弁護士ふくふくの今日が出発点

難病がきっかけで始めましたが、今は、出会いを求めて書いてます。足跡歓迎です。但し、ハンドルネームでお願いします。

入院体験談(②「病院に行くのが怖かった」)

2008-10-01 10:08:51 | 入院体験談

 これまで、病気は時間がたてば必ず直るものと思っていた。今度ばかりは全然違う。期待や予想に反して、悪い方、悪い方へと進む。下血が入院以降40日も止まらないばかりか、この数時間の合計で600CCから700CCくらいの多量となり、貧血により気を失うところまで来た。病状は相当まずい。この先、一体どうなっていくのだろうか?看護婦さんに手助けをしてもらいながらパジャマや下着を脱いで、ストレッチャーに乗り、おむつをしてもらい、病室まで運んでもらった。

 下血したり、下着を脱いだり等恥かしいことであるが、羞恥心を感じる余力もない。時間がスローモーションのようにゆっくりと流れ、ある時はほとんど静止画像のようだ。

(2) 2006年の後半、腸の調子が悪く、便に粘液が付いたり、下痢になったりすることが続きました。思えば、このような状態は、その3、4年前から何回かありましたが、その都度完全に良くなっていたため、病院には行っていませんでした。気にはなったが、時間もないし、何より病院に行くのが怖かったというのが正直なところです。

 1987年に弁護士の仕事を始めて、丁度20年目に入り、事務所は自分を含めて弁護士3人と事務員9名と、地方としては大世帯になりました。仕事量も責任も重くなり、入院や手術等で仕事が中断することなど、「あってはならないこと」でした。

(次号につづく)