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幸せ者

彼女のことだけをよく知ってる
そして音楽が胸の中でいつでも鳴ってる
そんな感じでいい

’04北海道旅日記 その8「さよなら北海道」

2004年09月12日 | ’04北海道旅行日記
9月4日(土) 晴れ

昨日寝たのが早かったため、6時半過ぎ起床。
連れの二人はまだ寝てる。
ばあちゃんはさすがに早起きでなにやら台所仕事。
テレビを見ながら話をする。
そういえば今年はばあちゃん以外の人からは例年通り「友達はいいから、早く嫁つれて来い。」って言われまくりましたが、ばあちゃんからは聞きません。
オイラの妹の結婚式も近いからそっちに気がいってるからなのか、すでにあきらめの域に達したのかは定かではありません。
朝食はまたまた採れたて野菜とご飯とお味噌汁と塩鮭と「イクラ」です。
朝から豪勢ですわ。
朝食後荷物をまとめたり、なんやかんやで9時過ぎに出発。
猫を抱いて見送ってくれるばあちゃんの姿を見ると、いつも涙が出そうになります。
いや、一人のときは半べそかいてるわ。(恥)
名残惜しすぎます。

気を取り直して快晴の空の下、小樽を目指します。
朝早い出発だからか、北海道だからか分かりませんが、1時間15分くらいで小樽駅前到着。
まずは、にしん御殿の旧青山邸へ。
立派なお家です。
メンテしてるとは言え、四半世紀たってもまだ立派に人を向かいいれることができるってスゴイですね。
ヨーロッパの石造りの建物とは違い、気候等も影響し、旧来、日本は木材中心の循環型資源社会を形成してきてきたんですよね。
木材建築の優れた点を見直す必要があるのでないかと考えてみました。
いかん、そのへんは知識が足りなすぎて、言葉足らずになってしまいます。

とりあえず、旧青山邸は成金の館という印象はぬぐえず。笑
大げさなことが苦手なオイラにはちょっとキツイなあと。

旧青山邸を後にして、港に車を止め早めの昼食をとりにポセイ丼へ。
昨年も行こうと思ったんですけど、店の表にまで行列ができていて断念したのです。
今年は時間がちょっと早かったこともあったけど、並ばずにすんなり入れました。
そして、オイラとNさんは花園丼、Cさんは三色丼をいただく。
うむうむ、中々ウマイです。
値段が値段だけに大満足です。
この値段でこの内容なら文句のつけようがないですな。

食事を終え、連れのお二人のたっての希望で、例年通り北一硝子へ。
オイラはあんまり興味がないので、待ち合わせ時間だけ決めて、小樽の街をフラフラしてみます。
雑貨屋さんを除いたり、フジケンへのお土産探したりして、港で船を眺めたりしてボーっと過ごしました。
ボーっとしながら、車洗車してガソリン入れて二人と落ち合って千歳空港へ。
なんだか知らないけど空港はすごい混雑。
あわよくば便を変更してもらって、羽田まで一緒に帰ろうと思っていたが、完全に無理でした・・・。
返す返すもあの旅行会社がうらめしい。

お土産を買ったり、国さん(の彼女の奈々ちゃん)に頼まれていたキティーちゃんストラップ秋リスバージョンをお土産屋さんで探したりしているうちに出発時間になりました。
根に持つ検査の入り口で二人と別れてトボトボのり口へ。
飛行機の中も人が多いのでとても騒がしく、落ち着かないです。

今年も色々ありましたが、北海道にまたいくつかの思い入れと、忘れがたい人、土地に出会いました。
とりあえず、年末もしくは年始にはまた行きます。
北海道の皆様今後ともよろしくお願いいたします。

’04北海道旅日記 その7「ラフティング&Amazing Glace」

2004年09月12日 | ’04北海道旅行日記
9月3日(金) 晴れたり曇ったり

7時半頃(だっけ?)起床。
頭が重い・・・二日酔いです。
一人でワインを一本飲んだからなあ・・・おえっぷ。
とりあえず、布団の上でウダウダしてみる。
頭が重いだけだぁ・・・。
ひとまず顔を洗ってみる。
全然ダメです。
キッチンに行って朝食を作るも全然のどを通らず。
パン2個、ソーセージ、スクランブルエッグ、サラダを食べる。(無理やり)
朝食を作っていると、今日一緒に下る人達が集まってくる。
後になって聞いたんだけど、その日はオイラたちのほかにはお客さんはいないので、
マヘとガンガがガイドのレッスンをやるらしい。
気軽にマヘとか呼んでるけど、実は偉大な人達らしい。
さてさてドライスーツに着替えて、体育館集合。
ドライスーというのは全身を覆い、水が中に入らないようになっているナイロン製のものです。
水が入らないように手首、足首、首ををゴムでしっかりしまめます。
首がしめられるぅぅぅぅ。
二日酔いのには厳しい・・・おえっぷ。
大丈夫か、オイラ?
鵡川に撒き餌はしないぞ・・・。

バスに乗り込み、一路鵡川のスタート地点へ。
バスには30分くらい揺られてます。
その間Daisukeさんからいつもの注意事項説明。
そして今HOAでガイドのトレーニングをしている「Sayaka」さんと喋る。
「Sayaka」といっても、「声はアイドルのお母さん譲りだけど、顔はむしろお父さんに似ていて、かわいいのかかわいくないのか微妙なところだぞ。」という2世アイドルではありません。
オイラは主に嗚咽していたので、連れのNさん、Cさんが主にトーク。
Sayakaさんは北海道の保母さんをしていたのだけど、外国で働きたくて海外に行ったりしているうちに、ふとしたきっかけでラフティングにはまり、そしてたまたまHOAでもやってみて、HOAの楽しく暖かい雰囲気に魅せられて、HOAで働くことになったそうです。
まったく同感ですわ。
昨日の夜の雰囲気といい、ガイドする時の雰囲気といいHOAの持つ空気感はオイラにはぴったり肌に吸い付くんだよね。
ラフティングは多摩川で一回やっただけだけど、そこの会社とは明らかに雰囲気が違うのね。
HOAはスタッフの人達の人柄や、廃小学校を改造したオフィスの持つ雰囲気が素晴らしいのです。
一昨年に初めてラフティングを経験した時、はじめは十勝川あたりで、
別の会社でやろうとしたんだけど、たまたまそのが修学旅行生を迎え入れるとかの理由で、断られちゃったんだよね。
それで、十勝地方でできるとこを探したら偶然HOAがあったのです。
もう、運命的なめぐり合いとしかいえないですね。
他のもっとシビアにラフティングを追求したり、サービス提供者と顧客の線引きをきっちりとした雰囲気を求めている人達には不満なのでしょうけど、オイラたちが求めていたものがそこにあったんです。
人生にはこういう「めぐり逢い宇宙」的な出来事がいくつかあると思うのです。
もっとあるといいなあ。
そんなこんなで今年もHOAのラフティングが始まります。
前置き長すぎですな・・・。

