桜のシーズンだけでなく、紅葉シーズンもかなり混雑?っと聞いてきたが平日のせいか?人出はガラガラ状態。おぉ〜これは有難い。やはり旅行は平日に限るね。
吉野のメイン街は細〜い1本道で駐車場はロープウェイ駅下の千本木駐車場しかない。ここから目指す金峯山寺までは徒歩で15分ちょっとだ。よしっ頑張って歩こう!
吉野山への総門の「黒門」を通ればいよいよ金峯山寺まであと少し。昔は公家、大名といえどもここから先は馬や駕籠から降り、槍を伏せて通ったとのことだ。
本来は世界遺産の仁王門を拝みたかったのだが、残念ながら今は改修中ということでその勇姿は全く見られずちょっと残念。その分その改修費用つくるために日本最大秘仏と言われる蔵王権現の特別開帳が開催されているのだ。
それこそが今回の旅行のメインイベントだ。この蔵王堂の奥に本来ここの僧侶でさえ扉が閉ざされていて拝むことができないという秘仏中の秘仏が存在する。噂では巨大な青い権現様と聞く・・・うぅ〜ワクワクする〜。
ちなみにこの国宝の蔵王堂はあの東大寺大仏殿に次ぐ世界2位の木造大建築物とのことだ。何せビル10階の高さだからね。
いざっご対面・・・思わず息を呑んでしまった。それほど3体のあまりの威圧感にただただだ圧倒されるばかり・・・まさに圧巻!すご〜い!
中央が釈迦如来(7.3m/過去)、右が千手観音(6.1m/現在)、左が弥勒菩薩(5.9m/未来)の三尊だ。蔵王権現は、「過去」「現在」「未来」の三世にわたって、衆生を救ってくれる仏様なのだ。その迫力たるや・・・言葉では簡単に表現できない。だって声出ないほどの威圧感だもん、いやぁ〜まさに秘仏。一見の価値ありだ。(ちなみに画像はWebから拝借)
金峯山寺 / 金剛蔵王権現 BLUE BUDDA
↑上はダイジェスト版的、下は9分ほどですがご興味のある方はぜひご覧になって下さい。この怒りの形相や青色の謎が解説されていますよ。
いやぁ〜こんな素晴らしい権現様拝められてホントよかった。来た甲斐あったというものだ。秘仏だから仕方ないのかもしれないが、なんでこんな素晴らしいものがあまり知られていないのかね?実は今日が今回のご開帳の最終日。ぎりぎり間に合ってラッキーだった。まさに大満足!圧巻でした。
ここ金峯山寺のすぐ裏には吉野朝宮跡がある。あの足利尊氏に追われここ吉野に逃れた後醍醐天皇が南北朝時代の南朝を構えた場所だ。
こんな山奥に当時の天皇が生き延び、武家中心の北朝に対抗していたんだね。今となってはホント哀れみを感じる。っとはいえこんな場所で50年以上も朝廷として機能したというのだからすごいものだ。
いやぁ〜このエリアは歴史好きには丸々1日あっても足りないほど・・・でもこの後はかみさんのリクエストで奈良市へ向かわなければならない。残念だ。
でも、その前に腹が減ってたまらん。ランチとしよう!
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** 金峯山寺 **