寄ることなのだ。アメリカ同様,経済的にも安全保障面においても日本は韓国にとっては戦略的パートナーなのである。属国といわれようと,韓国にはそれしか道がない。ところが,世代交代したため,日本と親和性の低いしかも頭の悪い大統領が韓国のトップになってしまった。

その頭の悪い大統領が日本を挑発する。これは韓国流交渉術か。取引材料にならないのだが。それとも,政権交代時の混乱に乗じた夜郎自大的対応か。

韓国にとっては単なる見栄”民族的自尊心”のためだけの挑発である。本当にくだらない。


だが,実は,日本にとっては領土問題以外に大切な問題が放置されている。


竹島より大事な場所

1999年のEEZ交渉で,竹島問題で事を荒立たせないために,日本側が韓国にプレゼントした場所がある。その場所は実利的に非常に大切な場所だ。

その場所とは

現在,両国の主張するEEZが重なる部分は暫定水域として両国の管理化に置かれている。実は,さらに日本側に食い込む形で暫定水域を広げている。この延長した部分が非常に大切な場所なのである。そこに日本海随一の漁場(大和礁)の一部に重なるからだ。韓国との妥協をさぐるいわばお礼として,日本政府が韓国にプレゼントしたのある。


暫定水域が広く取られた経緯
http://www1.korea-np.co.jp/sinboj/sinboj1999/sinboj99-3/sinboj990309/sinboj99030962.htm


この漁場は日韓共同管理水域だが,事実上韓国が一方的に海産物を取りまくっている。しかもこの水域は韓国が乱獲しすぎてすでに海産物が枯渇状態という。それで,韓国漁船は共同水域を越えて日本側で違法操業し始めている。

島根県水産課によると,最盛期の昭和50年代後半に2万トンを超えたベニズワイガニの漁獲高が,1998年の6207トンから年々減少し(99年に暫定水域が設けられた),03年には3135トン,金額にして7億6500万円にまで落ち込んでいるとのことだ。

日本海沖合ベニズワイガニ資源回復計画
http://www.jfa.maff.go.jp/sigen/nihonkaibeni.html

日本はすでに随分前から管理漁業に移行している。海産物を育成しつつ,枯渇しないよう漁業制限を設け,大事に漁場を管理している。それを韓国がめちゃくちゃにしている。これには激しい憤りを感じる。ぜひとも違法操業をしている韓国漁船には厳しく取り締まってもらいたい。場合によっては沈めてもいい。

この件については,なぜか大きく報道されない。みんな忘れてしまったのだろうか。或いはその重要性を認識していないのだろうか。いったん崩れた生態系を回復させるのはとても大変なこと。この地域は妥協の産物として韓国にくれてやっている形になっている。本来は竹島問題とは関係のない地域なのだ。一刻も早く韓国漁船を締め出して大事な資源を再生しなければならない。


強攻策大賛成

調査船問題に関しては,カードは日本がもっている。日本政府にはへたれて欲しくない。彼らは犬と同じなのだ。頭を叩きながら物事を教えていかないと理解できない。ぜひとも強く出て欲しい。

そして,竹島問題の解決と合わせて,本来韓国に与える必要のない漁場を取り返してもらいたいものだ。

 



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