さてさて、いよいよスタート地点にやってきました。
今年もガイドは「マヘ」ことマヘンドラです。
オイラ達3人の他には、マヘからトレーニングを受けるRobさんも同乗します。
マヘ、Rob、オイラ、Nさん、Cさんの5人。
レスキューカヤックには社長のPat。
もう一方のボートには、トレーナーのGangaさん、Syakaさん、Patの姪でこれまたトレーニング中のKate(来日3日目)、かめ君、しょうた君の5人です。
一昨日までの台風や昨日の雨で水量が増えているかと思いきや、それほどでもないみたい。
ボートを川に下ろし、みんな乗り込みます。
急流を下る時の迫力!
岩と岩の間をかなりのスピードですり抜けます。
多摩川とは違い急流や岩場が次から次へとやってくるので、全然飽きることがありません。
また、流れの緩やかなところでは隙を見せるとお約束で川に落とされます。
みんな疑心暗鬼なのが笑える。
また、「Surfin'」と言う、流れに逆らいひたすら漕いで漕いで漕ぎまり逆流する遊びをしたり
ボートの船尾を持ち上げ全員後ろのほうに座り、右側の人は前に漕ぎ、左側の人は後ろに漕ぎ、
そうするとボートが回転しドンドン角度が上がり垂直に近くなり、みんなで川に落ちる遊びなんてのもやりました。
今回はRobさんのトレーニングも兼ねているので、たまにガイドを代わったりするのですが、やはりマヘとは一味違いますね。
まへは遊び心もあるので、すきを見せるとボートを岩にぶつけてオイラ達をひっくり返したりします。
川もさることながらマヘのガイドはやっぱ素晴らしい!
一回だけ岩に乗り上げましたけど、後続のボートも乗り上げてたので難しいいわばだったんだろうと言うことにしてあげる。笑
あっという間にゴール地点に着きました。
およそ2時間の興奮のときでした。

HOAに戻るバスの中では主にRobさんとおしゃべり。
他の皆さんは疲れて寝てる人も多かったんでね。
Robさんオフシーズンは札幌で英会話の先生をしているらしい。
同い年には見えないくらい迫力のある風貌ですが、心はとても優しいナイスガイでした。
昨日の夜豆腐くれたからじゃないよ。
本当に優しい人だったんだよ。

HOAは今年もたくさんの思い出をくれました。
夜の宴会、ラフティングの興奮、Kayの成長などなど・・・
でもやっぱ一番の思い出はスタッフの人たちの暖かさだなあと、心から感謝しつつHOAを後にするのでした。
絶対来年も行きますので、HOAのみなさま覚悟して置いてくださいな!

さて、日高を後にして、一路ばあちゃんの家のある当別を目指します。
峠道をひたすら進み、ダンプカーの遅さに辟易としながらも車は進みます。
平地に降り、美しい丘のある田園風景のまっすぐな道を進みながらBGMで流れるのはAmazing Graceをの色々な人が歌うオムニバスのアルバム。
ゴスペルなどでも歌われるこの歌は、ドラマの主題歌で一躍有名になりましたね。
元々は黒人霊歌ですけど、歌詞の内容も人間の尊厳と神への感謝ですけど、こういうEver Greenな土着の歌が通り過ぎる風景とマッチして感動しました。
Cさんには申し訳なくも、3曲目くらいで飽きてきましたけど。笑
宗教を信じている人を否定する気持ちは全くありませんが、オイラ個人としては宗教には全く興味ありません。
キリスト教の歴史も血にまみれちゃってますし、仏教や神道は身近ですけど宗教って言うよりは因習に近いです。
とは言え、こういう音楽を作り出す文化的な側面に対しては敬意を抱かないいられないです。
日本人にだってできないはずないんだから、がんばれ日本のアーティストの人たち!

そんなこんなで5時半頃当別の町に到着。
このまちはオイラが小学生になるまで、長期の休みなるたびに過ごした場所なので町に近づくだけで心が潤っていくのです。
北キャバクラと並んでオイラの原風景です。
ばあちゃんの家に着くと、ばあちゃんとおばさんが出迎えてくれます。
「電話がないし、台風が直撃してたから心配したんだよ。」的なことをばあちゃんに言われるとオイラの仕事でミスをして課長に小言を言われているときの数十倍心が痛みます。(課長ごめんなさい)
この旅最後の夜は、ばあちゃんの家の庭でジンギスカンを食べようと思っていましたが、到着がちょっと遅れてしまったためおばさんの手料理でした。
ばあちゃんの家の畑で取れたものばかりをつかった料理です。
取れたて野菜をふんだんに使ってるので美味しい美味しい。
同じ料理を東京でつくったらこんなに美味しくないはずです。
料理は素材が命なんですねえって、おばさんの料理の腕ももちろん素晴らしいですよ、念のため。

そして夜は静かに穏やかに更けていきます。
テレビ見ながらいつの間にか眠っちまいました。
明日は小樽経由で千歳に向かいます。

’04北海道旅日記 その6「HOAという心地よさ」

2004年09月10日 | ’04北海道旅行日記
さてさて2日の夜19:30頃HOAに到着。
宿泊の予約は入れておいたので、人はいるみたいです。
外からキッチンを見ると、社長のPatと奥様の尚美さんの姿が見えます。
お元気そうで何よりです。

一昨年はラフティングだけしてすぐ出発しましたが、昨年は宿泊し、夜遅くまで、みんなで絵を描いたり、フジケンがマジックを見せたりと大盛り上がりでした。
あれだけ楽しく遊んでもらったけど、まだ覚えていてもらえるでしょうか?
Kay(社長のPatと尚美さんの子供、女の子)は大きくなったでしょうか・・・。
予約の電話のときは特にそのことは話さなず、いきなり来てみたのでどんなリアクションをしてくれるのか・・・ちょっと不安ですが。

