紀州七代大彦の木の家づくり日記

「ここちよく美しい暮らしのために」
和歌山大阪にて「一軒一軒ていねいに150年」家づくりに取り組み続けています

明日は棟上げだ。

2010年10月12日 | 家を建てる方に知って欲しい事。施工

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いよいよN様の棟上げも明日に迫ってまいりました。

N様ご家族はとっても楽しみにしてくれてるだろうな~。

N様家は、木組みというか柱梁の構造がかなり内部空間に影響を与える、おもしろいお家ですから、僕も楽しみ楽しみワクワクワクワクです。

が、正直申しまして、

無事組みあがるだろうな。なんて不安も少しはあるんですよね(笑)これは何回棟上げを経験させてもらっても、消えない漠然とした不安みたいなモノ。

まっ、墨付け刻みをしたうちの副棟梁のYさんこそが、この不安を抱えてるでしょうが(笑)

《そういや、うちの祖父も棟上げの前日は、なかなか寝付けない。。なんて申してました》

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しかし、それもそのはずで、

P9280576 P9280584

P9280579 P9280583 

この様に、柱や梁を一本一本、墨をつけて、刻んだり(凸凹加工したり)したものが、棟上げの日初めて立体に組みあがるわけで、

予行練習なんて出来ないし、全ては大工さんの頭の中で組みあがってるだけで(だから刻み作業中も大工さんと設計で相当な量の打ち合わせをしますが)、

また全て合わせると相当な数の柱梁になりますから、普通に考えりゃ一つ位間違ってても無理もない様な気もします。

でも、それは許されないわけですから、やっぱり墨付け刻みの出来る大工さんは、ちょっとしたスーパーマンですね(笑)

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色々つくり手さんによって、段取りは違いますが、

うちの場合、棟上げ前日までに出来ているのは、この状態。

Pa090625 Pa090633

雨の日にとった写真ですが、基礎の上の「土台」って木が据えられております。

明日の棟上げでは、

「1階柱→1階梁→2階柱→2階梁→屋根組」

という工程で、一日でお家が一気に立体に出来上がります。

今まで図面や基礎などほとんど平面で見ていたモノが(唯一模型だけは立体的でしたが)、一日でどーんと立体的に姿を現す。

お客様の楽しみ。って如何ほどのものでしょうね~。

と言う事で、明日の棟上げ、皆で力を合わせて頑張りましょう!!

《そうそう、土台や柱・梁、「雨に濡れると・・・・」なんてご心配する方もいらっしゃると思いますが、高温で一気に乾燥させた無垢材やベニヤの構造材ならいざしらず、適切にじっくりと乾燥させられた柱や梁は、そんなもんへっちゃらのへっちゃらですから、ご心配なく。です》

《最後まで読んで頂いてありがとうございます。そしてまたまた応援お願いします。↓↓↓↓できれば2つともクリックお願いしまっす。

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1 コメント

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2010-10-13 11:27:49
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