オッサンパパ、ときどきムスメ、ところにより嫁

オッサンのパパ。ヤンチャムスメ。破天荒嫁の日常。

大変だったなぁ③

2022-10-20 19:26:26 | 備忘
義実家もだんだんと片付いていき、泥も水も外に出し、最期は手で水を拭いて自宅へ帰る。

翌朝来ると、拭いたはずが水浸しになってる…

なんとなく壁紙触ると、ビチョビチョ。

知り合いの建築屋にレベルレーザー借りてきて、水が来てたとこより少し上のラインでチョークラインで墨打ってカッターで切る。

壁紙剥がしてみると、ボードがビチョビチョでふやけてた…

なるほどね…床下見てみたい…

台所の床下収納外してみると…

基礎の中も水が溜まってる。


一応家周りウロウロとしてみると、壁と外構の間も泥だらけで、水が掃けないっぽい。

ちりとりと高圧洗浄駆使して、泥を道路に掻き出す。

基礎の通気穴が見え、ジョロジョロと水が出てくる。

ヨシヨシ。

水が履けるのを見届けながら、外構外壁を高圧洗浄。

んー。だいぶキレイになった。

水は?

出てない。

ヨシ、じゃあ床下収納から覗いてみよう。と、見ると水はまだなみなみとある。

知り合いの建築屋さんに、水中ポンプ借りてきて上から排水。

小さいやつだったうえ、基礎も部屋ごと別れてるため、下潜ってポンプすげ替えてってことでなかなか抜けきらない。

そして、真っ暗で、超狭い。

ヘッドライト使って中に潜ったとき、床下から
見上げたらカビ生え始めてた…

お義父さんに事情話して、床抜いていいですか?って聞くと、オッケー出たので畳の部屋だったところの床板をバールで剥ぐ。

湿気ってるから簡単にメリメリ剥がれる床板。

床下が見えるようになると作業は早い。

バンバンポンプ入れてドンドン排水。

最期は高圧洗浄して、ふきんで拭き取る。

家から除湿機持ってきて、常に全開運転。

と、被災から一週間位してやっとこ義兄二人が手伝いにくる。

重たくて妻とじゃ運べなかった物を、義兄と3人で運び出す…

が、義兄は忙しいからと一日しか来なかった…

おたくらの実家やろー!と、心の中で叫ぶ私。

この頃になると、お風呂が使えない人が多いのか、銭湯の無料チケットが自治体から配られました。

近隣の指定された銭湯に入れるというチケット。

数はドンドン減ってるけど、こーゆー時銭湯って大事だなーって思う。

④へ続く





大変だったなぁ②

2022-10-20 10:23:32 | 備忘
被災翌日。

朝から、事情をはなし半月ほどの仕事のキャンセルの電話をした後、実家へ向かう。

妻も前日の私のボロボロ感を見て、急遽仕事を休み手伝いに来ることに。

昨日は簡単に動かせる物をほとんどこなしたので、今日からは重たいものなど。

流石に自分の実家ではないので、妻がタンスなどの引き出しを開け、整理する。

と、
「開かないー!」と妻。

木製の引き出しは、木が水を含み、膨れて開かない…

前日必要だと思った、バール、カッパギ等色々用意していたのでバールでこじ開けて、中の物の確認。

仏壇も水没。義父の仕事のものも水没…

家の中の壁の1メートルほどのところに、黒いラインがある。ここまで水が来たということ。

ちなみに少し地面から高めに建てているので、外に出て見ると地面から1.8メートル〜2メートルの高さになる。

隣のアパートの一階の人は、部屋が全水没だったらしい…

妻が物の整理して分別したら、要るものをひとまず高圧洗浄して、それで終わりなもの、ここから洗剤使う物と分けておく。

それをしながら、床に溜まった泥をすくえるものはすくって袋へ。

すくえないものは高圧洗浄で外に追いやり、カッパギを使い水を外に出す作業。

水に浸かった服はひとまとめにして、汚れの酷いものは高圧洗浄。その後他のものと一緒にコインランドリーでひたすら洗濯。

使えなくなったものは一応分別出来るものは分別してから廃棄。

数日間これの繰り返し。

やってるときに、市だか区だか町内だかの人が来て、災害ゴミは翌日から回収し始めるから、外の目立つとこに置いといてくれとの伝達が来る。

たまたま実家駐車場にバンバン出していたので、そこでいいか聞くと、構わないとのことでそこに置くことにした。

実家駐車場は、2台分貸出していて、借りて止めていた車がいたが、水没。2台とも廃車となり被災翌日には持ち主がレッカー手配してくれたおかげで、かなりのスペースがあって助かった。

そこにひたすら被災ゴミを積んでく。近所の人も置けない人は置かしてくれと頼みに来る。

こんな時は持ちつ持たれつ。どーせ回収しにくるから、置いて置いて!とバンバン置かせる。

隣や裏の家のアパートや家の高齢者のところもついでにゴミを運んであげて、バンバン出す。

一日で車庫はパンパン。

回収来るが一度じゃ積めず、何度も来てくれて助かった。

空になったらまた家の中にあるバラした家財、庭に出した畳などドンドン出す。

どんだけあるんだってくらいの量。ひたすら出し続ける。

これが数日。心身ともにヘトヘトだが、そうも言ってらんない。

そして、町内から細菌やバクテリアなどから消毒しましょうと伝達。除菌剤とかが配られるが大行列。幸いうちは妻がそれ系ガンガン使う仕事なので、妻の職場の長からそれが宅配で大量に届く。

多すぎるので、近所に配ることにした。

すると、お返しにと食べ物がたくさん届く。

食べきれません…

今まであまり知らなかったご近所さんの顔を見ることができて良かったです。

③へ続く