弁護士ふくふくの今日が出発点

難病がきっかけで始めましたが、今は、出会いを求めて書いてます。足跡歓迎です。但し、ハンドルネームでお願いします。

1年半ぶりの小宴会

2009-03-29 07:22:33 | 日記
 一昨日(3月27日)、中国人強制連行事件の高裁判決があり、そのために、中国山東省からT弁護士がやってきました。この事件の大事な局面では、その度に日本に来ており、今回で10回くらいになります。判決の日は報告集会等の公式行事がありましたが、昨日は、ゆっくりと近くの観光地等をドライブし、夜は、ごく小規模に、主任級のN弁護士とその奥さん、支援者代表、通訳の方、そして私、T弁護士の6人で食事をしました。

 このように仕事関係の宴会に出るのは、潰瘍性大腸炎になってからは少なくなり、特に1年前の入院からは初めてですので、約1年半ぶりで、体調もよくなったので、とても楽しみでした。

 刺身等の生(なま)物は、慎重に考えて、控えましたが、あとはみんなと同じように煮魚等を食べ、T弁護士と中国語での雑談もできて、楽しいひと時を過ごすことができました。入院していたら、こんなんこともできないと思うと、改めて、健康のありがたさを感じました。

 4月には、弁護団で、判決の内容を原告の中国人に直接報告するために、中国に行くことになりましたが、私はそこまではまだ無理でいけません。
 早く全ての手術を終え、元気な体になってT弁護士の家に遊びに行くことを、T弁護士と約束したところでした。

 なお、判決は、1972年の日中共同声明で原告らの請求権は放棄されたという理由で敗訴となりましたが、裁判長が口頭で、日本と企業には道義的な責任があり、和解して解決することを願うということを追加して述べた点で、この裁判と運動の正しさを確認できるものでした。


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