弁護士ふくふくの今日が出発点

難病がきっかけで始めましたが、今は、出会いを求めて書いてます。足跡歓迎です。但し、ハンドルネームでお願いします。

焼酎でストマのかゆみがなおる

2009-04-02 14:25:43 | 病気雑感

 ストマ(人工肛門)になって4ヵ月半くらいになります。

 ストマそのものは、潰瘍性大腸炎の大腸摘出手術の場合、小腸の先端部分を裏返して腸内壁が表面に出るような形で、へその右横5センチくらいの位置にくっつけ、穴の部分が体外に出ますが、見た目としては、大き目の梅干をおなかにくっつけた感じで、穴がどこにあるかは見ただけではわかりません。

 このストマの周辺にビニール袋のようなストマ袋というものを取り付けて、そこに便を貯めるのですが、そのために、ストマの周囲の皮膚直径10センチくらいの範囲で面板というゴムのようなものでできた円形の板状のものを接着剤ではりつけます。もちろん、ストマ(梅干)そのものには接着しませんので、ストマに触れる部分は直径3,4センチでストマの形に合わせて、自分で面板から切り抜きます。この面版とストマ袋が一体となった一体型と、ストマ袋と面板が着脱可能なツーピース型があります。

 ストマにも大きさ、形、素材などによって何十種類もあり、外国製が主流のようですが、日本製もあります。一般に接着力が強いとその反面、肌への刺激が強いようで、肌への刺激が弱いものを選ぶと、剥がれやすいということで、自分に適したストマ用具(面板やストマ袋)を選ぶのが一苦労です。 もともと外気にさらされているはずの皮膚部分に接着剤でゴムのようなものを常時貼りつけているのですから、皮膚が痒くなったり赤くかぶれたりするのは当たり前です。ひどい場合は、皮膚に潰瘍ができて穴のようになることがあり、私も一時なりかけましたが、そうなると中々大変です。

 ストマの穴からの便は、常時少しずつ出ますが、食事後は比較的大量に出て、空腹時にはほとんど出なくなります。便意のようなものは全くありませんが、ギュルギュルと異様な音がして、便が出るのがわかるときもあります。なお、幸いなことに、小腸からの便ということで、普通の便のような便臭(悪臭?)はほとんどなく、匂いが強いときでも赤ちゃんの便のようなすっぱい匂いがするだけです。ストマ袋には下部に出口があって、数時間に1回、そこをあけて、溜まった便をトイレで捨てますが、3日に1回くらい、面板を張替えてストマ袋を交換します。この交換は、空腹時で便や液が出ない時間を選んで、私は夕食前にシャワーで綺麗に洗った上で、付け替えます。しかし、たまに、予定より早く剥がれて、漏れたりする場合は、すぐに付け替えなければならず、便や液が次から次に出てきて、なかなか貼れない場合があります。便や液が漏れて、直接肌に触れると、アルカリ性のためか(?)すぐにきりきりと肌が痛み、赤くかぶれます。こうした状態で面板を張ると、張り付きが悪く、またすぐに剥がれて、便や液が漏れて、肌をいためるという悪循環になります。

 私は、比較的肌が弱いので、いつも、面板の皮膚が痒い感じがあります。我慢できないくらい痒くなり、周辺をきつくかいて真っ赤になるときもありますが、普通は我慢して、何か別のことで気を紛らし、そのうち痒みを忘れるようにします。また、手術後から、背中やお腹を中心に全身がかさかさして痒みがとまらないことが結構あり、この全身の痒みとストマの痒みでいつも落ち着かないのです。

 そこで、本題ですが、現在は、病気になる前のように晩酌を始めましたが、病気以前と比べて、量を少なくし、基本的に焼酎の20度か25度を50CC(小さなぐい飲み一杯)と控えめにし、それをお湯割にして飲んでいます。 アルコールは、感覚を鈍感にするのか、焼酎が少し回ってくると(といっても、何せ50CCですから、たいしたことはありませんが)、気分が良くなり、同時に、痒みが全くなくなります。

 痒みくらいたいしたことがないように思われるかもしれませんが、いつも痒いということは、なかなか大変で、やはり痒みのない「快適」におこがれます。焼酎を飲んだあと数時間は、痒みや不快から解放されて、最高に快適な時間です。

 でも、飲みすぎには注意します。今のところ全く大丈夫ですが。何せ50CCですから。



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