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「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」 村上春樹

今更ですが、話題になった村上春樹さんの最新作「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」を読み終えた。
初版本を購入してあったのだが、あまりの大騒ぎにおされてどうも手にする事ができず、今となってしまったが時期的には1番良い時になったのでは?

何はともあれ、つまらない。
ひと言でいって酷い・・・。これ読んであれだけ良い良いとメディアで論じた方々の気持ちが全然わからない?ホントに読んだの?村上氏の作品は高校生の頃から手にしてきたが、ハードボイルドワンダーランドなど昔のものは面白かったけどねぇ~。

怒られてしまうかもしれないが、個人的評価は駄作だ。
この作品をひと言で説明すれば、暗いやや格好付け男の妄想話だ。勝手に妄想しとけよっと思わず言いたくなる。
キャラクターも設定が滅茶苦茶。誰1つピンとこない。名古屋人なのに、名古屋に戻って名古屋弁はまるでない?おいおい、村上さんは毎度えらく格好良く描きたがる傾向があるが、幾らなんでも名古屋では名古屋弁ですよ。元々あなたの作品の設定に名古屋は似合ってない。悪いが名古屋でクールに書こうなんて無理なのだ。

そして、いくつかの伏線がどれも尻切れトンボ・・・思い当たることをただただ書いちゃいました!・・・おいおいって感じだ。しかし、これほど設定の甘い作品は珍しい、そのレベルだ。

ネタ切れとなった登場人物は理由なくなかったかのように去っていき、色についてがキーワードかな?と思えばこれもフリだけ、殺人犯人は判明せずというか?ふれず、更に肝心のオチもフリだけで結局書かず。全部皆さん勝手に想像してね!ということだ。
要はフリだけが続くストーリー。もちろん難しいボキャブラリーを使っているが、あらすじだけならば自分でも書ける内容?
お好きな方はこれを村上ワールドと呼ぶが・・・さて?

基本、都会的でオシャレでクール!を描きたい村上氏は良い意味で妄想の世界から出れないよねぇ~。

ところが、唯一描けていたのは名古屋社会。実は名古屋独特の社会は良く描けている。本作のストーリーも偶然だろうが名古屋から出たものが関係切られる。名古屋に産まれて名古屋に骨を埋める・・・確かにそんな雰囲気はえらく強いエリア。村上春樹と名古屋・・・やはりあうはずがないのだ。繰り返すが設定が悪い。

とりあえず、本作でノーベル文学賞は絶対にありえないと思うが、もう少し妄想の世界から出てはどうだろうか?
最後に、発売前から別格扱いだったが、いざっ世に出れば評判はボロボロ・・・・出版社ももう少し考えた方が良いのでは?本作はもう2度と開かないだろう。

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