正面玄関の扉をガラガラ開けると、尚美さんが出迎えてくれました。
あたりは暗くなっていたし、玄関付近には電気がついていなく、尚美さんもはじめは普通に応対しようとしてたんですけど、ふとこちらの顔を見て、「あれー!みなさん、あの似顔絵の!」なんて声をあげてくれました。
覚えていてくれたみたいで、嬉しかったなあ。
荷物を部屋(畳を敷いた教室)に運び込み、キッチン(家庭科室)を借りて夕食を作ることに。
キッチンに入ると慧(Kay)が尚美さんにご飯を食べさせてもらってます。
「アウアウ」と言葉らしきものも喋ってますよ。
Kayは現在1歳3ヶ月ですが、すでに走り回ってますよ。
元気、元気。
連れのNさんの話だと、向こうの子やハーフの子は成長が早いらしいですね。
黒人さんとのハーフだともっと成長が早いみたいで。
ちゃんと食べてたので、頭をなでてあげたら、かまぼこくれた。
食べてみた。
また、頭をなでてみた。
「あうあう」言ってるところを見ると、喜んでいるんだろ思う・・・。

しかし、社長と尚美さんとKay以外の人達の姿が見えません。
ガイドはとっくに終わってるとしても、キッチンで何か食べたりしてるはずなのに・・・。
尚美さんに聞くとニセコに助っ人で出ていて、9時半過ぎに帰ってくるとのこと。
マヘやガンガはもう少しお預けです・・・。
また、尚美さんの妹さんで去年はHOAにいた、雅美さんがいません。
尚美さんに聞いてみると、雅美さんは1年間の予定でニュージーランドに行っているそうです。
お会いできなくて、残念です。
フジケンの抜群に似ている似顔絵が忘れられず・・・。

さてさて、今晩は手作り?パスタです。
ミートソースは缶詰買ってきましたがね。
ワインをちょっとだけ入れて味を調整しようと試みるも、あまり味は変化せず。
あとは、ナスとベーコンの炒め物、ツナサラダという簡素な夕食でした。
でも、結構美味しかったな。
そして、料理に使うために買った安いワインが余っているので、それをがぶ飲み。
普段はワインを飲むと酔っ払う体だけど、この日は気分が高揚してるのか中々酔っ払いません。

9時半過ぎにバスでスタッフのみなさんが戻ってきました。
校舎の中もざわついてきます。
一人二人と知らないスタッフの人達がキッチンに入ってきます。
そして、ついに見知った顔が現れました!
「マヘ」こと「マヘンドラ」です!
目が合うとにっこり微笑んでくれました。
「ヒサシブリー!ゲンキダッタ?」なんて日本語も出てきてます。
こちらも椅子から立ち上がり、「元気、元気。マヘさんも元気そうで・・・。」なんて言いながら握手。
覚えててもらえましたよ。
続いてGANGAもキッチンへ。
GANGAとも握手!
ビールの缶をガラガラ捨ててます。
みんなバスの中で飲んできたみたいです。
だから、ちょっとテンション高めなので。
こっちも負けてられないぞ。

久しぶりの邂逅は、暖かく、軽やかに、少しぎこちなく行われました。
尚美さん、Kay、マヘ、ガンガに加えて、Daisukeさん、Makotoさん、Robさん(豆腐いただきました。)、みんなととても、とても、楽しい一時を過ごせました。
そりゃ、オイラ達は客だから、相手にしてくれたなんていう見方もあるのかもしれないけど、
少なくともオイラ個人としては、そういう「わざとらしさ」は感じられませんでした。
そして、オイラ達は、この場でHOAのみんなとコミュニケートできていることを、心から楽しんでました。
Kayがいつもは寝る時間なのに、熱気に当てられていつまでも寝ません。
マヘは去年フジケンが披露した、手に箸がくっつくマジックを、Daisukeさんに得意げに見せてます。
他にも色々あったんだけど、酔っ払ってて覚えてないですわ。(f^^)
12時近くに、みんなが三々五々帰り始めて、楽しい場もお開きとなりました。
ちょうど1年ぶりのHOAが、1年前の雰囲気そのままに、そこにありました。
きっと来年もそこにあるでしょう。
そしてオイラ達は、そのHOAの空気や匂いに誘われて、またここを訪れるでしょう。

さて、明日はいよいよラフティングです。
1年目は鵡川、2年目は沙流川、3年目の今年はまた鵡川だそうです。
10時半頃から突然大雨が振り出しました。
また、一昨日までの台風が川の水嵩を増してくれると嬉しいんだけど。
今年は何が起こるのでしょうか・・・。
では、また明日。

’04北海道旅日記 その5「石の家」

2004年09月08日 | ’04北海道旅行日記
9月2日(木) 曇ったり青空見えたり

朝っぱらから、隣のテントおっさん二人が話し込んでる。
その声で目が覚めました。
眠い・・・
30日の雨で濡れたテントも何とか乾き、片付けることができました。
良かった、良かった。

まずは、何年も富良野を訪れながら、一度も行ったことのなかったファーム富田へ。
ラベンダーは終わってしまっていますが、サルビアや早くもコスモスが咲いていて、見応えがあります。
富田さんとラベンダーの物語を立ち読みしたり、香水を作るところを見学したり、
ドライフラワーのお店で感動したりして、十分堪能しました。
そして、売店で「いちごミルク」と数量限定「メロンシェイク」を飲みました。
「いちごミルク」は普通に美味しかったんですが、「メロンシェイク」が激ウマっ!
メロンの果肉も入っており、自分でかき混ぜてから飲むんですけど、メロンの風味と果肉の粒の食感と、シェイクのまろやかさが混ざり合って・・・ウマーーーーー!
ファーム富田の「メロンシェイク」500円とちょっと高めですがはお勧めです!

