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幸せ者

彼女のことだけをよく知ってる
そして音楽が胸の中でいつでも鳴ってる
そんな感じでいい

その10 まとめ

2005年07月16日 | 2005年NY日記
無事日本に戻ってきました。

ビル倒壊の影響で、いつもと違う地下鉄で出発。
途中フジケンと別れ、MTAのAで空港近くのHoword Beach/JFK Airport駅まで。
列車に乗ってる最中、大荷物で地下鉄の地図片手にきょろきょろしてたら、
乗り換えポイントでインド系の女性が、「空港に行きたいなら、ここで一旦降りた方が良いわよ。」と教えてくれる。
こういう親切なところが良いですな。
マックに続き、親切にされた女の子に恋してしまう。
全然美人さんじゃないのに。
その子が乗った列車が出発するときに、ブンブン手を振ってお別れの挨拶。
最後までこの街の人は親切だったぞ。

空港に着くとチェックインやら、手荷物やらで、あっという間に時間は過ぎる。
空港のピザ屋でピザを食べる。
日本にもこういうピザやないのかな?
チェーン店だけど、美味しいぞ。

さてさて、取り留めの無い話ばかり綴ってきましたが、この旅も終わりです。
今回NYに行ってみようと思ったのは、フジケンが当地で生活していることと、格安航空券つかえば結構安くいけるんだって分かったから。
旅行に行く前までのアメリカ、NYに対する印象は、アメリカ的消費社会の権化ってものでした。
まあそういう匂いが鼻をつくこともありましたが、印象に残ったのは、そこで懸命に生きる人たちの姿でした。
自分はあんなに懸命に生きているかな?
そして、NYは刺激に溢れた街にでした。
どこに行っても、それぞれの地区に、それぞれの顔があり、本当にたくさんの人種の人たちが生きていました。
この街の魅力は、そういったたくさんの人たちの、街の、建物の、それぞれの味や香りを、
NYという一つの鍋に入れ、煮込んで出来たものなんじゃないかなって思います。
アメリカと言う国は人種の坩堝だってよく言うけれど、特にNYはね。
それが良い味出てるね。
都会なのに解放的だし。
まあ、これだけ多種多様な文化・性格の人たちが集まってるんだから、閉じこもってたら爆発しちゃうんだろうな。
日本にいて、村社会で生きていると味わえない、都会にいながらも開放感を味わうことが出来ました。
気になる面もあったけど、それはここでは書かないでおこう。
自分の中にとどめておきます。
このポジティブな「ぐらつき」を大事にしていこうと思うんだよね。

最後に思うこと。
テロを起こす人たちも、民主主義や市場経済を押し付けようとする人たちは、
本やネットで読んだり、誰かから教えられた情報によってではなく、
その場所に行って、1週間でも、1ヶ月でも実際そこに行ってみれば良いんだ。
そうしたら、その街の、その国の、良いところのも悪いところも見えてくる。
そして何よりそこで暮らす人たちの顔が見えてくる。
脳で考えるな。
体で感じろ。
それが大事なんだと思ったのでした。

そして、本当に最後になるけど、フジケン夫妻に感謝感謝です。
この旅行で出会えた人たちに幸多かれ。

その09 さよならNY

2005年07月15日 | 2005年NY日記
今からフジケン夫妻宅を出発します。
残りのBlogは帰国後うp予定です。

でもなんか、マンハッタンで建物が崩壊したらしく、地下鉄が動いていないらしい。
おいおい、どうなるんだ俺・・・?

その08 タイムズ・スクエアの匂いを何とかしてくれ

2005年07月14日 | 2005年NY日記
7月13日 依然曇り時々雨

グラセンに到着し、昼食タイム。
目指すはバーガー・キング
オイラ7年前卒業旅行でアメリカに行ったときに、ワッパーにはまってしまいまして。
日本に帰ってきてからも、数少ないバーガー・キングを見つけてはワッパーを食べていました。
ところが、バーガー・キングは成績不振で日本から撤退してしまい、あの味を味わえることはなくなっていたのでした。
今日までも、街中で見かけたら絶対入ろうと思っていたのに、昼食時には中々見かけることがなく、未正味だったのです。
そして、グラセン/NYPL近くのバーガー・キングに入ります。
カウンターに行って、
オイラ: 「わっぱー、ばりゅー・みーる・ぷりーず。」。
店員さん:「?」。
もう一回言ってみよう。
オイラ :「わん、わっぱー。」
店員さん:「??」「You mean Number 1?」
オイラ(心の中):「だからそれだって言ってンジャン!」
オイラ(表面上):「いぇーす、いぇーす。うぃっず コーク!」
「Whopper(ワッパー)」の発音は難しいぞ、気をつけろ!

