Que sera,sera ~しゃべって・笑って・10番の一日~

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とにかく素晴らしき事

2006-03-24 00:13:32 | おしゃべり日記
ワールドベースボールクラシック(WBC)が閉幕した。終わってみたら素晴らしき結果。
日本代表チームが初代世界一に輝いた。本当に素晴らしい快挙である。
奇跡の準決勝進出から、一気呵成に決勝でも打ち勝った。「ベースボール」より「野球」が一番になったとは絶妙の言い回しだ。
メジャーリーガーがたくさんいれば勝てるって訳でもなかった。
皮肉にも日本が勝ち、日本野球の強さとレベルの高さを世界に見せつける事ができた。

しかしこの大会には、いろいろな問題があった。
そもそもは、メジャーリーグが市場拡大を狙った大会だった。
この大会の収益の約3割がメジャーリーグやメジャーリーグ選手会に入る。
要はアメリカに金が入る仕組みになっているのだ。
メジャーの主導で組まれた日程や、
アメリカがキューバやドミニカなどの強豪と当たらないように組まれた組み合わせ。
数々の誤審などに象徴される審判のレベルや、アメリカ人ばかりという審判構成の問題。
アメリカのためになるように、そしてアメリカが勝つように仕組まれた大会だった。
しかしそのアメリカは予選敗退。世の中はそうは問屋が下ろさない。
決勝まで残ったのは、メジャー2人の日本と、全員アマチュア選手のキューバである。

一方で、暗い「裏事情」なんてどこ吹く風な明るい話題もある。
アメリカが出ていない決勝にも、満員の観衆が集まっていた。
世界各国でも中継され、日本での視聴率は、最高56%というからすごい。
ファンはわかっていてくれた事が救いだった。
国や地域を越えて、共通の話題ができ、語り合えた。
普段は野球に関心のない方々にも見てもらえて、みんなで盛り上がれた。
またしても、スポーツの素晴らしきところが感じられたように思う。
そういう意味では、WBCは大きな足跡を残してくれた大会だった。
日本野球界にも、少なからず野球への関心が高まってくれたなら、
無理して参加した選手も苦労が報われるはずだ。

次回大会への大きな課題を残したが、このような世界大会を行う意義はあるはずだ。
キューバのべレス監督が語った事がすべてを表している。
「自国の選手である事に誇りを持ち、自国の旗のために戦う素晴らしさをわかってもらえたはずだ」。
お金や名誉ではない事も強調していた。
これは名言である。
3年後と言われている次回大会への教訓である。
アメリカやメジャーリーグは、真剣に考えなければいけないだろう。
そろそろわがまま行動ぶりはやめて、ちゃんと正々堂々とルールを作ろう。

今年はオリンピックやサッカーワールドカップなど、国の誇りをかけて戦う場が多い。
その鬼のような真剣さと、戦い終えた後のある種の爽快と潔さ。
スポーツならではの醍醐味に酔いしれる年になりそうだ。
今年はもう2回も味わった。
今度は夏にもう一度、サッカーの世界の旨味を味わえる。
選手のみなさん、関係者やスタッフのみなさん、
本当におめでとうございます。そしてありがとうございます。



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
おめでと~! (猫姫少佐現品限り)
2006-03-24 12:36:05
王ジャパン!!

長く続いてほしいです。WBC。
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猫姫さんへ (dai)
2006-03-29 00:23:56
お久しぶりです。

WBCは今後もやるべきです。ただしアメリカ以外の国で・・・。

王さんは今回限りっぽいところが残念だけれど・・・。

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