Being on the Road ~僕たちは旅の中で生きている~

日常の中にも旅があり、旅の中にも日常がある。僕たちは、いつも旅の途上。

Go to West ! 第4回 / ブハラ

2021-02-10 22:02:55 | 旅行

2019年の記録

ナディール・ディヴァンベギ・メドレセ前で寛ぐおじさん3人組

 

ナディール・ディヴァンベギ・メドレセは、:ラビハウズの前にある。周辺にレストランや商店が拡がる。

 

旧市街の中心にあるラビハウズは、長方形の池(=ハウズ)で、周囲には木が植えられ木陰があり、オープンカフェになっている。ここで、寛ぐ人たちを見ていると、GDP(国民総生産)やGNI(国民総所得)下位の貧困国とは思えないのである。ラビハウズの木陰は、誰でも来られる、つまり無料。ここのカフェで寛いでいるのが、特別の金持ちだとしたら物乞いの1人や2人がいても良さそうだが、そのような光景を目にすることもなかった。僕は高校の教師に「共産主義は、みんなで平等に貧しくなる思想だ」と教えられた。しかし、その数年後に僕が見た世界の共産主義国は、貧しい国であったが、平等ではなかった。国民の約45%が貧困層(1日2ドル未満で生活している) であるウズベキスタンは、みんなが平等に貧しい“正しい共産主義国”なのだろうか。

※2017年の国民1人あたりGDPは、1,520ドルで、世界平均の20%未満。GNIは、世界187カ国中123位。

 

ラビハウズのカフェのドリンクは、高価なので、住民は、その周囲の木陰で寛いでいる。

 

孫の面倒が、おじいちゃん、おばぁちゃん担当なのは、共産主義国共通のようだ。

 

女の子は概してスリム、年とともにふくよかなおばちゃんに成長する?

 

ナディール・ディヴァンベギ・メドレセは、元々キャラバンサライ(隊商宿)として建設を開始したが、勘違いしたハン(国王)が、「素晴らしいメドレセ」と称賛したので、忖度した大臣が、メドレセにしてしまつたばかりか、偶像崇拝禁止のイスラムの教義に反する(ハンの)顔を描かせた。(古今東西、宮仕えは忖度する。) 中庭はレストラン、それを囲む学生用の部屋は土産物屋になっている。

 

 

ラビハウズの周囲は、観光客相手のレストランやホテルが並ぶものの、路地を抜けると昔ながらの味のある住宅街が続く。

 

 

旅は続く

 



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2 コメント

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Unknown (ななだい)
2021-02-11 07:02:04
おはようございます。

NHKのBSで昔のシルクロード1部と第2部、1984年放送の喜多郎さんの音楽のものを放送していたので、ずっと予約録画して暇な時に見ていたのですが、1月27日放送にサマルカンドとブハラがセットで放送されてました。

これ、昔見ていた筈なのでやはり二つの都市が自分の中でごっちゃになってました。

サマルカンドはグーリアミール廟にチムール王が眠る、と遺体の写真と顔の復元もやってました。
建物はまだ足場が組まれていて画像は勿論、イマイチでした。

ブハラは50分の放送時間の内、10分程度でしたがカリヤンの塔とミルアラブメトレッセって前回の記事の神学校をやってました。

あの頃の放送を見るとだいぶ土埃が凄いのですが、人々の素朴さは何十年経っても変わりませんね。

zhen 様の写真により、ずっとブハラも進化し、清潔で暮らしやすくなっているのがわかりました。
カフェなんて西洋みたいです。

どうもありがとうございます(^^)
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Unknown (zhen)
2021-02-11 10:20:40
ななだいさんへ

おはようございます。
早々のコメありがとうございます。

NHK特集のシルクロードは、歴史的な名作だと思います、ただ、僕自身は、父親が見ていたのを何となく覚えている程度、視たのは、ずっと後の再放送やビデオだったと思います。1980年代は、久保田早紀の異邦人が大ヒットした、シルクロードブームの時ですよね。何かのTV-CMの「中国の西、そこは西洋の入り口だった」といった類のフレーズが、記憶に残り、それが、僕の西への想い「Go to West!」に繋がっているのです。

次の日記で書こうと思っていたのですが、ウズベキスタンの街は、清掃が行き届いているというよりも道端にゴミを捨てる人が少なく、街がとてもきれいだと思いました。中国に限らず、インドネシアでもスラム街のゴミ、衛生環境は、日本と倉減ると目を覆いたくなることがありますが、ウズベキスタンでは、幸いそれを見ることがありません。もちろん、僕が、まだスラム街を散歩するほど、深く入り込んでいないからかもしれません。

まだ、先ですが、サマルカンドにも行きます。乞うご期待!
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