お待たせいたしました。それではまず、製作中考えていた勝手に設定なんぞ。
幼い頃『緑の大地』から母親メリー・ジャバサとともに連れ去られ、その恐怖の中、かけがえのない母親も汚染された大気に蝕まれ亡くしたフュリオサ。流れついたイモータン・ジョーの砦で子産み女として暮らしていたが、ある時些細なことでジョーの逆鱗に触れ左腕を失う。この時点で彼女の子産み女としての生命は絶たれた。しかし、自ら志願してジョーの私設軍隊『ウォーボーイズ』に入隊すると、要塞(シタデル)周辺の反乱分子を次々と粛清していった。そしていつしかジョーの絶大なる信頼を獲得し、大型移動要塞『WAR RIG(ウォータンク)』の運行を任されるようになる…。そして彼女の運命は大きく動き始める。
フュリオサが『WAR RIG(ウォータンク)』を駆る以前、要塞(シタデル)周辺の反乱分子の粛清に使用し、通称『血のブレード(BLOODY BLADE)』と怖れられたのがこの『HELLDOZZER"THE CYCLONE"』である。タトラ社製軍用トラックのシャーシに1970年型Mercry CycloneのStock Carのボディを載せ、大型ブロア搭載のV8モーターは極限までパワーアップし、助手席に縦置きされたNosの過給も可能。ボディ後方には銃座を兼ねた見張り台、車両前面にはキャタピラー社製ブルドーザー『D7E』のブレードを破壊力満点にカスタマイズしたものを装着しており、このブレードの攻撃力と6輪駆動の軍用トラックの走破性の組み合わせはまさに『MAD』で、フュリオサの名前をこの荒廃した世界に瞬く間に知らしめることとなった。
製作記はまたの機会に。
それでは。