早速前回の続きに参ります。
さて、本当の仏教とは如何に?
というと仰々しいな、と思うでしょうが、本当の仏教の詳細はかなり煩雑で多岐にわたります。
だからそれを全て覚えて・・・となったら、それこそ学者にでもなれるでしょう。尚且つ難しい内容の物も有る。
そういうことを覚えろ、と私は言っているのではないし、尚且つ在家としてどうすればいいかが肝要だと思っています。
それをベースとして基本みたいなものを把握して置けば良い、と思っています。だから「簡単だ」というのです。
では、どういうものか、を挙げてみます。
【 本当の仏教の内容 在家簡易版 】
1)五戒を守る
2)煩悩解脱に努める
3)常識・良識・道徳・法律・憲法などを守り、悪業を作らない
4)世の中や他の人と和合し、自他共に利益を守り暮らしてゆく
5)善行を努めて行う
6)釈尊の正しい教えを覚え、その内容をできるだけ実行する
大体これらですね。この中でできることを多く実行することです。
機会が有ったらこの事項らを説明したいと思いますが、それは将来に譲るとして、今は本題の説明に参りましょう。
「日本人だから騙される」というのは私の見解です。必ず正しいとは言いません。
ですが、自分が40年程人生で経験してきたのと、阿含宗に携わり経験してきたこと。また巷を見て分かったことを総合すると、自分的にはそういう風に見えます。
つまり厳密に言うと「新興宗教や在来仏教などに慣れ親しんだ日本人は結構騙される」ということです。
そして将来的に誤解を招かないために先に言っておきますが、決して「阿含宗のようなものだけに騙されていることだけを指しているのではない」ということです。
つまり阿含宗などの新興宗教や新宗教などはもっともなことですが、それ以外にも在来仏教にも「軽度以降の騙しに遭っている」ということも含んでいます。
つまり人によっては在来仏教寺院であっても重度の騙しに遭っている人も居る、ということです。
つまり総じて言えば「詐欺宗教に居る人や偽仏教に居る人は大抵騙されているんだよ」ということです。
そういうと「ならば世の中の多くの人はほとん騙されている、ということにならないか?」という人がいると思いますが、それは「正解」です。
そしてこの事項に気が付いている人や警鐘を発している人は「ほとんどいない」ということです。
なので、如何に私ごときが叫ぼうとも、世の中は変わらず動き進んでいる有様です。
ただ、そういう中このブログに来て真摯に考えてくださる人がいて、その方々が何らかの対策を講じるとか、特に大事なのは「阿含宗の関係している人」が欺瞞に気づき詐欺から回避できることです。
それが一番願うところであります。
何で本当の仏教を、と訴えるかというと、本当に仏教はオカルト性がほとんどなく、尚且つ詐欺行為をしないからです。
一方、巷に多く存在する偽仏教や詐欺宗教は信者を食い物にし、信者を駄目にします。また信者も損失ばかり多く、意味のないことをやらされている。
こんな無駄であり、損失ばかりの行為をして何があるのでしょうか?
それよりも本当の仏教を知り。それを講じるにはさほどお金もかからないし、手間もかからない。
中には仏教の戒などが「煩わしい」という人もいるでしょう。だったらいっそのこと「本当の仏教をやらなくてもいい=無宗教になればいい」も提唱します。
だったら無駄金も使わず、別に詐欺に身を置きこき使われたりすることもない。
確かに死者(先祖など)を懇ろに供養したい、とか成仏を願う、というのはよろしいことです。
死んでしまった者を供養したい、と思う気持ちは何も悪くない。
ですが、そこにつけこんで詐欺を働くのは許せない、ということなのです。
そして詐欺の1つ1つを撲滅、をやろうとしても、それは実際的に無理がある。
だったらてっとり早く確実なのは「騙されない人が増えること」が一番ベストなわけです。
如何に詐欺師や詐欺教団があろうとも、それに引っかかる人がいなければ、いずれ詐欺師も教団も滅びます。
だから一番効果的なのは「詐欺に逢わない。騙されない」のが一番なんです。
そのためには「本当の先祖供養とは何か」または「本当の仏教の先祖供養と何か」を知ることです。
そして知ってしまえば、如何に嘘をついても嘘がわかる。その結果騙されない。
もしもそうであっても騙されるとしたら、その人が悪いのでそれは個人の責任ですから「どうしようもない」
だが、普通の常識や良識と正しい情報が有ったら、普通は騙されません。
本当の仏教の知識が無い人が多いから、私は騙されていると思います。
そして日本人ほど、間違った観念に絆されているのが非常に多い。
人の持つ「優しや」や「想う心」を利用して、詐欺を働く。とんでもないことです。
お前の先祖は何々だ。成仏してないぞ。色々言って信用させ、餌食にする。
そんなバカな行為よりも「本当の仏教の内容」を知れば、後は嘘ですから騙されない。
まあ、阿含宗は「わが教団こそが本当の仏教教団だ」と言っているのでタチが悪いですが、では本当の仏教の内容を知ったらどうなるか?
阿含宗の言っていることが99%ほど嘘だ、とわかるのですね。だからそこが肝心だから言うのです。
昔は「うちの教団こそ本当の仏教だ」とか「うちの教団は本当の真理を説いている」など言うのが多かったですね。
皆がそのように言うので、どの宗教が本当かわからないというのがありました。
でも、これらに惑わされるのは何度も言っているように「本当の仏教を知らないから」なんです。
だから騙される。
ぜひ、そのことを念頭に置き、仏教を講じたいのなら「本当の仏教を講じる」または「宗教なんて面倒くせえ」というのなら無宗教で良い。
変に宗教にかぶれたり、変な宗教に入って嫌な思いをするくらいなら、その方がいいです。
それでは、次回より違う章で話をしてゆきたいと思います。