ファーム富田を後にして目指すは美瑛。
一般的な国道は何度も通っているので、今回は裏を回ってみました。
途中からダートに変わり、車一台がやっと通れる道が続きます。
左右は丘を利用した畑が続きます。
農道を観光に使ってしまってちょっと気がひけましたが、緑と秋空と連なる丘の風景は、
頭の芯を掃除してくれるようです。
ダート道でそこそこ時間を取られてしまったので、美瑛に着いたら11時過ぎでした。
親子の木だけ眺めて、早くもお腹が空いてきたので、昼食を取りに「ブラン・ルージュ」へ。
オイラはビーフシチュー、連れの二人はチキンスープを注文。
う、ま、い。
素材の良さもありますが、屋外のデッキで食べる昼食は気持ちがいいです。
葉のこすれる音も聞こえるし、もう秋なのでトンボもやってきます。
ハチやハエもやってきますがね。

食事を終えて次に目指すは拓真館です。
美瑛の丘を写真に収めた写真家前田真三さんの写真が展示してあります。
風景写真は、偶然と必然の産物なのでしょう。
奇跡的な美しい丘の風景写真がたくさん飾ってあります。
入館無料ですし、近くにあるお土産屋さんの裏手の丘に登れば、遠くまで見えてとても気分が良いですね。

続いて、四季彩の丘にも初めて行きました。
ファーム富田やかんのファームよりも丘の上のほうにあるので、景色は素晴らしかったです。
いかんせん、素朴さや、手作り感、親密さといったものが、富田さんとこや、かんのさんの所とは違い、感じられませんでした。
要するにあまりに観光地化されすぎていると感じました。
オイラが求めているものとはちょっと違ったかな。
景色は一番いいだけに残念でした。

さて、いよいよ、いよいよ念願中の念願、五郎の石の家に到着です。
ドラマの撮影も終わったため、今年の5月(?)から入場料(200円)さえ払えば間近で見られます。
今まで何度も石の家は見てますが、間近で見られる、触れるとあれば北の国からマニアとしては行かないわけにはいきません!
駐車場に15:00頃着いたのですが、結構な車の数です。
できれば静かに見たかったがしょうがない。
いつもの道を進むが、どうしても足早になってしまいます。
林を抜け、開けた場所にいつも通り石の家が佇んでいます。
ゲートで入場料を支払うと右手石の家前の柵の中には羊が何匹か草を食んでいます。
「遺言」で五郎さんが飼っていた羊です。
以前は拾ってきた町の中にある小屋で飼われていたのですが、こちらに移されてきたようです。
羊を横目で見ながら正面を見るとそこには炭焼き小屋が。
数々のシーンが思い出されます。
「'98時代」で純が草太の言動に対する愚痴をこぼすと五郎さんがすかさず、「純、人の悪口はあんまり言わんほうがいい・・・」とつぶやくシーンが印象的です。
思わず記念撮影。
急激にミーハー度があがってます。
そしていよいよ、母屋へ。
段々近づいてきます・・・まずは五郎さん自慢の風呂をのぞきます。
そして写真撮影をかき分けながら、家の中をのぞきます。
ドラマのままです。
そして、ポーチへ上ります。
ここは正吉、蛍、純の3人で五郎さんに結婚の報告をするところ。
思い出して涙が出てきそうです。
裏からも家の中をのぞきました。
気分は高揚して、異常なテンションの高さです。
しばらくひたっていると団体さんがやってきて騒がしくなってきたのでしぶしぶ退散。
しかし、念願かなって大満足。
いや、来年も来ようっと。←バカ

余韻にひたりながら麓郷カフェでプリンやスティックチーズケーキを食べる。
たぶん、オイラはぼんやりしていたと思います。
一休みして、その後ニングルテラスへ。
様々なお店を見てまわりました。
雰囲気があるモールですね。
しかし、オイラの心を捉えたのは「北の国からの落し物」という北の国からグッズのお店。
もう、どうしようもないですな。笑
五郎さん仕様の帽子をお土産に買い、ニングルテラスを後にします。
この旅で一番充実していた時間でした。

そもそもなぜオイラがこんなにも「北の国から」にはまっているか。
詳細は別に記載しますが、「禅とラスタファリズムと北の国から」というキーワードで語ります。
興味がある方は(いるのかそんな人?)Blogを見守っていてくださいませ。

さて、ニングルテラスを出て向かうはHOA
宿泊もできるので、今年も泊まらせてもらいます。
素泊まりですがキッチンを借りることができるので、食材を買い込み、温泉で一休みして、HOAへ向かいます。
HOAはスタッフの皆さんが暖かく、楽しい人たちばかりです。
今年も色々遊ばせてもらいます。
HOAのお話、また次のBlogにて・・・

’04北海道旅日記 その4「廃退の美と自然のたくましさ」

2004年09月07日 | ’04北海道旅行日記
9月1日(水) 曇りと晴れの間くらい

音更サイクリングターミナルで朝食を食べる。
これが美味しかった。
この宿はとても使える!
来年もテントが厳しい時はここを候補に入れようっと。

さて、宿を出て向かうは六花亭
連れの二人のお土産買い物とケーキつまみ食い。
六花亭の本店は、1個100円~のケーキを何種類も売っています。
そして、いくつかカウンターみたいなものがあり、無料のコーヒーと一緒にその場で食べることができます。
毎年これが楽しみで、楽しみで。
そして、昨年までは六花亭に到着するのが午後3時過ぎと言うのが多く、さくさくパイという御菓子はいつも売切れでした。
プロローグにも出てきた先輩のHさんから「さくさくパイ」の美味しさをいやと言うほど聞かされていたので、恋焦がれていました。
そしてついにゲット!嬉しい!
どこか眺めの良いところで食べようということで、とりあえず持ち帰りに。
うむむむ、食べたいが、ここはがまんです。

目指すは糠平湖です。
ここには旧士幌線のアーチ橋や線路の跡があります。
これは最近静かな廃墟廃線ブーム(?)も手伝い保存のNPOもできるほどの人気廃線です。
昨年も見に行ったのですが、今年はもうちょっと詳しく散策しようと言うことになり、アーチ橋以外にも色々見て回る予定です。

帯広から糠平湖を目指して国道を北上します。
上士幌の街中を過ぎる頃、そろそろさくさくパイが食べたい衝動がピークを迎えます。
そして、何気ないCさんの「この高原牧場に行ってみない?」の一言で、ナイタイ高原牧場に立ち寄ることになりました。
写真のコーナーにも載せましたが、この牧場への道が素晴らしい!
直線やワインディングが適度にやってきて、さらにUp&Downも満載。
ジェットコースターみたいな道路です。
しかも、道路の両サイドは丘というにはあまりにも広大な牧草地に、牛が点在しています。
中標津の一直線の道路も良いですけど、この道路も爽快です。
自転車で来てみたいなあと思いました。
アップダウンがきつすぎてすぐばてるだろうけど。
とにかく気持ちE---------!
そんな道を15~20分くらい進むと、モニュメントとレストハウスのある地点に到着。
ここから十勝平野が一望できます。
雄大で美しく、荘厳な景色が目の前に広がります。
丘を駆け下りて、ちょっとジャンプすれば空も飛べそうな気になるくらいの開放的な景色です。
感動!
牛乳飲んだり、レストハウスを見学したりして、いよいよ「さくさくパイ」をご賞味いたします。
一口かじります・・・ウマーーーーー!
パイのさくさくとカスタードクリームの甘すぎない甘さの中にあるまろやかな旨み。
ああ、幸せ・・・。
この風景と「さくさくパイ」・・・贅沢なひと時でした。

