DEBUO日記アジア情報

東北,東南アジアの政治,経済,音楽,食が中心です。

靖国参拝に関する中韓の差異

2006-08-16 | 日本の情勢

靖国参拝に対する中韓声明文の違い

朝日新聞でそろえて見ました。意味はありません。


韓国

----------------------------------------------------------------------
「失望と憤怒」、韓国が抗議声明 首相の靖国参拝で
2006年08月15日09時31分

韓国政府は15日、小泉首相の靖国神社参拝について「(日本からの独立記念日に当たる)8月15日にかつての日本の軍国主義と侵略の歴史を美化・正当化する靖国神社を再び参拝したことについて深い失望と憤怒を表明する」とする抗議声明を発表した。韓国外交通商省は同日午前にも大島正太郎駐韓大使を呼び、改めて抗議する方針だ。

抗議声明は「小泉首相が国粋主義的な姿勢で靖国神社を参拝することで韓日関係を詰まらせ、東北アジアの友好協力関係を棄損してきた」と批判。「日本の責任ある指導者たちが靖国神社参拝によって韓日関係を阻害させることが再び起こらないよう強く促す」として、次期首相の靖国参拝を強く牽制(けんせい)した。

ソース:朝日新聞
http://www.asahi.com/international/update/0815/002.html 
---------------------------------------------------------------------


中国
---------------------------------------------------------------------
中国外務省が抗議声明 首相の靖国神社参拝で
2006年08月15日09時09分

中国外務省は15日、小泉首相の靖国神社に抗議する声明を発表した。その中で、参拝は「日中関係の政治的基礎を破壊する行動」と指摘。靖国神社に合祀されているA級戦犯は「アジアと世界に多大な災いをもたらした元凶」との見方を示し、小泉首相が「意地を張って参拝」したことは国際社会への「挑発」だと厳しく批判した。

さらに、参拝によって中国の人々の感情を傷つけることは国際社会だけでなく、日本の国民の信頼も失うと述べた。

一方で、中国は今後も日中両国の平和共存、友好・協力関係に向けて取り組んでいく意欲を示した。また日本の各界の有識者が「政治的障害」を取り除いて日中関係が「正常な発展軌道」に戻るよう努力することを信じるとの言葉で締めくくり、「ポスト小泉」での関係改善に期待も込めた。

ソース:朝日新聞
http://www.asahi.com/international/update/0815/001.html
---------------------------------------------------------------------


やはり,中国は参拝に対して相当慎重になっていますね。関係改善の逃げ道も用意しています。聞くところによると,中国は必死に反日を抑えようとしているようです。まず1週間ほど前に王駐日大使を中国に呼び戻しました。大使を召還せずにすむようにです。また,反日サイトを閉鎖,各大学には反日デモを行えば大学関係者を処分する,との通達を出したそうです。

中国は国内の不満を反日に転化してきた経緯があります。しかし,これが日本のそして世界の反感をかっています。さらに,強すぎる反日感情は容易に反政府に結びつくという恐れも出てきたようです。つまり,反日感情で国民がまとまるのが恐くなっている面もあるようなのです。皮肉なもんですね。

これで,靖国問題ははっきりと中国の外交カード足り得ないことがわかりました。むしろ,日本の外交カードになりました。中国は靖国参拝をして欲しくありません。しかし,強くいえないのです。中国は墓穴を掘ったことになります。


韓国についてはどうでもいいのですが,若干反発が少ないようです。期待された過激な行動,自分に火をつけるとか,指を切り落とすとか,日本の国旗を国会議員がふみつけるとか,そういうのは見られませんでした。がっかり。もともと日中問題であったところに勝手に韓国が参入してきただけのこと。元来反対する理由がないのです。脊髄反射しただけです。そして,中国はとっくの昔に梯子をはずしています。韓国は梯子をはずしたことに気づいていないようでしたが,さすがにムードが変わってきたことに馬鹿でも気づくみたいです。彼らなりになんとなくきょろきょろしているようです。

ようやく靖国問題は終結を迎えました。教科書問題と慰安婦問題については,ほぼ国内ではコンセンサスができています。問題は左翼の連中です。私は左翼は世代の問題であると思っています。つまり,現在50~60代のベビーブーマーたちが左翼の中心です。彼らがそろそろ社会の一線から退き始めています。ようやく,日本も戦後の呪縛から逃れようとしています。


※靖国問題等をミスリードした朝日新聞の記者は加藤千洋記者だそうです。報道ステーションの論説委員です。



最新の画像もっと見る