タカアンドトシ タカ再び

　自分の体のケアのため、ゆるーり投稿になっています。１週間に１度は更新しますので…。ゆるふわ的に見て下さい。

 

　さて、脱ヅラ宣言を先週した私。

 

　ヅラ屋無料カットでそれなりに気に入っていたのですが、日を追うごとに容赦ならぬ状態に…。

　ちなみになぜヅラ屋に行ったかというと、その当時まだ脱毛がひどかったため、人様にシャンプーしてもらうのは気が引けたからです。シャンプーすると、手に髪はくっつくし、タオルに何本も張り付くという状態でした。美容院には行けない。

 

　まず、ヅラ屋的には「ヅラ被るから、なるべく長めに切っとこ。」というポリシーの元「長い部分は長く、短い部分はそのままに。」というカットがなされました。　

　タキソールが終わって何とか生えてきた髪の毛。その長さおよそ２．５～３㎝。そして、トポテシン投下。（気持ち的には爆弾投下って気分です。）一度目の投与で脱毛を免れたものの、一部分だけ細ーくなった部分が残り、そこからまた毛が生え、二度目の投下で抜けてしまう、という経過を辿りました。

 

　つまり、何とか脱毛を免れた髪も皆「く」の字になっている訳です。

 

　そして後頭部は枕にこすれる為、「く」の字の折れ曲がった部分が耐えられず、　切れてしまうのです。

 

　ということは、頭頂部約７～８㎝、もみあげ８㎝、後頭部２～３㎝という状態になっているわけです。（タキソール投与から数えて８ヶ月なので、８㎝ですね。）

　ヅラ屋で、「外に出られる髪型にして下さい。」と言ったものの、「ヅラ被るから、適当でいいや。」的なカットがなされました。つまり指摘したもみあげはカットされ、後はちょっと揃える程度にされたわけです。

 

　ところが、切っている間から「左右のバランスが違う。」

 

　その時は、「まあ、デビューが先だからいいや。」と思っていたのですが、予想外に早いデビューを決断してしまい、この「左右が違う。」というのは見逃せない事態に。  耳にかけたりしたものの、やっぱり気になる。

 

　そして脱毛もおさまったので、美容院行きを決意しました。

 

　行きつけではなく、通りがかりの美容院に行ったのに、何と昔切ってもらっていた美容師さんがそこで働いていました！

　「あのお、知人に無料で切ってもらって、左右バランスが違うので、揃えて下さい。」と正直に言いました。

　すると美容師さんは「つむじのところだけ、ぴょんと長いけど、わざとやってるのかしら。その人お店で働いている人ですか？」と突っ込んでくるのです。

 

　よっぽどすごいカットだったんでしょう。

 

　「前髪も内側だけ随分短くすいているのね。」

　（切ったんじゃなくて、それでも伸びたんです。）

　「上の方の髪の毛、先端だけ随分すいているけど、揃えていい？」

　（はい、すいたんじゃなくって、伸びたので不揃いなんです。）

　挙げ句の果ては

　「昔は長めのが好きだったのに、ベリーショートって自分でやりたくてやったんですよね？」

　（はい、ある意味やりたくてやったんです。）

  事情を話さなければ話さないで苦労がつきまといます。

　そして、あれよあれよといううちに、もみあげ残して下さいというお願いも虚しくざくりざくりと切られ、鏡に映った姿は…

　

　デスノートのリューク…　

　美容師さん明るく「普段は立たせてるんですか？」って、

 

　立たせたらパンクロッカーじゃないですか！

 

　シド・ヴィシャスだよ…。確かにその日はパンクルックしてたけどさ。

　というわけで、ワックスで押さえつけても大竹しのぶにも森三中の大島にもなれず、再びタカアンドトシのタカ（欧米かとつっこまれる方）になってしまったのでした…。