そうしてナイタイ牧場を後にし、一路糠平湖へ。
牧場のレストハウスにおいてあった、士幌線アーチ橋マップを頼りに糠平湖周辺を散策しました。
旧幌加駅跡では緑が生い茂るプラットフォームがあります。
駅舎はもうなくなっています。
ただ、プラットフォームと線路が横たわっています。
かつて人が行き来し、列車に乗り降りし、生活していたという過去は湖の底に沈んでしまったようです。
今は乾いた風だけが吹き、その音だけが響いています。
なんだか、フワフワした気分になります。

次は旧幌加駅跡を跡にメインディッシュの「タウシュベツアーチ橋」を目指します。
一番間近に見られるスポットから見ると浸食が進んでいるのがわかります。
湖に体を漬したアーチ橋は去年見たときには感じませんでしたが、役目を終えてゆっくり風呂にでもつかっているように見えました。
ご苦労様です。
でも、そんな姿を人に見られるのはあまり気持ちの良いものじゃないですよね。
あなたが露出狂でない限りは。笑

そしてもう少し離れたところからアーチ橋が見えるスポットに移動し、眺めてみる。
今度は陸に上がる恐竜のように見えました。
不思議な光景ですね。
興味のある、十勝地方に住んでいる方はぜひ一度ご覧ください。

アーチ橋を堪能し、三国峠、層雲峡、旭川空港を経由して美瑛を過ぎ十勝岳温泉へ。
6時半頃到着したのですが、あと少しで沈む夕日をバックに右には旭川の街、左前方には富良野の街灯りが見えます。
これも美しい・・・感動します。
さてこの温泉は露天風呂が良いですね。
露天風呂の正面、薄暗い中に十勝岳が浮かんでいます。
風と水の流れる音が聞こえます。
しばらく、ぬるめのお湯につかっていると星が一つ二つと現れます。
濃紺の空が体の中に沁みていくような気がしてきます。
風呂を上がり、カーヴァー「夢」を読む。
痛すぎて、悲しすぎて、救いなのか、何なのか分からないザラザラした感触が残りました。
そのザラザラは決して、嫌いではないです。

連れの二人が出てくるのを待って富良野の街へ。
カレーとソーセージのお店唯我独尊へ。
大盛りソーセージカレーを食べる。
程よい辛さで相変わらずウマーーー!
おつまみセットもお持ち帰りし、夜のお酒のお供に。

そして、夜はこの旅二度目のテント。
毎年のように使う森林公園です。
無料ですから。

曇ってきて星が全然見えません
明日は晴れると良いなあ。
なにせ、いよいよ石の家が間近で見られるんですからね!
オイラの中でこの旅最高潮にテンションが上がる瞬間がやってくるのだ!
ということで明日に備えて寝ましょうかね・・・ZZZ。

’04北海道旅日記 その3「台風♪台風♪どどどどどっど~ん♪」

2004年09月06日 | ’04北海道旅行日記
8月31日(火) 知床はとりあえず、曇り

ウトロの町は曇り空。
雲の流れは早いのでじきに奴がやって来るでしょう・・・台風が。
知床岬観光船は強風のため欠航で、することがなくなりました。
とりあえず、知床八景といわれる「オロンコ岩」に登りました。
断崖絶壁をガタガタの階段を登る。
ひたすら登る。
何段あるんだ、この階段・・・。
やっと展望台まで乗ると、知床峠とオホーツク海が見渡せる。
晴れてたら眺めが良かったんだろうなあ・・・。

そそくさと次の目的地「神の子池」へ。
摩周湖の裏手のほうにありました。
写真の池です。
初めて見ましたがこれは綺麗です。
本当に神秘的です。
この池はなぜ青いんでしょう。
どなたか知ってる方教えてください。
吸い込まれそうです。
どこか別の、パラレルな世界への入り口みたいです。
雨は降ってきていますが、見ていて全然飽きません。
しばらく佇んでしまいました。

さてさて、神の子池を後にして次なる目的地は摩周湖です。
世界有数の透明度と、霧で有名な摩周湖です。
摩周湖の湖面が見れることはわりと希らしいです。
そして、摩周湖の湖面を見ると婚期が遅れるなんていううわさもありますね。
去年も行きました。
一昨年も行きました。
その前の年も、その前の年も・・・
毎年きっちり湖面が見れてます。
ということは婚期がおくれ・・・うぷぷ。
気にはしてないんですけど、なんとなく。
そしてついに今年、初めて湖面が見れませんでした。
そりゃ、台風で霧だか雨だか飛沫だか良くわからない状態でしたもの。
強引に見えないと言う事実だけを作ってきました。
はい、とても非生産的でした。
やれやれ・・・。

そして、屈斜路湖を通り過ぎ一気に阿寒湖へ。
阿寒湖についても台風の勢いは全然衰えません。
ここではアイヌコタンに行き、食事&民芸品チェック。
そしてここで丸木舟を発見。
このお店は屈斜路湖に本店があるんですけど、本店のほうは食堂、民宿、シアターを兼ねており、アイヌの音楽と踊りをやっているそうです。
見たことないけど。
で、結局ここで去年も食べたコタン丼を食べました。
コタン丼は豚肉とギョウジャにんにくとしいたけを卵であえたものがご飯にのってるんです。
豚肉が柔らかければもっと美味しいな。
がんばれ、丸木舟。
がんばれ、アトゥイ。
食事の後はアイヌの魔除け模様のついた鉢巻を購入。
これが中々かっこいいです。
寝るときに枕元において寝てます。

雨は益々ひどくなってますが、かまわず一路帯広目指して山中を突き進みます。
途中北海道の五色沼である、「オンネトー」に立ち寄りました。
こちらもNさんご所望です。
本当は台風で観光どころじゃないのですが、根性でオンネトー見学。
五色もありませんわ。
ほとんど茶色。
うーむ、天気の良いときにもう一度来ましょうね。

