オッサンパパ、ときどきムスメ、ところにより嫁

オッサンのパパ。ヤンチャムスメ。破天荒嫁の日常。

大変だったなぁ④

2022-10-21 07:01:43 | 備忘
2階にも生活出来る2世帯住宅で、生活こそ出来てはいたが、一階は浸水被害でボロボロ。

一週間が過ぎ、さらに問題が増えてくる。

時期が時期だった上、気温もそれなりに高かった。

それゆえ、あちこちにカビが生え始めた。

ボードと、木製のものは目も当てられない。

当然、朝から晩まで窓や戸は開けっ放しで、風の流れがないところは除湿機入れていても、ドンドン増殖する。

ということで、木製製品は廃棄。室内壁のボードも、カッターでボロボロ切り込みを入れて、剥がして廃棄。

内装工事中みたいな様相になった。

試しに切ってみた写真。



畳剥がして、床板乾かしている写真。

その後

床板剥がして、新しく根太と床板敷くところ。


知り合いの大工さんに色々聞いたり、手伝ってもらい、乾かしても駄目、張り替えなさいとのことで、ホームセンターへ。

根太になる角材と、床板やボードを買ってきて床作った。

お義父さんは、畳じゃなくてフローリングがいいとのことで、畳の深さ分底上げして根太と床板を貼り、元の畳の高さになるところにフローリングを貼った。

床下には、乾燥剤代わりに消石灰をまき、床板の裏側には断熱貼って防湿防寒対策した。

ボードと壁紙は流石にできなかったので、大工さんにお願いし、膨らんだ室内扉を外し、引きずるものは引きずる部分をカンナがけ。

膨らんだものは、板張替えと、塗装でなんとかした。

キッチンも全滅だったので、シンクはすべて廃棄。

お義母さんにどんなのがいいか聞き、大工さんに持ってきてもらい、設置。

庭や敷地内の木も、だんだんと枯れてきたので、枯れたものは伐採し廃棄。

と、ここまでで被災から2週間〜3週間でした。

2週目に入った頃、道路の洗浄車がひっきりなしに走り回り、道路をバンバン掃除してくれたおかげで、実家まで行く道のりが楽になったし、掃除しやすくなった。

その頃、被災者に行政から罹災証明持ってくればお金出ますみたいな通知が来たので、そういうものは義両親にお願いした。

額にビックリ。とんでもなく安い。まぁ、ないよりはマシかな。

こういう工事中に、義両親と妻でたくさんなくなった家財道具の買い物に行ってもらった。

冷蔵庫も2階のものは小さくほとんど入らないので、冷蔵庫。テレビ等家電はほぼ全滅だったので、そのお金で買い揃えたみたいです。

一方私は、出来上がった床や壁、被災しても平気だった元々の床や壁、外壁外構などをもう一度キレイに洗浄、そして消毒、コーティング。

一部変更はありましたが、3週間後には完全復旧。

仕事より疲れた〜

義父に、ありがとうとお金頂きましたが

水没してだめになったパソコンとプリンター買って返した。

困ったときはお互い様。お金なんてもらおうと思ってやってないが、大工さんと建築屋さんなどには少しだけ払ってくださいとお願いした。

大工さんたちからは被災者にお金払えなんて、言いにくいだろうから。ここ大事。

周囲の家よりだいぶ早く復旧出来て良かった。

なかなか復旧しないと年老いた体に負担がかかるだろうし。

と、スピード感大事にやってきたDIY工事でしたが、3年経ってもどこも問題のないとのことで。手先が器用で良かったw

被災から復旧までの覚書でしたとさ





大変だったなぁ③

2022-10-20 19:26:26 | 備忘
義実家もだんだんと片付いていき、泥も水も外に出し、最期は手で水を拭いて自宅へ帰る。

翌朝来ると、拭いたはずが水浸しになってる…

なんとなく壁紙触ると、ビチョビチョ。

知り合いの建築屋にレベルレーザー借りてきて、水が来てたとこより少し上のラインでチョークラインで墨打ってカッターで切る。

壁紙剥がしてみると、ボードがビチョビチョでふやけてた…

なるほどね…床下見てみたい…

台所の床下収納外してみると…

基礎の中も水が溜まってる。


一応家周りウロウロとしてみると、壁と外構の間も泥だらけで、水が掃けないっぽい。

ちりとりと高圧洗浄駆使して、泥を道路に掻き出す。

基礎の通気穴が見え、ジョロジョロと水が出てくる。

ヨシヨシ。

水が履けるのを見届けながら、外構外壁を高圧洗浄。

んー。だいぶキレイになった。

水は?

