長文になっちゃうので詳細な分析はしないつもりだったんだけど、
せくしーがかなり細かく分析提言を出してくれたのでTBしてみよう。
昨日の試合で感じたこと、
せくしーとかぶる部分もあるけど、戦術と言う視点から分析してみる。
詳しい解説は
湯浅健二氏の
サッカー監督と言う仕事を読んでみてください。読みたい人はお貸ししますよん。
ということで、下記のようにまとめてみる。
1-個人戦術の課題
a体力的な問題
b技術的な問題
c意識的な問題
2-チーム戦術の課題
aオフェンス時
bディフェンス時
って感じかな?
1-a(個人-体力的な問題)
言うまでもなく、一度上がったら戻ってこれない、攻撃時にはフォローにいけないなどで、オフェンスにおいてもディフェンスにおいても数的優位を作れない。
とはいえ、1試合、2試合とこなすうちに試合展開にも慣れてきて、無駄走りも少なくなったようには思えます。俺も上がったら帰ってこれなかったけど。
1-b(個人-技術的な問題)
フットサルのボールですらトラップ、キックがままならないと5号球になれば、普段よりボールが弾むのでボール扱いには苦労していたような気がする。それは素早いプレッシャーをかけられたときに慌てたりしてボールが上手く収まらず、また、ボールが収まらないと言うことは次のプレーが後手後手になってしまうことも意味する。
一応まがりなりにも2年以上フットサルやってるので、トラップであそこまで大きく差があるとは思わない。常々自分にも言い聞かせているけど、トラップをスムーズに行うためには、次のプレーをイメージしてトラップすると。プレッシャーをかけられて慌てるのとでは大違いだ。まあ、それが常にできれば苦労しないんだけど。
それもこれも経験不足、すなわちフットサルではなく、サッカーに慣れていないからだと思う。
蹴ったり、止めたりするのは経験、練習するしかないと思う。
1-c(個人-意識的な問題)
フットサルの感覚と、サッカーの感覚の乖離(Gap)に苦しんだと思う。グラウンダーのパスには対応できるけど、浮き球に対応できなかったり、ボールのあるところに集まりすぎたような気がする。これはもう慣れ以外の何ものでもないので、試合を重ねるごとに解消されつつあったと思う。スペースや3次元で、プレーする人数が多い分より複雑に空間を認知しなくてはいけないんだな。
2-a(チーム-オフェンス)
チーム戦術を語る前に大前提として、前出の
湯浅健二氏の言葉を借りることにする。
「攻撃の目的はシュートを打つこと(ゴールは結果にしか過ぎない)」
目的と目標、手段を混合してはいけないのです。
ということで、下手にパスをまわすくらいなら、シュートを打った方が良いのだ。
パスをしてもゴールは生まれないけど、シュートを打てば(まあ、枠に入れば)ゴールの可能性は0に近づく一方である。
まあ、これに関してはセクシーも言及しているので多くは語りません。ゴール前まで行ったら優先順位の第1位は「シュートを打つ」。これをみんなで共有しよう。
ただし、
湯浅健二氏は以下のようにも言っています。
「だけれど、そこに至るまでの当面の目標は、スペースである程度フリーでボールを持つこと。それは、ドリブルで突破してもいいし、パスを受けてもいい。何といっても、ゴールの近くである程度フリーでボールを持つ相手選手が出現しちゃったら、誰かが、互いのポジショニングバランスを崩してでも対応しなければなりませんからネ。だからこそ、次のラストパスが活きるというわけです。ポジショニングバランスが崩れ、ディフェンダーの視野のバランスも崩れたら、ボールがないところでの勝負は、大きく攻撃側に有利に展開しますからね。」
ということで、せくしーの言う「スペースにボールを蹴りこむ」と言うのも一つの手段ですね。
優先順位第1位は「シュートを打つ」。そのためには、「ゴール付近である程度フリーでボールを持つ」。フリーでボールを持つために裏のスペースにボールを蹴りこむと。
「シュートを打つ」が目的。
「ゴール付近である程度フリーでボールを持つ」が目標。
「裏のスペースにボールを蹴る」が手段。
よって、手段は何でもいいんだね。スルーパスでも、ドリブル突破でも何でも。ただし、うちの戦力を考えると、スルーパスを通せるコンビネーションは無い、強いミドルシュートは打てない、ドリブル突破できるのは「たくや」くらいと来たら、手段は限られてくるなあ。
裏にポーンと蹴って走らせる。
でも、サイドからのクロスを多用するのもありかも。
正確なクロスを上げるためには、サイドでフリーな選手を作る必要がある。
その為には速い展開でサイドにまわすか、コンビネーションとタイミングでフリーな見方を作る必要がある。コンビネーションは練習しないとね。
うちは個人技ないから、コンビネーションで勝負だね。
そして、適度に「たくや」の個人技を活かすと。
やはり試合前にある程度攻めの形を決めておいたほうが良いというのは実感した。
裏のスペースへ放り込むのは簡単だけど、面白くないんだよなあ・・・、でもそれはやっぱり有効なんだよなあ。というジレンマもあったりする。
2-b(チーム-ディフェンス)
昨日のゲームでは一番良かったのはこのチームディフェンスだと思う。
オフェンスのときのように整理してみると、
ディフェンスの目的は「ボールを奪い返すこと」。(緊急時は「シュートを打たせない」が目的になる。)
目標は「数的優位を作る」
手段は「攻撃を遅らせる」
って感じかな?
攻撃を遅らせれば数的優位を作れる、数的優位を作ればボールを奪い返す確立が高くなりますからね。
前出の
せくしーが言うように、ヨネがカバーリングやアタックに行く行かないの指示をくれていたので非常に判断しやすかったというのが大きい。本当はもっとゴールキーパーからの指示が欲しかったな。
ただ、ディフェンスのユニットとしては守れたけど、チーム全体としては、個々人の体力的な問題もあるけど、全体的にディフェンスの意識は低かったように思える。前線で誰かがチェックに入ったらそれに連動して、周りの選手も動かなくては。
・総括
基本的にヨネ、せくしー、あつし、以外の人は前に行きすぎだと感じた。攻撃にある程度人数かけなきゃいけないんだけど、それは自分が攻め上がってもカバーしてくれる味方いるという心理的なバックボーンがあるから。また、ディフェンスをしていて一番嫌なのは、2列目3列目の選手が視界の外から飛び込んでくること、そこにパスを出されたらカットできません。
攻める人、守る人がきっちり分かれているサッカーなんてやっていてもつまらないモンね。守っていても面白くない。だから、きっちり中盤より前と後ろとか連動してディフェンスをし、カットしたら一気に攻めあがる。しかし、自分はその攻撃に大きな役割を果たせない位置にいる選手は、しっかりと戻って、ディフェンスのポジションに入る。これを一人一人が心がけたら、もっと良いゲームができると思う。
ディフェンスに貢献した人だけが攻めに参加できる。そんなチーム作りができれば良いなあ。もちろん、個人技も大事だけど。
てなことで総帥の独断と偏見でハーフコートは1,2ヶ月に1回は開くことにします!グラウンドが取れればだけどね。
ケリマウスの皆さんよろしくお願いします。
そして、こんな素人軍団と対戦しても良いという奇特なチームもお待ちしております。
※せくしーの言葉を言い換えただけとか言うツッコミ話と言うことで。