張る準備完了（吉野杉板）

さて油断してるとあっという間に時間が空いてしまいましたが、和歌山市のS様家。

はい。外回りはこのように左官塗りの1回目塗りも終わって、ええ感じ。この上に更に2回目3回目と塗って仕上げていくわけですが、後々の左官壁の割れをできるだけ防止するためにも、この状態で一月は乾燥させていきます。（実際はもう大体一月経ってます）

内部は、いよいよ大屋根の吉野杉板天井が張られだそうとしています。

高い部分（吹抜になっている部分）があるから、足場をきちんと造ってなのでなかなか大変です。

弊社では材木屋さんから吉野杉の板を定期的にそれなりの量を購入しています。乾燥して寝かしていくなかで、程度のよくないものは下地材や押し入れの壁材などに回し、美しさも質も良い物が仕上げ材として選別されています。そしてその中からうちの棟梁や大工さん達によって、木目や色が揃えられた板が現場に搬入されていまして、これを張って仕上げていくわけですね。

《同じ家の同じ部位（例えば天井とかね）で、色目も木目も余りに変わったら良くないでしょ。そりゃ自然のものだから全く同じものなど一枚もないけど、ある程度似たもので揃えていくわけですね。》

そして仕上がると

 

こんな雰囲気にあがってきます。

ダイナミックだけど落ち着きがあって、何か「包み込まれてるような」安心感のある天井です。

張り上がりが楽しみですね〜。

実は今色々ご紹介したい、面白いこともあるんですが、またもうっちょっとしたらご紹介いたします（笑）

では良い週末を！！

 

和歌山・大阪「心地よい木の家づくり」　大彦（株）