出てない。

ヨシ、じゃあ床下収納から覗いてみよう。と、見ると水はまだなみなみとある。

知り合いの建築屋さんに、水中ポンプ借りてきて上から排水。

小さいやつだったうえ、基礎も部屋ごと別れてるため、下潜ってポンプすげ替えてってことでなかなか抜けきらない。

そして、真っ暗で、超狭い。

ヘッドライト使って中に潜ったとき、床下から
見上げたらカビ生え始めてた…

お義父さんに事情話して、床抜いていいですか?って聞くと、オッケー出たので畳の部屋だったところの床板をバールで剥ぐ。

湿気ってるから簡単にメリメリ剥がれる床板。

床下が見えるようになると作業は早い。

バンバンポンプ入れてドンドン排水。

最期は高圧洗浄して、ふきんで拭き取る。

家から除湿機持ってきて、常に全開運転。

と、被災から一週間位してやっとこ義兄二人が手伝いにくる。

重たくて妻とじゃ運べなかった物を、義兄と3人で運び出す…

が、義兄は忙しいからと一日しか来なかった…

おたくらの実家やろー!と、心の中で叫ぶ私。

この頃になると、お風呂が使えない人が多いのか、銭湯の無料チケットが自治体から配られました。

近隣の指定された銭湯に入れるというチケット。

数はドンドン減ってるけど、こーゆー時銭湯って大事だなーって思う。

④へ続く





大変だったなぁ②

2022-10-20 10:23:32 | 備忘
被災翌日。

朝から、事情をはなし半月ほどの仕事のキャンセルの電話をした後、実家へ向かう。

妻も前日の私のボロボロ感を見て、急遽仕事を休み手伝いに来ることに。

昨日は簡単に動かせる物をほとんどこなしたので、今日からは重たいものなど。

流石に自分の実家ではないので、妻がタンスなどの引き出しを開け、整理する。

と、
「開かないー!」と妻。

木製の引き出しは、木が水を含み、膨れて開かない…

前日必要だと思った、バール、カッパギ等色々用意していたのでバールでこじ開けて、中の物の確認。

仏壇も水没。義父の仕事のものも水没…

家の中の壁の1メートルほどのところに、黒いラインがある。ここまで水が来たということ。

ちなみに少し地面から高めに建てているので、外に出て見ると地面から1.8メートル〜2メートルの高さになる。

隣のアパートの一階の人は、部屋が全水没だったらしい…

妻が物の整理して分別したら、要るものをひとまず高圧洗浄して、それで終わりなもの、ここから洗剤使う物と分けておく。

それをしながら、床に溜まった泥をすくえるものはすくって袋へ。

すくえないものは高圧洗浄で外に追いやり、カッパギを使い水を外に出す作業。

水に浸かった服はひとまとめにして、汚れの酷いものは高圧洗浄。その後他のものと一緒にコインランドリーでひたすら洗濯。

使えなくなったものは一応分別出来るものは分別してから廃棄。

数日間これの繰り返し。

やってるときに、市だか区だか町内だかの人が来て、災害ゴミは翌日から回収し始めるから、外の目立つとこに置いといてくれとの伝達が来る。

たまたま実家駐車場にバンバン出していたので、そこでいいか聞くと、構わないとのことでそこに置くことにした。

実家駐車場は、2台分貸出していて、借りて止めていた車がいたが、水没。2台とも廃車となり被災翌日には持ち主がレッカー手配してくれたおかげで、かなりのスペースがあって助かった。

そこにひたすら被災ゴミを積んでく。近所の人も置けない人は置かしてくれと頼みに来る。

こんな時は持ちつ持たれつ。どーせ回収しにくるから、置いて置いて!とバンバン置かせる。

隣や裏の家のアパートや家の高齢者のところもついでにゴミを運んであげて、バンバン出す。

一日で車庫はパンパン。

回収来るが一度じゃ積めず、何度も来てくれて助かった。

空になったらまた家の中にあるバラした家財、庭に出した畳などドンドン出す。

どんだけあるんだってくらいの量。ひたすら出し続ける。

これが数日。心身ともにヘトヘトだが、そうも言ってらんない。

そして、町内から細菌やバクテリアなどから消毒しましょうと伝達。除菌剤とかが配られるが大行列。幸いうちは妻がそれ系ガンガン使う仕事なので、妻の職場の長からそれが宅配で大量に届く。

多すぎるので、近所に配ることにした。

すると、お返しにと食べ物がたくさん届く。

食べきれません…

今まであまり知らなかったご近所さんの顔を見ることができて良かったです。

③へ続く









大変だったなぁ①

2022-10-19 17:50:31 | 備忘
先日妻が
「あれから3年か…」

なんて、ドラマが始まる様なセリフ言ってた 笑

話はここからです。

2019年10月台風19号。

妻の実家が床上浸水被害

まぁー、大変でした…

覚書、思い出し書きとして記事書きます。


その日台風で洪水が予想されてた。私の親も、妻の親も大した距離ではないが、妻の実家は階層建て、私の母親は借家の一階に住んでいるので、私の母親は台風が来る前に早々にウチに避難してきました。