いい加減台風も収まってきてくれることを願いつつ、峠道をひたすら走る走る。
足寄の町を通り、上士幌に抜け、士幌町を通る頃には雨も上がり、ついにこの旅の初日以来の青空に遭遇。
気分が急に高揚してきました。
ただし、以前風が強いので今日も宿を押さえました。
Cさんグッジョブ!
音更サイクリングターミナルという宿に泊まりました。
安いのに温泉を含め施設が充実していて、かなりリーゾナブル!
しかも、帯広の町の夜景も綺麗に見えました。
ナイスチョイスです。

そして、お酒とつまみを買い込み語りの夕べです。
仕事の話も漫ろに、恋愛トーク。
オイラの連敗の話を中心に日付が変わってもなんやかんやと話してました。
酒の力、見知らぬ土地という不安、旅行中という開放感、夜の空気感で、素面じゃ話せないようなことも語っちゃいますわ。
結論としては「とにかく3人とも加点法を心がけ、やるしかない」ということで。┐(´-`)┌
結論なんだか、中途半端なんだかよく分からないけど、眠くなってきたので寝ることにしよう・・・。
明日は、六花亭でおやつ食べて、廃線探索です。
たーのーしーみー。

’04北海道旅日記 その2「どさんこ」

2004年09月05日 | ’04北海道旅行日記
8月30日(月) 朝から雨が降ったり止んだり

7時起床。昨日の夜からテントをボトボトと雨が打っていたので、そうなんじゃないかと思っていましたが、雨です。
パラパラですが降っています。
うーむ、鶴居どさんこ牧場には午前半日コースで予約してあるんですが、本当に開催されるのかなあ・・・。
そうなのです。
今日は生まれてはじめての乗馬をすることになっていたのでした。
半信半疑のまま、どさんこ牧場へ。
駐車場にはすでに車も停まっています。
恐る恐る入り口をくぐると、すでに人が何人かいます。
開催されるみたいです。
連れのNさん、Cさんもほっとしています。
さーて、生まれて初めての乗馬です。
どうなることやら・・・。

着替えと簡単な講習を受けて、今日自分が乗る馬の前へ連れて行かれます。
半日コースはオイラ達3人とおいらたちよりちょっと年上のお姉さんの4人です。
後で聞いたら、和歌山から来てるって言ってたので、借りに「和歌山さん」と呼ぶことにします。
それぞれの馬の前にスタンバイ。
出発準備までの間、馬の首の右側をなでる。
「稲中の前野(井沢だっけ?)」も言ってたけど、その通り馬は目が優しいですねえ。
しかも、なでてると少しずつこっちに寄ってくるの。
いやいや、早くも可愛いいなあと思ってたら、後ろ足の足元に大量のウ○コとオ○ッコが・・・。
乗るときに気をつけなければ・・・。
なんとか馬の背に乗り、重いんだろうなあ、申し訳ないなあという気持ちでいっぱいでした。
元々北海道に行く前からオイラみたいな重い人間が馬に乗れるのか不安だったんですよね。
ジョッキーの人なんてみんな体の小さな人達ばかりですし。
おいらも乗れると知った時も馬に申し訳ないなあという気分でいっぱいでした。
そんな気分で、いよいよ出発です。

ということで、初心のオイラ達は牧場の「佐藤さん」を先頭に前の馬の尻尾と面懸なのか轡なのかを紐で結び、並んで進みます。
まず、牧場内をグルグル回って感触をつかみます。
・進めは馬のお腹を両足で叩きます。
・止まれは手綱をまっすぐ引く。
・左に行きたいときは手綱を左側だけ、右に行きたいときは右側だけを引っ張る。
これだけ覚えておけば、調教してあるので大丈夫とのこと。
いよいよ外に出て行くというときに、佐藤さんから各馬の名前と性格を教えてもらい、それを踏まえて注意して、乗ってくださいとのことです。
以下馬の紹介です。

Nさん:松緑♀「おとなしい。前の馬にきちんと付いていく。」

Cさん:ジュピター♂「気が弱い。いじめられっこ。松緑が大好きで、いつも後を付いていく」

和歌山さん:仙姫♀「まじめ。きちんと前の馬の後を付いていく。」

オイラ:クッキー♂「食いしん坊。すぐに道草を食み、他の馬に後れを取る。」

・・・なんだオイラの馬のキャラ。
佐藤さんは狙ったのか・・・。

とにもかくにも牧場から出発!
はじめは道路脇の獣道を並んで進みます。
そして、牧草地を越え、林の中を抜けて進みます。
その間、前方の馬はきちんと前に進みますが、オイラのクッキーは道の脇に生えた草を食べる食べる、また食べる。
他の3人が順調に進んでいるのに、クッキーだけ草を食べさせないようにするのが大変でした。
最初に感じていた同情心は鶴居の林の中に消えていきました。
道の脇には蕨や、トリカブトの花も咲いていてとても綺麗です。

林を抜け、少し開けたところに到着し、休憩を取りました。
馬も休憩場所は分かっているそうで、ここでは草を食べてもいいようです。
馬ってウ○コするときは走りながらでもできるんですが、オ○ッコは止まらないとできないらしく、みんなお花摘みタイム。
ジョロジョロ、しながら草を食んでいます。
もちろん、クッキーも食べます。
お前散々さっき食ってたろうに・・・。
馬を降り、記念撮影もしました。

休憩中に佐藤さんから「道産子」は日本古来の馬でサラブレッドとは違う種類の馬なんですね。
だから、昔の武士達はこういう馬に乗っていたみたいです。
すでに、一人で武士気分に浸っていたオイラは、より気分が高揚してしまいました。
なんだか、思っていたより全然楽しい。

15分ほどの休憩の後、牧場へ帰ります。
帰りは結んでいた紐も解き、それぞれすこし開放されたように開けた野原を進みます。
しかし、うちのクッキーは相変わらず食べる食べる。
進めの合図をひたすらして、草に顔が行きそうになったら左右にかを引っ張るのですが、
めげずに草を食べようとするんだ、こいつが。
まったく、誰に似たのか食い意地が張ってるなあ。
途中「歩き」の他に「駈足」もさせてくれました。
「駈足」の時は馬が跳ねるので揺れにあわせなくてはいけません。
うーん、お尻に衝撃が・・・。
そして、「駈足」に慣れないオイラを横目に、相変わらず食べるクッキー。
食べてると他の人から遅れを取る。
進め、走れ野合図をすると慌てて皆に追いつこうとする。
追いついたら安心して食べようとする。
また、追いつく。
の繰り返しでした。

なんとか牧場に到着しました。
馬を下りるだんになってくると、クッキーがいとおしくなってきちゃうのでした。
不思議なもんですねえ。
道草との葛藤の思い出しかないのに、なんとなくいとおしいのです。
直ぐ情が移っちまうなあ・・・だって、目が優しいんだよぉぉぉ。笑

ということで、想像していたより、気軽に楽しめ、武士気分も味わえるどさんこ牧場。
ちょっと値段は張りますが、かなり楽しめます。
あ、それとオイラの趣味の一つに「乗馬」加わることになりました。
はいそこ、一回しか乗ったことないくせにとか言わない!