ワッパーと山盛りポテトでお腹いっぱいにし、いざ、MoMAへ。
7年前にも行ったんだけど、その後改装され、2004年11月にリニューアルオープンしたばっかり。
前回はウォーホールばかりに気を取られていたけど、今回はゴッホの「星月夜」を目に焼き付けようっと。
MoMAは外観からしてまったく変わっていたなあ。
日本人の建築家が設計したらしい。
館内のここかしこに自然の光が取りこめられてて、気持ちがいい。
そして、メトロポリタンとは違い、MoMAはエキサイティングだね。
頭のおかしい(最大級の誉め言葉です)作家たちがたくさんいる。
絵を見た瞬間に悪寒が走るのがあるんだよね。
単純な恐怖として。
その恐怖の中に歓喜や、躍動がミックスされてる感じ。
そういう作品・・・一般的に暗い・恐いと言われる作品が好きだということを改めてカミング・アーーウト!
きになった作品はおまけにてアップします。

期間限定なのか、常設なのか分からなかったけど、ピカソがしこたま展示されてました。
ピカソはさすがだと思わせるねえ。
モチーフのオブジェがイカレてるよ。
でも、やっぱりオイラはゴッホ。
しつこいかな?
そういう性格なんでね。へへへ。
ちゃんと5階という終盤戦に用意されちゃってるからねー。
こっちには「星月夜」があるからねえ。
これもいいなあ・・・
ウォーホールも良かったけど、オイラゴッホ派やめられませーん。
まあ、ゴッホは2作品しか展示されてなかったけど。
ということで、美術館巡りと言うより、ゴッホめぐりで超充実の一日でした。

ゴッホの勢いで一応、念のため、ベタなタイムズ・スクエアに行ってみることにする。
ロックフェラーやら何やらを通り過ぎて、南下。
Broadwayが近づくにつれて人の数が増えてくる。
怪しいお土産屋さんも増えてくる。
BroadwayのTKTSの前辺りに来ると、歩道が人であふれてる。
そして、臭い!
お○っこ、う○こ、生ゴミの臭いがするよ。
言ったことある人なら分かると思うけど、本当に臭いんだよ。
他に街でも、何ブロックかに一回くらい、「あら?ちょっと臭い?」って思うことはあった。
Brooklynでも、SOHOでもあった。
でも、ここほど常に臭くはなかったぞ。
人が多いし、臭いし、ストリップ劇場の勧誘は鬱陶しいし、本当にげんなり。
ミュージカルに興味が湧かなければ、二度とこないぞ。

そんなTMSQ周辺でお土産のベタなTシャツを買い、夕食をとることに。
夕食は「吉野家」!
お目当ては、Beef Bowlこと牛丼!
BSE騒ぎにより日本国内で食べれなくなって久しいけれど、東海岸で唯一ここNYに出店しているらしい。
さっそくお店に入ると、メニューがシンプル。
Beef Bowl
Teriyaki chickin bowl
Salads
others(Drinks)
生卵が無いのが惜しいが、早速Beef BowlのLargeを注文。
どんぶりではなく、ほか弁のような入れ物に入って牛丼が出てきた。
しかし、味はおんなじだ。
日本でLarge(大盛り)って言ったら、ご飯が大盛りで出てくる。
日本の特盛りはご飯と肉の両方が大盛りで出てくる。
でも、こちらでは牛肉が大盛りで出てきた。
ご飯1に対して、肉3くらい。
さすがに肉多すぎです・・・。
食べても食べても減らないよ。
ベフベフ言いながら何とか完食。
吉牛が食べれてたこと、加えて、しばらく食べなくても良いと思わせてくれて、どちらの意味でも感謝。
しかし、アメリカの牛肉たっぷり食べました。
本人が気付かないうちに足腰がガクガクしてたら教えてください。

その後グリニッチ・ビレッジに再び行き、何となく散策。
Barとかライブ・ハウスなんかがあって(ヴィレッジ・バンガードもここにあります)、なんだか楽しそう。
TMSQよりも開放的な感じがするしね。
しばらく、散策して、帰途につきました。
タイムズスクエアの猥雑さと、セントラルパークやグリニッチの開放感の対比が興味深い一日でした。

