あだたら高原から、風の便りです!

岳温泉周辺の状況や、福島 安達地方の情報を発信します。

師走に、2冊の本を読んだ!

2016年12月31日 | 本、映画、ドラマ
この師走に、2冊の本を読んだ。1冊目、伊吹有喜作、「ミッドナイトバス」夜行バスの運転手が主人公で自分と同世代。バラバラになってしまった家族だが、其々の人生の模索から、家族の繋がり描いた物語。夜行バスの軌跡、夜明けに向かい走るバスと、主人公の家族に対する思いが重なり、物語を進めている。バスターミナルから出発するバス、ターミナルに戻るバスの旅情と人生を写した物語に、・・・続いて、2冊目東野圭吾作、 「 . . . 本文を読む

モモちゃんとアカネちゃん 松谷みよ子

2016年08月24日 | 本、映画、ドラマ
思うことがあり、昨年亡くなった松谷みよ子先生の児童文学書、「モモちゃんとアカネちゃん」の文庫本、単行本の2冊を購入した。単行本は、フリガナや、挿絵もある。文庫本は文が主になり、「大人読み。」と思い、文庫本を読み、単行本は娘へ渡した。義務や宿題ではないが、親子の課題か???著者の子育て中の生活をモデルに、モモちゃんアカネちゃんの子供らしい想像力や行動、その子育てを応援してくれた知人たちのキャラクター . . . 本文を読む

許されざるもの 樋口明雄

2016年07月26日 | 本、映画、ドラマ
「森林の荒廃は森の動物の食物連鎖が崩れたからではないか!」日本で絶滅した狼を、日本の山に中国の狼を放す物語。帯に「ロマンではない。リアルだ。」とあり、何か緊張感のようなものを感じる。最近、熊や猪などの出没、森林の荒廃だけでなく、人間と野生との境界が問題になっているが、人間、自然、野生のあり方を考える、考えなくてなならない問題提議のような小説に思える。  . . . 本文を読む

春を背負って

2016年04月17日 | 本、映画、ドラマ
今の季節に合ったような題の小説だが、読むキッカケは木村大作監督の映画からだった。(と言っても、DVDだが!)木村大作 「八甲田山」 や 「剱岳 点の記」など、山岳映画の第一人者。また、「春を背負って」の原作は笹本稜平先生。こちらも山岳小説や冒険小説で有名な作家。そして、「見てから読む」パターンで本を購入・・・とても良かった。山が人が!原作を読んだ感想は、映画ではなく、6回位のドラマで見てみたいよう . . . 本文を読む

人魚の眠る家

2016年03月30日 | 本、映画、ドラマ
東野圭吾の新刊泣きました。考えさせられました。家族って、親って、夫婦って!離婚を決めた夫婦、そんな時、娘が事故により長期脳死の状態となる。そして親の苦悩がはじまり、家族の協力、親の愛と狂気を描かれ、最後に娘の死を決断する2人(夫婦)。作家のテーマである、家族、科学は、脳死延命の倫理性、臓器移植の問題について描かれている。「過酷な運命に苦悩する母親。その愛と狂気は成就するのか。愛する人を持つすべての . . . 本文を読む