今の季節に合ったような題の小説だが、読むキッカケは木村大作監督の映画からだった。(と言っても、DVDだが!)
木村大作 「八甲田山」 や 「剱岳 点の記」など、山岳映画の第一人者。
また、「春を背負って」の原作は笹本稜平先生。こちらも山岳小説や冒険小説で有名な作家。
そして、「見てから読む」パターンで本を購入・・・とても良かった。山が人が!
原作を読んだ感想は、映画ではなく、6回位のドラマで見てみたいような小説。
山小屋を継ぐ主人公と、自分の半生が重なるようなところがあり、共感を感じた。
小屋のスタッフ、自然との共存、人と人の出会いと、仲間との出会いの不思議、共感するものは多かった。
アクションがあるわけではないし、山の興奮があるわけでもないが、気持ちが暖かくなる、春に向かうような気分に・・・
小説は、いろいろな世界、いろいろな時間を旅する事ができるから面白い!
ではまた!