まだまだ暑い日が続きますね〜。もうちょっとの辛抱と思って頑張りましょか〜。
さて現場。
和歌山市秋葉町のS様家です。
いよいよ吹き抜けの天井板も張られて吹き抜け空間も現れてきて、面白く楽しくなってきましたね〜。
上の写真のような吉野の山より材木屋さんを通じて弊社に運び込まれた吉野杉の美しい板が弊社で乾燥・選別されて現場に運びこまれておるわけですが、
よく見ますと、番号がふられて左とか右とか。吹き抜けに張る板の何枚目に使って、どっちを右に左にしてとかの指示が加工場で棟梁によってつけられているわけですね。色や木目、そして狂いや曲がりをトータルに考えて割り振られておるわけです。
そして、それをまた現場で確認しながら大工さんが(こちらは濱口さん)張っていきます。これ先程の吹き抜け。下に足場組んでいるんで床あるように見えますね。
地味な作業なんだけど、やっぱこういう「目利き」がなければ自然素材は扱えませんね〜。こないだの「つくり手」にも書きましたけれど、腕利きの料理屋さんが築地とかいって材料を目利きしてくるのに(そう言えば分かってもらいやすいですかね)近い世界が、木の家づくりの世界にもばっちりあるわけです。
そうそう。そして今日は現場で大工さん達と話していると(これはお昼休みの一コマ)
今製作中のキッチン前の造り付け家具(この後ろ、向こう側にキッチンがつきます)の中に、何か変なものが。
アップにすると、おっとこの家具のミニチュアですね。これは5月より新しく設計スタッフとして入社いただいた坂本さんが現場の大工さんに分かりやすいように造ったもの。
やりますね〜。これは大工さん達もすっごく分かりやすい!
坂本さんは大学卒業後地元の大きな設計事務所さんでずっと勤めてこられた方。官公庁の仕事で、消防署や学校など大きな建物の設計にずっと携わっておられました。住宅のようなヒューマンスケールな建物を自分の目と手で造っていきたい!本当に家・建築を造るということをしたい!!お客様の顔を見える仕事をして自分の携わった建物で喜んでもらいたい!!!と素晴らしい思い切りで転職してきてくれた方ですが、
確かにこれは大きな建物ではないでしょね。頭で一生懸命考えて、手で模型を造って、それを現場で大工さんが形にしていく、それを現場でまた打ち合わせしながら考えていく。
ものづくりでは理想的な形ですよね。よい仕事をさせていただいておると思います。お客様のおかげでございます。ありがとうございます。
はい。それでは今日はここまで。
また次回も現場の家づくり最前線からお届けします〜!
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