その07 アートめぐりの1日

2005年07月14日 | 2005年NY日記
7月13日(水) 曇り

今日はちゃんと(?)起きれマスタ。
フジケン夫妻と一緒に家を出る。
オイラだけ地下鉄を途中で降りますた。
72Broadway駅で降りてセントラルパーク方面へ東に移動する。
この辺はアッパーイーストから、お金持ちが流れてきているとのことで、街行く人や、お店も高級感が漂ってるぞ。
ふむふむ。
そんな世界に憧れを抱くよりは、「SMOKE」を見てブルックリンに身を置きたい思うオイラがなぜこんなところにいるかというと、Dakota Apartmentを目指しているのでした。
知ってる人はもうピンと来ていると思うけど、ここはジョン・レノンとオノ・ヨーコが、ジョンの存命中に暮らしていたアパートです。
そう、この場所で彼は撃たれたんです。
そう思うと、なんだか胸が熱くなります。
涙腺がゆるくなっちゃうよ。
心の中で「Jerous Guy」と「Imagine」を歌いながら、しばらく佇んでみちゃいました。

そのままセントラルパーク内に進み、ストロベリー・フィールズを眺める。
なんか結構たいしたことないかも。
とは言いつつも、頭の中で「ストロベリー・フィールズ・フォレバー♪」なんて口ずさみながら反対側を目指します。
セントラルパークは自然がとっても豊かでね。
森あり、池あり、ジョギング、犬の散歩や自転車に勤しむニューヨーカーに混じってチラホラ観光客も目に付く。
池にはアヒルがいたり、鵜みたいな鳥や、加えてリスもいたりと自然がとても豊かでした。
日比谷公園にはハトとカラスしかいないんだろうなあ。
しかし、フジケンによると、セントラルパークは自然の姿を加工したものではなく、
2人の造園家によって道から気の一本に至るまですべてデザインされたものだとのこと。
なんだか、公園一つとっても洋の東西で作り方が違うもんなんだなあ。

そんなこんなで公園を東西に横断し、西側に出る。
そのまま北上し、メトロポリタン美術館を目指します。
この通りがとても素敵でね。
ジョンのLPの見開きあたりに、ヨーコとショーンと3人で歩いている姿が出てきそうだ。
石畳とケヤキ(?)並木がまっすぐ伸びてる。
そして、静かなんだな。
足の裏がチョット痛むけど、気持ちいいので歩いちゃった。

そしていよいよメトロポリタン美術館に到着。
デカイデカイ。
なんじゃ、こりゃ。
とりあえず、入場料を払って中に入る。
お目当ては憧れのゴッホと真珠の耳飾の少女を見て以来興味のあったフェルメール。
他にもたーーーーーーーくさんの絵画や美術品があるけれど、とりあえずは上記2人と、アフリカの民芸品を尋ねてみる。
アフリカの民芸品は一階右側すぐにあった。
お面や、武器や、彫刻などを眺める。
お面白怖すぎ。
羊のお面なんて目が恐いねえ。
アフリカにもトーテムポールみたいなのあるんだねえ。

そして、近代美術ではオキーフが気になりつつも、
なんて、気もそぞろにすぐに2階のヨーロッパ絵画のコーナーへ。
しかし、ここも広すぎて中々お目当てのゴッホにたどり着けなくて。
しばらくすると印象派の絵がチラホラ出てきた。
そろそろ来るかなと思ってたら、キターーーっ!
ゴッホキターーーーーっ!
自画像やら風景画やらいっぱい出てきたよ。
初めて生でゴッホを見ました。
やっぱオイラこの人好きだわ。
絵で鳥肌って立つんだねえ。
自画像は想像していたより小さくて、「ふーん」って感じだったけど、
それ以外の風景画はホントに良かったなあ・・・。
フジケンからは広くて疲れるだけだって言われてたので、あんまり期待してなかったけど、ゴッホ一人で完全にやられたよ。
同じ印象派関連のコーナーではマネとピサロが気に入りました。
やっぱ印象派周辺の絵画が好きみたい。

さらに、順番を間違えたのか、ゴッホの後にフェルメール。
オランダ画家のコーナーにレンブラントと並んでいました。
フェルメールは映画でモチーフにされた作品も並んでおり、感心してみちゃったよ。
ゴッホ周辺ほど感動はなかったけど。

その後アッパーイーストのセレブな町並みを眺めながら、北東へ進み、86 St.Lexington Ave駅から、グラセンを目指す。
次の目標は、MoMAニューヨーク近代美術館です。
長くなってきたので、続きはその08にて・・・。