その後、昼食をとりに多和平へ。
手作りパンとビーフシチューを楽しみにしてたのに、狂牛病の影響か、ビーフのメニューがなくなっている・・・。
あのとろけるビーフシチューが食べられないなんて!!
しかし、パンは相変わらずウマイ。
変わりに食べたチキンスープカレーも中々いけました。
ただ、重ね重ねあのビーフシチューがね・・・。

そして、ここから一気に野付半島のトドワラ目指します。
多和平から野付半島までの道で、緑が建屋を包み込み、ナウシカのオウムのような廃墟を発見するも雨が降り出していたし、先を急がなくてはいけないため断念。
その後かなり後悔。
来年言ったときは絶対写真に収めよう。

トドワラは台風の影響で雨が激しくなっている上に、3年前に来てその荒涼とした風景、とくに動物の白骨のようなとど松の枯れ木に恐怖感を抱いてしまったため、足早に去ることに。
Nさんは近くで見たかったんだろうなあ・・・。
申し訳なかったです。

そして、そこからまた一気にウトロを目指します。
羅臼を素通りし、ウトロに予約しておいた民宿へ向かう。
会社の契約している民宿だけあって、1泊1食付3人で9500円!
安かった・・・。
そして、7時を過ぎ、例年通っている郷土料理の店へ向かう。
なんと本日は終了しましたの立て札が・・・。
ガーン!
仕方なく、他の店に入るも、新装開店した店らしく、応対もあたふたしている感があり、ししゃももないしげんなりです。
やはり、地方都市では食事は7時までが原則ですな。
とは言え、それなりの味なんですけどね。

そして、酒を買いつつ宿り戻り、ジィジ~孫といた夏を見る。
一人号泣。
弱いんです、こういうの、ベタだけど。
さらに台風情報を見る。
明日15:00、北海道に上陸とのこと。
さてさて、明日は台風の中を運転か・・・。
やるしかねえ。

’04北海道旅日記 その1「前進前進前進、ひたすら前進」

2004年09月05日 | ’04北海道旅行日記
8月29日(日) 2日目 曇り
旅行の連れ2人をピックアップしに千歳空港へ。
当初の予定では現地到着10:00の飛行機を予約したつもりだったのに、
旅行会社の手違いで12:30到着の飛行機になりました。
安いことは安いんだけど、やっぱこういう旅行会社はダメだな。
もう、二度とつかわねえぞ!怒

それはさておき、飛行機が遅れたため、結局1時過ぎにやっと落ち合い、
空港で食事を取り2時過ぎになってようやく空港を出発。
一路釧路(!)を目指すのでした。
ひたすら、曇り空でいまいちテンションが上がらないまま、釧路を目指す。
夕張素通り日高峠、日勝峠を抜け、帯広のドラッグストアでちょっと買い物だけして、一路釧路へ。
何とか7時半過ぎにたどり着きました。
5時間ちょっとでした・・・旅と言うより移動の一日でした。

そして、宣言通り釧路の回転寿司屋なごやか亭へ行きました。
30分くらい待ってBox席に着席し、3日間食べる食べるひたすら食べる。
さんま、炙りサーモン、かに、かんぱち、またさんま・・・。
一心不乱とはこのことで。
もちろん、ウマイ。
そして、3人で30皿弱を平らげ、かに汁や、茶碗蒸しや冷製スープ
なんぞを食べまくり、一人2000円弱。
安すぎるぞ、うま過ぎるぞ北海道。
満腹になったところで、山花リフレの温泉へ。
本当はグリーンパークつるいに行こうと思ってたんですが、寿司を食べているうちに8時半を過ぎてしまい、日帰り入浴の時間を過ぎてしまいました。
山花も露天も薬膳湯もある温泉なのでいいんですけど。
毎年感じますが、北海道は日帰り入浴ができ、ゆっくりできる温泉がいっぱいあってうらやましいですな。
関東のスパは混んでるし、値段も高いので辟易としますんで。
オイラの中での良い温泉は混んでいなくて、洗い場の設備が充実し、できれば露天があって、風呂上りにゴロゴロできる休憩場があれば最高です。
山花はとても良い温泉ですね。

さて、連れの二人と入り口で別れて一人男湯へ。
オイラが入ると中にはほとんど人はいません。
露天に2人、中に2人居るだけです。
ふっふっふ、良い感じです。
体を洗い、疲れを癒そうと露天風呂へ。
前回来た時は星も良く見えましたが、今日は曇り空のため星も見えません。
ちょっと温めの湯だったこともあり、早々に引き上げ中のお風呂へ。
湯船に使っているのはオイラ一人です。
うーん、気持ちイー。
と浸っていると、入り口のドアがガラガラ開き、一人の人が入って来ました。
おや、今入ってきた人服を着てるな、掃除のオジサンかな?・・・いや、違う!
制服にしてはぴったりサイズすぎるし、何より中央がはだけている・・・そうです、全身緑がかった刺青のおじさまです。
こんなに立派な刺青を目の前で見たのは初めてです。
いるんですね、ヤ○ザさん。
今日のところは緑のオヂサンと呼ぶことにします。
とは言え、屋内の風呂場にはオイラと緑のオヂサンの二人しかいませんよ。
さっきまで広々と感じていた風呂場も急に狭くなってきた気がします。
密室マンツーマンです。
露天の二人も中々中に戻ってきません・・・。
絡まれたらどうしよう。
因縁つけられたらどうしよう・・・。
なんてことが頭によぎりました。
しかし、緑のオヂサンは淡々と体を洗い、サウナに入り、水を浴びています。
別に刺青をしてる人がみんな、一昔前の体育教師のように理不尽で横暴なわけじゃないですよね。
偏見はイカンイカン。
緑のオヂサンだって、自分がそういう風に見られることを意識しているでしょう。
そうしたら、逆に、よりきちんとした振る舞いをしようと思うのでしょう。
ちと、反省してみました。
緑のオヂサンごめんなさい。
そうやって、見てみるとオヂサンも普通の人に見えてきます。
改めて見てみると、オヂサンのお腹ものすごい出てるよ。
オイラより出てるんじゃないかな。
なんて見てたら逆にいとおしく・・・とまでは言わないですけど、親近感持っちゃいました。
別に話しかけたりはしないですけど。

