ロシアはエネルギー支援に積極的、韓ロ代表協議で（小ネタ）

現在，六者会談についてまとめ中ですが，しばらくインターネットから遠ざかっていたため，小ネタをひとつ。

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『ロシアはエネルギー支援に積極的、韓ロ代表協議で

６カ国協議韓国首席代表の千英宇朝鮮半島平和交渉本部長は、ロシアは、北朝鮮への見返り措置となるエネルギー支援に対し、最も積極的で高い関心を持っていると述べた。

ロシュコフ次官は、ロシアも北朝鮮へのエネルギー提供に同意するかとの質問に、エネルギー問題は朝鮮半島の状況を決定する非常に重要な要素のひとつで、核問題の解決を願うならばエネルギー問題をどう解決すべきかを考えなければならないと答えた。

「朝鮮半島の非核化はロシアの利益に合致するため、韓国とロシアはこの目標に向け何かをする用意がある」と述べている。』

http://japanese.yna.co.kr/service/article_view.asp?News_id=432007021101800&F irstCd=01
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この記事を読んで皆さん，何かピンと来るものがあるでしょううか。私は表面的なことしか思い浮かびません。六者会議は単なる茶番であることは皆さんもよくご存知のところ。六者が顔を合わせたところに何かの意味があるだけで，前向きな結論が出てくるとは思えません。

ロシアは北朝鮮動乱に大変困っているようです。北朝鮮難民がうざいのと，仮に核戦争のような事態に発展した場合は第２のチュルノブユイを心配しているようです。

しかし，ロシアには有効な手がない。ソ連時代と違って，政治的経済的に北朝鮮とのパイプが細いからです。ロシアに出来ることといえば，心配そうに見守るだけ（笑）。いや，これ決して冗談ではありません。その位ロシアは困っているようです。

そんな背景がありますから，ロシアは何か打てる手があれば打ちたいわけです。上記の記事を読んで私はそういうロシアの事情に思いをはせたくらいでした。

しかし，インターネットをたぐっていると，結構深い意味が上記の記事にこめられていることがわかりました。

●この記事に流れる爆笑裏話●

ことの起こりは，ノムヒョンの２００万ｋW無償援助話に始まります。

ノムヒョン，２００万ｋWの電力を無償で北朝鮮へ送電することを提案。核兵器放棄の見返りとして。
http://japanese.yna.co.kr/service/article_view.asp?News_id=432005071204800
↓
電力会社，大反発。だいたい，ソウルでさえ満足に電気が供給されていない。
↓
発電設備、送電線網の増強、新設等，初期投資だけで５００億円以上かかることが判明。どうやら，ムリらしい。
（通常，このあたりがクリアされてから提案にこぎつけるのですが。韓国人の発言は紙より軽い。）
↓
中露に接近
↓
中露ともに韓国以上に電力状況が悪い
↓
韓国は，ロシアに原発をハバロフスクに建設し，電力を供給できないか打診。資本は韓国。
　　⇒三国（ロ，韓，朝）の債務を帳消しにできるから

＜三国の債務＞
ロシアは韓国に対して未払いの債務がある
韓国は北朝鮮に対して送電という提案をしている（一種の債務）
北朝鮮はロシアに対して未払いの債務がある
↓
現在に至る


２００万ｋW送電を提案すること事態は，韓国の核に対する恐怖もあり，また，ノムヒョンの政治家としての見栄もあり，さほど笑うところではありません。

しかし，まず，何にも裏づけがないのに，提案したところがいかにも韓国人。多分，トイレかどこかで思いついたのでしょう。計画をつめてみると電力送電は相当ムリっぽいらしいことが判明。力抜けます。韓国人のいうことにいちいち反応すると馬鹿らしいことがよくわかります。

さらに，どこでどう転んだのか，この計画をロシアに持ち込みます。韓国はロシアに金貸してます。それをチャラにして，更に不足する金額は出しましょう，ということでしょう（半分推測）。

電力状況の悪いロシアにとっても悪い話ではありません。勿論，東北アジアの緊張緩和にもつながりますし。

ただ，ロシアはビタ一文金を出す気はないでしょう。「言い出したの，おまえじゃん」ということです。

だいたい，北朝鮮が核兵器廃棄を約束したところで，そんなこと誰が信用しますか。たびたびこのブログで主張してますが，北朝鮮にとって核兵器はまさしく虎の子，国家の柱。ましてや朝鮮民族。

中国もロシアも朝鮮人のことはよーく存じ上げております。なぜか同族のノムヒョンだけはお隣を信用しているのですね。

これが日本でしたら，一生語り継がれるような大馬鹿，ということになるのですが，ノムヒョンですと小ネタにしかなりません。そんな大物のノムヒョンです。