ローラ・ニーロ(Laura Nyro)は、オイラの友人の間ではジョニ・ミッチェル、キャロル・キングと並べて、3大女性SSWと呼んでいました。
ローラはすてき。
ローラは繊細。
ローラは鋭い。
ローラは・・・大好きです。
基本はピアノの弾き語りです。
R&Bっぽい曲や、キャロル・キングのカバーもやったりしますが、真骨頂は彼女の独自の浮遊感のある世界です。
一度優しく彼女の世界に引込まれたと思ったら、彼女が突然破裂します。
抑えきれない感情や、はちきれんばかりの想いがあふれ出すのです。
彼女の歌には薄暗い世界を思い起こさせます。
暗いけど、その世界は、とても居心地がいいのです。
暖かい闇に包まれて、ゴンドラに乗せられて、あちらこちらに連れて行かれます。
詩の世界はとてもスケールの大きな母性を感じてしまいます。
そう、彼女は寛容とはいえないけど、それでもオイラを包み込んでしまうように思います。
浜田真理子姉さんもよく引き合いに出されますが、
真理子姉さんよりはもっとスケールが大きい気がします。
もちろん真理子姉さんの親密さと手厳しさは気持ちが良いんですが。
今回取り上げた曲は、彼女の1stアルバムのラストを飾る曲です。
この曲の世界は、村上春樹氏の小説に出てくる、「死は生の延長上にある。」っていう言葉や、
禅の思想を思い出させます。
死は平等に訪れるんだなあ・・・。
彼女は歌う、「私が死んだら、新たに子供が一人生まれ、そして世界は続いていく。」
ああああああ・・・..・ヾ(。><)シ
死んだら何も残らないし、次の世代がただ地球の上で生きていくですよね。
おいおい、石油と投資対象が欲しいがために、中東を大量消費社会にするための起点とするために、
いいがかりをつけて無理やり戦争を起こしてしまうどこぞの国の偉い人たち、
環境が壊されてしまうことよりも、自分達のコストのことしか考えない企業の偉い人たち、
そんな人に彼女の遺志を、腹の底まで落としたいです。
そう、彼女は早すぎる死を、1997年に迎えてしまったのです。
でも、そうだ。
一人の子供が生まれて、世界は続いていくんですよね。
ああ、Peace and Joy to the world・・・
"And When I Die" lyric & music by Laura Nyro
And when I die and when I'm dead, dead and gone,
(私が死ぬ時、死んでこの世からいなくなた時、)
there'll be one child born and a world to carry on, to carry on.
(子供一人が生まれ、そして世界は続いていくの)
I'm not scared of dying and I don't really care.
(私は死ぬことを恐れていないし、本当に気にしていないわ。)
If it's peace you find in dying, well, then let the time be near.
(死の中に平和を見出すことができれば、その時が身近になるの。)
If it's peace you find in dying, when dying time is here,
(死ぬ時がやってくる時、死の中に平和を見出すことができるわ。)
just bundle up my coffin cause it's cold way down there,
(私の棺は重ね着させて、だってそこまで下る道はとっても寒いから、)
I hear that's it's cold way down there, yeah, crazy cold way down there.
(そこまで下る道はとっても寒いって聞いたの、狂ったみたいに寒い道だって)
And when I die and when I'm gone,
(そして私が死んでこの世からいなくなる時)
there'll be one child born and a world to carry on, to carry on.
(一人の子供が産まれて、世界は続いていくわ)
My troubles are many, they're as deep as a well.
(私のトラブルはたくさんあって、いい感じに深くないるの。)
I can swear there ain't no heaven but I pray there ain't no hell.
(そこが天国じゃないってことは約束できるど、でも地獄じゃないように祈るわ。)
Swear there ain't no heaven and pray there ain't no hell,
(天国じゃないってことは約束できるけど、地獄じゃないように祈るわ。)
but I'll never know by living, only my dying will tell,
(でも、生きるっていうことからは何も知ることはなかったけど、死は教えてくれる。)
only my dying will tell, yeah, only my dying will tell.
(死は教えてくれるわ、死は教えてくれるわ)
And when I die and when I'm gone,
(そして私が死んでいなくなる時)
there'll be one child born and a world to carry on, to carry on.
(こどもが一人生まれて、世界は続いていくわ、世界は続いていくの)
Give me my freedom for as long as I be.
(私が生きている限りは自由をちょうだい。)
All I ask of living is to have no chains on me.
(生対して私の求めるものは私を鎖につながないこと。)
All I ask of living is to have no chains on me,
(生対して私の求めるものは私を鎖につながないこと。)
and all I ask of dying is to go naturally, only want to go naturally.
(死に対して私の求めるものは自然であること、ただ自然であって欲しいわ。)
Don't want to go by the devil, don't want to go by the demon,
(悪魔と一緒にこの世から消えたくはないし、デーモンと一緒に消えたくない)
don't want to go by Satan, don't want to die uneasy, just let me go naturally.
(サタンとも一緒に消えたくもないし、ぎこちなく死にたくないわ、自然といなくなりたいの。)
And when I die and when I'm gone,
(そして私が死んでいなくなる時)
there'll be one child born, there'll be one child born.
(一人の子供が産まれてるの。子供が一人産まれるのよ。)
When I die, there'll be one child born.
(私が死ぬと、一人の子供が産まれるわ。)
When I die, there'll be one child born.
(私が死ぬと、一人の子供が産まれるわ。)
When I die, there'll be one child born.
(私が死ぬと、一人の子供が産まれるわ。)
When I die, there'll be one child born.
(私が死ぬと、一人の子供が産まれるわ。)