2021年の記録
東山魁夷の緑響くには及ばないが、美しい光景だと思う。
息子夫婦が買った土地を見たくて、8月に夜行日帰りで信州に行った。時節柄、息子夫婦には会えない。深夜、下野市の自宅を出発、上信越道佐久平SAで仮眠したあと、蓼科高原の観光スポットに寄った時の記録。
信州に出掛ける日の下野市の夕焼け、新しい構図を模索するも至らず。
メルヘン街道の小海町千代里の誰もいない駐車スペースからの眺め。佐久平SAで爆睡してしまい、すでに夜は明け、日は昇っている。
御射鹿池(みしゃかいけ)は、長野県茅野市豊平にあるため池で、日本画家・東山魁夷の1972年(昭和47年)の作品『緑響く』のモチーフとして有名になった。
流れ込む冷たい水を留め、温めることによって農業用水として使用するため1933年(昭和8年)完成のため池である。なお、魚などは酸性が強いため生息できない。
周辺は八ヶ岳中信高原国定公園に指定されており、2010年(平成22年)、農林水産省のため池百選に選定された。
コロナ禍のためか観光客は少なく、静かに池を眺めることができた。
蓼科大滝は、滝の湯川に架かる水量豊かな滝で、落差こそ小さいが、大きく深い滝壷を持つ。駐車スペースから滝までの遊歩道の周りには苔の緑が鮮やかな原生林が広がり、もののけ姫の世界に迷い込んだようで、僕は滝よりも苔むす原生林に魅力を感じた。
【メモ】
8月5日 東京都の新規感染者数が5000人を突破した。しかし、僕を含めて危機感が薄い。
オリパラのお祭り騒ぎの最中だからだろうか?
政府が声高に自粛を求めてもスルーされるばかりだ。“禁酒令”を発令するよりも、効果的なことは、政府の医療崩壊宣言じゃないだろうか?
僕は医師が入院すべき、治療すべきと判断した患者を医療機関側の事情で、医療を提供できなくなったことを“医療崩壊”と言うのではないだろうか。
今の日本、コロナに限らず、事故や病気で医療を必要としている時にタイムリーな医療提供を受けることができるだろうか?
以前とは状況が違う、以前ならば、脳梗塞で倒れても1ヶ月後には、リハビリをはじめていたはずの人が、そのまま帰らぬ人になるかもしれない。背筋が寒くなる現実が目の前に横たわっているのに危機感がない我々は、何者なのだろうか?
旅は続く
夜分にお邪魔します。
蓼科、いいですね。
天地が一緒に写った水鏡に感激。
しかも美しく静かな水辺は酸が強く、
魚類を拒絶する激烈さを持つとは。
自然は一筋縄ではありませんね。
ドラマチックです。
Zhenさんの写真と文のおかげで
色々考えることができたひと時でした。
メモの時事記録にも、思いめぐらしております。
では、また。
返信、遅くなり申し訳ありません。
僕の写真が、色々と考えれるきっかけになったのてあれば、身に余る光栄です。ほんとうに嬉しいです。
最近の本文内は、僕の主観を極々一部にしています。逆に時事のメモは、主観全開ですね。(笑) 多分に異論反論もあれば、僕の思い違い、筋違いもあるかもしれません。“優しく”ご指摘を!
では、また。
zhen 様の撮影された御射鹿池の景色のお写真、今にも白馬が現れて来そうな程美しいです。
全く自然のものと思っていたので人工的に作られて、酸性でお魚も生息しないと初めて知り、びっくりしました。
池が見事に樹々を鏡の様に映し出していますね。
中央高速に乗って頑張れば何とか日帰りで行けない事も無い場所なのに、まだ行った事がないんです。
その少し先のドライブならあるのに。
蓼科大滝もまだないです。
滝からの清流の流れや苔の織りなす深い緑が美しいです。
コロナ禍の今こそこうした原生林をゆっくり散策したいものです。
ご多忙の中、コメントありがとうございます。
御射鹿池は、ハッとするほど美しいです。
美しい水面の投影が見られるのは、朝の空気が澄んでいる時間帯と思いますので、東京から日帰りで行かれるのであれば、明け方出発かな。
御射鹿池は、有名観光地、秋のシーズンは、それなりに人出があるかもしれませんが、蓼科大滝は、穴場ですよ。僕は本文に書いたように遊歩道の苔むす原生林は、一見の価値あると思います。コロナ禍であることを抜きにすれば、お薦めです。
ななだいさんの本日アップのトップ写真、魅力にあふれていました。
では、また、宜しくお願い致します。