娘はまだ台風がどうとか理解してはいなかったので、おばぁちゃんがウチにお泊りすることにテンション高かったのは覚えてます。

だんだん風と雨が強くなり、家が揺れてるのがわかるくらい。

近くの川が氾濫しそうと、避難指示が出ていました。

ウチは住宅街なので、近所の人の動向を見て避難しようと家族で話し合い、10分おきくらいに家周辺の状況を私が見に行っていました。

そんな中、妻にラインが…

写真が添付されていて、それを見ると…

よく妻の実家に集まるとみんなで輪になって座っていたリビング。水面に浮かぶ椅子の写真…

「なにこれ?」

次は、二階から一階に向けて階段を撮った写真…一階部分は濁った水で波打ってる…

「え?これやばくない?」

妻は自分の親に電話。

携帯は繋がりました。

床上浸水して、停電してるとのこと。

妻の母は、すごくおっとりしていますが、その話してるときも、思い出話してるみたいなおっとりさ。焦りがないのはいいことだ。

妻はすぐ迎えに行くというが、今はむりと説得。妻の母も、来ても水で来られないから、引いてから来てくれと妻をなだめる。

不安な夜を過ごしました。

夜中に台風は通り抜け、明るくなる頃には青空。

雨がやんだ頃、妻が実家に連絡。水はどうか聞く。まだまだらしい。

とにかく、妻は次の日抜けられない仕事で、実家に行くのは私だから寝ろということで、少し寝る。

朝になり、妻は仕事へ。娘は私の母が自宅で見てくれるとのことで、私は妻の実家へ。

停電とのことで、モバイルバッテリーとランタン。朝ごはんになるものと飲み物を持って出発。

いつもなら車で5分程度。しかし現地がどうなってるかわからないので、徒歩で行くことに。

長靴なかったので、捨ててもいい靴とズボンを履いて向かいましたが正解。

家から歩いて5分くらいのとこで、角を曲がると町並みが様変わりしてた…

道路は泥だらけ。ゴミも流れ着いたのかあちこちに散乱…

水こそ少なくなってましたが、泥がすごく、深いところで膝丈まで足が埋まる位。

早い人はもう畳とか出し始めてました。

だんだんと泥が濃く深くなり、やっとのことで実家到着。

義両親は、水の引いたリビングで呆然としていました。

まず食事してもらい、スマホの充電。

様子を妻にラインし、必要なものを聞いて一度帰宅。帰宅時に義母が自転車貸してくれましたが、泥が深く逆に大変だったなぁ…

一度着替えて、ホームセンターへ。かっぱと長靴と、大量のガラ袋購入。電気屋さんの知り合いにちょっとだけ仕事の合間に寄ってくれと頼む。

大量のガラ袋と、大量の雑巾、ゴム手袋と、たまたま洗車用に買ってた高圧洗浄機を自転車に積み、かっぱ着て長靴履いて実家へ。

まず、いるものいらないものを判断してもらう。一階はリビング含めて4部屋。一部屋ずつ確実に物を出し、判断してもらい、要らないものはガラ袋へ。

しかし、義両親からしたら、思い出や思い入れのあるものばかりだから、なかなかはかどらない。

心を鬼にして、急かしどんどんゴミを出していく。

畳も、どんどん剥がして外へ。

一日がすぐ終わる。

電気屋きて、ブレーカー見てもらうと、一階以外は生きてるからと、一階以外の電気を復旧してもらう。

実家二世帯住宅なので、2階にもリビングや水回りがあり、電気が来たことで生活は出来るようになったが、お風呂とかはだめ。

夜一度帰り、車で義両親を迎えに来て、うちのお風呂に入ってもらった。

娘は、両方の祖父母が集まることでテンション爆アガリ 笑

お風呂あがり、テンション高い娘の相手は大変だろうと、休憩もそこそこに家に送り届けました。

②へ続く



トマト

2021-04-28 21:25:50 | 備忘
以前仕事先で、お客様から新鮮なトマトを頂きました。

フルーツトマトで甘くて美味しく、娘が全部食べちゃいました 笑

その話をお客様にすると、たいへん喜んで頂き

「いっつもたくさん送られてくるから余っちゃうので、来たらそちらにも発送しますね」

と、ありがたいお言葉を頂戴し、仕事を終えました。


そんなことすっかり忘れていましたが、突然宅配便が来ました。

何かを注文した覚えはないので戸惑いましたが…

送付人を見るとお客様の名前が!

トマトきたー!と娘は大喜び。

開けてみると…

見出しのお菓子が入っていて、手紙も付いていました。

どうやら娘の好きなトマトではなく、普通のトマトしかなかったみたいで、送ると言ってしまったから約束を果たすために、お客様お気に入りのお菓子を送ったとのこと。

心遣いが嬉しい限りです。

お礼の電話し、娘を電話口でありがとうございますとお礼をいいました。

手紙は娘宛で、内容は私をやたら褒めた読むのは恥ずかしいような嬉しい様な内容でした 笑

何気ないこういうやり取りが、明日への活力となる私。

娘は歯磨きしたあとに食べようとして、妻に怒られてふてくされてますが、明日娘とそのお菓子を美味しく頂きます

オチはないのでこのへんで 笑