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治安2

2006-05-17 | 治安・公害 in Manila

地域別治安


● LRT沿線 ●

 LRT沿線は治安の悪い地域が多いようです。特にマラテ,エルミタ,トンドは気をつけなければいけません。


エルミタとマラテ

エルミタとマラテはマニラを代表するの歓楽街です。歌舞伎町を歩くみたいなものです。日本人観光客の多くがこの地区のホテルに滞在します。日本の常識でふらふらと街中を歩けば,格好の餌食となることでしょう。


私の知り合いのPP経営者は,過去に拳銃強盗に2回あったことがあるといいます。私の知り合いのフィリピーナは日中にもかかわらず,強盗に合ったそうです。


確かに,私の実感として,エルミタ辺りにたむろする人々は質が悪そうです。


でも,マニラにくる人たちにとっては,魅力的なナイトスポットがたくさんあります。一人歩きを避け,路地裏を歩かず,荷物をもたず,夜間は信用のできるタクシーを利用する,こうした注意を払うことで,楽しい夜を堪能できるのではないでしょうか。


トンド

トンドは,マニラ一の貧民街といわれています。あえて行こうとしない限り,足を踏み入れることはないでしょう。ただ,中華街(ここも治安が悪いらしい)やデビソリア(アメ横みたいなところ)に隣接していますので,間違ってトンド地区に入り込む可能性はあります。トンドは雰囲気が悪いので,入った瞬間にきびすをかえすことになると思いすが,そのままどんどん奥に入り込んでしまった場合は,何も起こらないかもしれません。翌日マニラ湾に浮いているかもしれません。


ただ,70~80年代に比べるとかなり治安が良くなっているようです。以前はギャングが横行していたといいます。私はトンドにあるディビソリアというところにたまに行きますが,そのあたりはさほど不安は感じません。トンドの北側や海側が恐そうです。


スクワッター,イスラム地区

おそらくフィリピン全土にいえることでしょうが,治安が悪いとされる地域に,貧民街(スクワッター,不法居住者),イスラム地区があます。これらの地区は点在していますので,一本路地をへだてた

けでこれらの地区に入り込む可能性があります。路地が狭い,繁街でもないのにやけに路地に人が多い,家がぼろすぎる(木造であることが多い)・・・こうじたら,ユーターンしましょう。家に引っ張り込まれて身包みはがれたうえ,首をナイフで切られるそうです。現地の人も絶対避ける域です。私も車でこれらの地区を通ったことがあります。エルミタり凶悪な感じがします。


● MRT沿線 ●

マカティ

MRT沿線は山の手という感じです。有名なマカティはこの沿線にあります。アヤラ駅前にはデパートがたくさんあります。現地人が声をかけてきますが,無視しましょう。


周辺にはフィリピン一の高級住宅街が広がります。高級住宅街は,町全体が塀で囲まれ,入り口には警備員が24時間常駐しているところが多いようです。特にアヤラ駅裏の「Forbes Park」という地

区には政治家や外交官,超金持ちが住んでいるらしいです。一辺が50mくらいの大豪邸が並んでいます。門番つきです。うっそうと緑が茂り,マニラであることを忘れさせます。


その他の高級住宅地には,日本の駐在員が多くすむ地域があります。周辺には日本食レストラン,日本人向け風俗店,日本語の話せる病院等があります。歩いている人もこぎれいな人が多く,危ない感じはまったくありません。但し,それでも海外であることに留意しましょう。


オルティガス

オルティガスにも高級住宅街が広がります。

マカティよりおちついている分,上品です。外見から判断する限り,マニラでもっとも治安がいいのでは,と思いました。ただ,夜オルティガスの高級住宅地を車で通りすぎたことがありますが,なんだか人気がなく,すごく寂しい感じがしました。個人的にはちょっと住む気になれません。


ケソンシティ

ケソンシティはとても広く,一口では言い表せないでしょうが,アヤラやオルティガスに比べると,街の開発時期が古いようです。それに高級住宅街があまりありません。それでも,もと首都だったとい

うだけあり,道が広く,マニラの中では比較的収入の多い人たちの住む地域に見えます。クバオ駅周辺を歩いている限り,危険な感じはしません。


カロオカン市

私の住んでいる街です。マニラではごく平均的な人々の住む街です。但し,日本人からみれば,貧民街に近い(カロオカンの人たちごめんなさい)。


モニュメントという,LRTの終着駅周辺はちょっと治安が悪いそうです。特に北方面は,収入の低い人たちが多く,気をつけなくてはなりません。また,私のアパートの周辺は比較的治安がいいのです

が,ちょっと離れるとたちま本当の貧民街がひろがります。現地の人たちも相当注意しています。私の住んでいる地区は比較的治安がいいとされています。それでも,夜間はごくまれにドラッグの購

入資金目当ての強盗が出歩いているらしいです。なにせ,私のアパートから500mも歩くとドラッグのディーラー街があるそうで。


※現地人のリスク管理

例えば,リュックサックを背中ではなく,前に抱えています。これは,スリ防止のためです。ナイフで切られたりするそうです。なるべくカバンはもたないようにしています。携帯も場所を選んで使用します。車に乗れば,必ずドアロックをします。おそらく,他にも自然に身についている事柄がたくさんあると思います。絶えず,家庭や学校で教えられてきたのでしょう。


私がマニラのファミリーから受けた注意の中に,一人暮らしの危険性についてがありました。マニラでの一人暮らしは,泥棒のターゲットになりやすいとの事です。


ここでいう一人暮らしとは,周りに知り合いがいない状態のことを言います。本人以外誰も部屋を訪れることがないような場合,本人が部屋を出ればゆっくり部屋を物色できます。


一人暮らしの危険性については,日本人に限りません。フィリピン人でさえ,狙われるらしいです。現に私のファミリーの友人は部屋で殺されたそうです。セキュリティ付のマンションに住んでいなが

ら,です。一人暮らしだからだそうです。これが日本人だともっと危ないでしょう。日本人はとんでもなく金持ちであると考えられていますから。実際,私はファミリー以外のフィリピン人と話すと,かな

りの確立でビジネスの話を持ちかけられます。正直うんざりしています。


ファミリーの注意のひとつは,周りの人と仲良くするな,です。ビジネスの話ならいいでしょう。なかには悪いことをたくらむ人々がいます。何せ,職がないうえ,できれば楽してお金を得たい人が多いらしいですから。確かに,ファミリーと明らかに人種の違う人たちが廻りに大勢います。品がないのです。

こんなことも注意されました。私は歩いているとたまに酒を薦められることがあります。酒好きなので,飲んでしまいます。しかし,ひょっとしたらなかにドラッグが入っているかも。警察とぐるになっ

てセットアップの可能性があります。日本ではそんなこと考えたこともありません。


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