Being on the Road ~僕たちは旅の中で生きている~

日常の中にも旅があり、旅の中にも日常がある。僕たちは、いつも旅の途上。

美麗的日本和我 (美しい日本と僕)/蓼科 第2回

2021-09-09 21:38:50 | 旅行

2021年の記録

 

東山魁夷の緑響くには及ばないが、美しい光景だと思う。

 

 

息子夫婦が買った土地を見たくて、8月に夜行日帰りで信州に行った。時節柄、息子夫婦には会えない。深夜、下野市の自宅を出発、上信越道佐久平SAで仮眠したあと、蓼科高原の観光スポットに寄った時の記録。

 

 

信州に出掛ける日の下野市の夕焼け、新しい構図を模索するも至らず。

 

 

メルヘン街道の小海町千代里の誰もいない駐車スペースからの眺め。佐久平SAで爆睡してしまい、すでに夜は明け、日は昇っている。

 

 

御射鹿池(みしゃかいけ)は、長野県茅野市豊平にあるため池で、日本画家・東山魁夷の1972年(昭和47年)の作品『緑響く』のモチーフとして有名になった。

流れ込む冷たい水を留め、温めることによって農業用水として使用するため1933年(昭和8年)完成のため池である。なお、魚などは酸性が強いため生息できない。

周辺は八ヶ岳中信高原国定公園に指定されており、2010年(平成22年)、農林水産省のため池百選に選定された。

コロナ禍のためか観光客は少なく、静かに池を眺めることができた。

 

 

蓼科大滝は、滝の湯川に架かる水量豊かな滝で、落差こそ小さいが、大きく深い滝壷を持つ。駐車スペースから滝までの遊歩道の周りには苔の緑が鮮やかな原生林が広がり、もののけ姫の世界に迷い込んだようで、僕は滝よりも苔むす原生林に魅力を感じた。

 

 

【メモ】

8月5日 東京都の新規感染者数が5000人を突破した。しかし、僕を含めて危機感が薄い。

オリパラのお祭り騒ぎの最中だからだろうか?

政府が声高に自粛を求めてもスルーされるばかりだ。“禁酒令”を発令するよりも、効果的なことは、政府の医療崩壊宣言じゃないだろうか?

僕は医師が入院すべき、治療すべきと判断した患者を医療機関側の事情で、医療を提供できなくなったことを“医療崩壊”と言うのではないだろうか。

今の日本、コロナに限らず、事故や病気で医療を必要としている時にタイムリーな医療提供を受けることができるだろうか?

以前とは状況が違う、以前ならば、脳梗塞で倒れても1ヶ月後には、リハビリをはじめていたはずの人が、そのまま帰らぬ人になるかもしれない。背筋が寒くなる現実が目の前に横たわっているのに危機感がない我々は、何者なのだろうか?

 

 

旅は続く