2016年10月。秋本番の谷川岳一の倉沢を訪問しました。
谷川岳天神平のロープウェー駅からの天気自動車を利用するため、8時30分に到着したところ、始発時刻が9時30分との
こと。
始発時刻まで一時間あり始発以降の発車は一時間おきであったので、10時30発に乗ることにすれば十分にロープウェーと
リフトを利用して、天神平からの谷川岳が展望できるだろうとの期待を込めて天神平まで登りました。
天気は晴れているものの谷川岳の山頂付近は厚い雲に覆われ、写真撮影の出来る状態ではありませんでした。
写真撮影中に、一の倉沢は今期最高の状態との情報をキャッチしたので、急いでロープウェーで下山し電気自動車発着場まで
行ったところ、運転手曰く 「満員です。次の11時30分発となります。歩いた方が早いですよ。」 の一言で、ハイキング
がてら一の倉沢まで歩きました。以前は一の倉沢まで自家用車で行けたのに・・・・。
何度となく訪れている場所ですが、谷川岳山頂が雲に覆われることなく晴れ渡った光景は初めてでした。
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到着後の一の倉沢の全景写真です。丁度、一ノ倉岳衝立岩に光が当たっていました。
SONYα7Ⅱ SONY FE Zeiss Vario-Tessar T*16-35mm F4 f/8.0 1/40s
以下はwikipediaの情報によります。
『谷川岳の標高は2,000mにも満たないが、急峻な岩壁と複雑な地形に加えて中央分水嶺のために天候の変化も激しく遭難者の
数は群を抜いて多い。
ただし遭難者の多くは一ノ倉沢などの岩壁からの登頂によるもので一般的なルート(天神尾根)は殆ど危険な個所もなく遭難者
も少ない。』
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魔の山「一の倉沢」の主要部分を望遠で切り取ってみました。
NIKON D800E NIKKOR 24-85mm f/3.5-4.5G ED VR f/16.0 1/2s
『1931年(昭和6年)から統計が開始された谷川岳遭難事故記録によると、2012年(平成24年)までに805名の死者が出て
いる。
ちなみに世界の8000メートル峰14座の死者を合計しても637名であり、この飛び抜けた数は日本のみならず世界の山のワースト
記録としてギネス認定されている。1960年(昭和35年)には、岩壁での遭難事故で宙吊りになった遺体に救助隊が近づけず、
災害派遣された陸上自衛隊の狙撃部隊が一斉射撃してザイルを切断、遺体を収容したこともあった(谷川岳宙吊り遺体収容)。』
合掌。
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一ノ倉岳 衝立岩の望遠レンズ切り取り画像です。
NIKON D800E AF-S VR Zoom-Nikkor 70-300mm f/4.5-5.6G f/16.0 1/30s
衝立岩下部の「烏帽子スラブ」及び「中央稜テールリッジ」です。白く輝いている岸壁と紅葉、針葉樹のシルエットが印象
的でした。
今年の紅葉は天候の影響で真っ赤にならず残念でした。一ノ倉岳の右方の山は真紅に染まる場所でもあります。
SONY α7Ⅱ SONY FE Zeiss Vario-tessar T* 16-35mm F4 f/16.0 1/160s
一の倉沢は今年最良の天候に恵まれ、訪問できたことに感謝です。
帰りに沼田の発知りんご園で、いろいろな種類のリンゴ試食をさせてもらいながらも、お目当ての「陽光」をお土産とし帰宅
しました。
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