そして、風呂上りにいつものようにファンタを飲み、連れが出てくるまでカーヴァーを読みました。
序文は飛行機の中で読んでいたので、「薪割り」を読みました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
アル中の男が奥さんに男を作られ、逃げられ、何もかもをなくし、町を出て、ある家に下宿をします。そこで、家主が作ろうと思っていた薪を、男が自分がやると言い出し、トラック一台分の薪をすべて一人で割ります。すべて割った後男は下宿を出て行くことにします。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
オイラの日常にもこんな「薪割り」的な行為が結構ありますね。
何かにけりをつける行為。
肉体的な負荷を自分にかけることによる自己叱咤。
そして、肉体の活動と思考の波があったときに、訪れる覚醒。
いつもいつも、そんなに上手くはいかないけど、そういう行動をしたくなるときがあるんですよね。
だから、自転車に乗るのかも・・・。

閑話休題。
連れが風呂から出てきたので、鶴居村にあるキャンプ場へ。
翌日は、連れのNさんの強い希望により鶴居どさんこ牧場で馬に乗り、釧路湿原周辺を散策する予定なのでした。
鶴居キャンプ場(無料)に11時前に到着し、テントを張って就寝です。
明日馬とはうまくコミュニケートできるのかちょっと不安です。
とにもかくにも、長距離運転でさすがに疲れたので早々に寝ます。
また・・・明日・・・。

’04北海道旅日記 プロローグ「夜の音」

2004年09月05日 | ’04北海道旅行日記
8月28日(土)
いよいよ今日から北海道。
とは言え、今日はばあちゃんの家にある家の車を借りに行くだけな上に、
ばあちゃん達は法事で家を空けているので、ゆっくり出発、夕方17:00の飛行機です。
よって、午前10:00~いつも通りフットサル。
3週間ぶり?のフットサルでした。
歳をとったから、コンスタントに続けないとすぐに体力落ちるんです。
プレー中にすぐ思考停止してしまう。
「ぼーっ」として受身で、その場その場の「帳尻合せ」的なプレーしてしまうのです。
これがイカンのです。
やはりサッカーやフットサルは常に次のプ状況を予測しつつプレーせねば。
オイラのようにテクニックも身体能力もない男はなおさらです。
そんな中でもディフェンスではある程度できたと思ってます。
フォアチェック、パスカット、フリーランニングに対するマーク、いざと言うときのシュートブロック・・・そこそこできてたと自分では思ってるんだけどな。
それに引き換えオフェンスはボロボロ。
アイデア湧いてきません。
スタミナの低下とともに何もできなくなりマスタ。

9月は「走る」力の増強月間にするぞ!

閑話休題。
そして、15:00過ぎに家を出て羽田へ向かいました。
飛行機は少し遅れて新千歳空港に到着しましたが、そのまま札幌へ。
昨年の12月に北海道に戻った先輩Hさんとお酒を飲む約束をしてたので。
札幌駅西口改札にて、Hさんを少し探すもすぐに見つかる。
なにしろ、大きい人なので見つけやすい。
地下鉄に乗り、知らない駅で降り、焼き鳥屋さんへ。
雑居ビルの2階、キャバクラの向かいにあるお店に連れて行ってもらいました。
新橋辺りにもありそうな焼き鳥屋なんですけど、ここがウマイ!

帯広出身の大将が一人でやってます。
野球とビートルズが好きなのでしょうか、あたり一面切抜きやポスターやグッズだらけです。
良い感じの日本酒もあります。
しかし、なんといっても焼き鳥!
しこたま注文したので、何を食べたか完全には覚えていないのですが、とにかく、ウマイ!

とりあえず、サッポロクラシックの生ビールとあれやこれや串焼きを食べました。
一番のお気に入りはなんと言っても「ポンポチ」!
炭火で焼いているので、余計な脂が飛んでいるのでしつこくなく、旨みが満載です!
一回注文して、あまりにも美味しくて2回注文しちゃいました。
そして、2回目が真骨頂でした。
味付けは「みそ」。
このお店の味噌は白と赤の間くらいの色で、ほんのり甘くてウマイのです。
すべての種類を塩と味噌の両方で食べたくなりました。
なんか、「ウマイ!」ばかり書いてますが、本当なんですもの。
そして次に、「ささみ(みそ)」です。
大将曰く、「刺身でも食べれる」とのこと。
これもミディアムレアくらいの焼き加減で柔らかくて、みそとの愛称が最高です。
最後にひとしきり串焼き食べた後に、気になっていた「手羽先の竜田揚げ」を頼みました。
Hさんもまだ食べたことがないらしく、二人で始めて食べました。
これも激ウマ&大盛り!
最高のお店でした。
大将も暖かい人でしたし。
まあ、北海道の人で嫌な奴ってあんまり出会ったことないですけど。
そして、満腹のはずなのになぜかラーメン屋へ。味噌たまラーメン食べました。
しかも、ビールまで飲んでやんの。
でも、あっさりすべてお腹に入りましたけど。
そして、地下鉄でHさんと別れて一人汽車に乗り当別へ。
お酒もまわりふらふらしながら列車に揺られました。
あいの里の駅を過ぎると、札沼線の車窓の向こうは真っ暗です。
汽車特有の「ゴォォォ・・・」という音と、真っ暗な車窓の景色を見ていると、
なんだかんだで北海道に、当別にやってきたのだと思いました。
いよいよ、今年も北海道旅行が始まります・・・。

おまけ
ばあちゃんの家で一人?だけオイラを待っていた奴がいます。
元うちの飼い猫「ピケ」です。
家の人が居なかったので餌がなくなってしまい、腹が減っていた模様。
久しぶりの邂逅なのに全然相手してくれませんでした。
抱こうとしてもすぐにそっぽ向いて何処か行ってしまうし。
まあ、猫らしくていいんですけど。
Mっ子ですから、オイラ。
でも、少しだけ寂しいワイ。