Being on the Road ~僕たちは旅の中で生きている~

日常の中にも旅があり、旅の中にも日常がある。僕たちは、いつも旅の途上。

Go to West ! 第11回 / サマルカンド

2021-02-26 21:57:11 | 旅行

2019年の記録

 

ウズベキスタン国内の団体旅行客、基本的に男女別行動。声を掛けると、みんなカメラを見てくれた。

 

ビビハニム・モスクからシャーヒズィンダ廟群に向かう途中にあるシヨブ・バザールは、休業日だった、残念!

 

ビビハニム・モスクは、ティムールが自らの権勢を誇示するために建設したイスラム世界最大のモスクである。ティムール自らが現場に出向くほど力を入れて建設を急いだ。その結果、落成直後からレンガの落下が続き、礼拝するものがいなくなり、廃墟となってしまった。崩壊の原因は、建設を急がされたための手抜き工事と、あまりに巨大であったための構造的な問題らしい。その後の度重なる地震で、完全に廃墟となっていたが、近年、完全に修復が完了した。

 

アフラシャブの丘の南麓にあるシャーヒズィンダ廟群は、歴史的なグリ(廟)から現在の墓地までがなだらかな坂に連なる。歴史的なグリは、ある種の無機質さがあり、建築物として楽しめば良い。一方、現在の墓地は、そこまで無機質ではない。最近のウズベキスタンの風習なのだろうか、東トルキスタン(中国・ウイグル自治区)で馴染みのあるイスラム墓地と違って、墓石に個人の肖像が描かれている。もちろん、それなりの経済的な負担になるだろうから、富裕層でないとできないのだと思う。青空の下で眺める分には、悪くないが、月明り下で眺めるとかなり怖いと思う。

 

観光地をぶらぶらしている人の多くは、地方からの観光客で、基本的に気分は上々。(飲酒する人はいないので、酔っぱらいはいない。) ウズベキスタンの人は、みんな写真好きで、スマホで自撮りしている。そんな中に物見遊山の東洋人がウロウロしていると何が起きるか? 僕と2ショット写真を撮らせてくれ、というおじさんの列ができたのである。(さすがにイスラムの影響で、僕と2ショットを希望するおばさんはいない、おばさんたちは、外国人女性の前に列を作っていた。) 生まれてはじめての経験、そもそも、モデルになったことすらない。大袈裟でなく、数えきれないウズベキスタンのおじさんと肩を組んで、撮られた僕は、ウズベキスタンのSNSで、「いいね!」をいくつ獲得したのだろうか?

 

お姉ちゃんに抱っこされる妹の耳にもイヤリング、嫌味のない自然なおしゃれ

 

 

旅は続く