「天空の蜂」東野圭吾

今回も引き続き東野作品。なんかしばらく続きそう～だ。
そんなはまっている東野作品（決して今年直木賞をとったからって訳ではないが）の中でも、ちょっといつもと雰囲気が違うのがこの「天空の蜂」だ。
犯人に盗み出された最新鋭のヘリコプター。そのヘリは犯人たちに遠隔操作されたまま、原発の上空に居座る。
そして「全国の原発を破壊せよ！さもなければヘリを原発に墜落させる」との犯人からの声明が・・・。
行き詰まる攻防とともに、最後にはお得意の家族の深い問題も浮き彫りになるまさしく東野ワールドもかいま見れる。
涙腺を直撃したり、重苦しい人間模様も良いが、こういった社会派ものもすごくいける。
まさしく東野ワールドの真骨頂だ。
でも、東野先生、まさしくこれが異色作で、こんな雰囲気の作品最近全然ないですねぇ～？この手のものも読みたいねぇ～。