いよいよクライマックス、WBC 日本 VS 韓国の決勝。
球場に到着たが、何故か毎回タクシーの運ちゃんが止める場所が違う。まぁ球場ひろいからね。今日はアッパーデッキ3階席の前に止められた。試合後、ここで落ち合うことに決めて相乗りの人と別れる。
まずはお土産屋に突入、ここ（決勝）まで来ればもうWBCのテンションも最高潮、値段のストッパーがだいぶ緩くなって、モリモリ買い始める。Tシャツ2枚。
これは試合中に着ないとネ。
上着も探すがサイズがアメリカナイズされてて微妙。小さめのサイズ発見。お土産にもなるし取りあえずカゴに放り込む。
球場に入って席に座ると、氷魚さんが居ない。１時間前になっても来ない。俺より３０分も早く集合しているんだから、いくらなんでも着かないとおかしい。ヤバイ、勝手に忘れた携帯持ってきたけど、取りに帰って探しているのかも知れず。
ビクドキしていると、やっと氷魚さん到着。ただ単に出発が誰かを待って遅くなっただけらしい。ねーな、シャトルバス。
今度は氷魚さんお土産屋に買い物へ。韓国オカンが下に下りてきて、前の空席に置いてある、応援用の風船を試合前なのにガメていく、オイオイざけんな！、こちらの席にも乗り出して氷魚さんの分も持っていこうとするので、さすがに注意した。
すると、コントみたいに下を出してエヘヘと笑い誤魔化した。死ねばいいのに。俺の風船予備及びお土産が減ったジャないか
オープニングセレモニー開始、ここでデジカメの電池が切れる。オイオイ、勘弁してくれ。オイラのデジカメはこんな事もあろうかと、単３仕様、しかし球場では電池売ってない。外に買いに行こうにも近くに店が無いロケーション。もう。
国家斉唱。それはもう全力で歌う。テノールで。それが日本の魂だろう？と思ったが、あまり回りで声が聞こえない上にチラチラ見られる始末。あれ？歌っちゃいけないのか？帰ったら調べてみようと思った。
（斉唱＝大勢で同時に歌うこと）大丈夫の様です。
試合開始、先頭打者は出塁するし、繋がる。（多少バント失敗はあった）しかし、決定打が出ない。併殺も多い。
韓国ピッチャー奉重根(ポン・チュングン)の調子は悪いようだが、要所要所で締められている。空振りや凡打の崩され方が異常、よほどいいピッチャーの様です。それに二遊間、セカンド高永民(コ・ヨンミン)、ショート朴基赫(パク・キヒョク)の守備がハンパ無い。調子の悪いピッチャーを守備が支える。いい試合、いいもの見せてもらってます。
それでも何とか先制点。４回終了まで韓国打線をヒット1本、低めに集める完璧な投球で、チャンスらしいチャンスもなく、隣に座っている韓国の人も静かなもんだ。
5回、粘りに粘って球数をなげさせ、この回で１００球に到達、リリーフの鄭現旭(チョン・ヒョンウク)に交代。しかし、このリリーフもやたらいい。１死一、三塁で小笠原の打席で三振ゲッツー。走者は青木。小笠原が空振りさせられるのも凄いし、青木の足を刺す韓国の守りも凄い。チャンスで点が入らない展開が続く。
その裏、韓国の５番、秋信守(チュ・シンス)にホームランを打たれる。帰ってからビデオ見たけど、失投でも何でもない。打った選手スゲー。調べてみると、韓国唯一のメジャーリーガーで、攻・走・守揃った選手との事。２００８年２００イニング以上投げて被本塁打３本しか打たれていない岩隈から、しかも失投でも何でもないこの球を打つのは凄い。普通に感心した。
ランナーを出しながらギリギリ抑えながらも、じわじわ点が入る日本と、少ないチャンスを生かして点を取る韓国。だがしかし、楽天の貧打でこんな展開はなれている岩隈、こんな事では動じない。後続、次の回と低めに集めた安定したピッチングで淡々と投げる。
７回裏、７イニングストレッチ。Let's me take the Ball Game! 的な歌詞？うろ覚えすぎるが、知っているふりして全力で歌う。オーロラビジョンとESPNに全力で映っていた様ですが、日本の放送を見ると、イニングリプレーで全く映ってませんでした。残念orz。
８回、二塁打を打たれゴロで進塁、犠打で再び1点差とされる。ここで98球、球数制限を迎え先発の岩隈が交代、代わった杉内がノーヒットで締めてくれる。
なんといっても采配の中で継投が一番難しい。それが、１００球という球数制限の中で、８回2/3まで投げたというのが大きい。低めに集める投球で、抜群の安定感があり、安心して見ていられました。俺の中でMVPです。
そして、継投した杉内は５試合登板して1安打も打たれていない。影のMVP。完璧なリリーフで８回を終了。
９回も杉内がマウンドに上がっていたが、韓国の代打によって、ダルビッシュに交代。完全に藤川君の出番は無い様です。野球は競争、代表争いもポジション争いも、競争です。役割や使いどころも有ると思いますが、大事な試合で監督の起用です、御免なさい。
9回最後の守り、正直韓国の粘りと強さなら同点は有るなと思っていた。際どいところをつきすぎたのか？力が入っているのか、２四球。やめてくれ、鋭い当たりでホントに同点に。しかしダルなら、連打は無い、そう信じて応援。点が入っても比較的落ち着いて見てられました。
そして、やってくれました、エライぞダル！打たれても、引きずらない、粘りのピッチングはシーズン通り。同点で延長戦に。いや、この好ゲームが長くつつくのはいいのですが、さすがに疲れてきたヨ。応援もヘロヘロに。ここで抑えて岩隈に勝ち星ついていれば、MVPはクマにいってたのかなぁ？
１０回、序盤から粘って球数を投げさせ、継投で多くの投手交代させている、いつまでもイイピッチャーが続く訳が無いので、延長になれば、日本が有利と思っていました。
内川がヒットで出塁、繋ぐ岩村。そして、低迷を続けたイチローが、この試合で帳尻合わせ。いいんです、大事なところで打ってくれれば、問題ありません。
最後はダルが抑えて優勝！ありがとう全日本チーム、ここまで連れて来てくれて。そして韓国も含めて、最高の試合をありがとう。
優勝セレモニーも見たいが、「試合後バス集合時間まで時間無いから、チームプエルトリコ用にプエルトリコの服買ってきて」と、勢いだけで頼まれていたので、混む前にそそくさとお土産屋に行く。ふと見ると優勝記念限定Tシャツが売っていたので迷わず購入。
後から聞いたら全然売ってなかったらしく、殆どの人が手に入らなかった様です。
ホテルの知り合いも、空港で会った見知らぬ人も。こんなことならもっと沢山買っておくんだった。余ったらヤフオクで売っても良かったんだし、テンパっててそこまで気が回らなかったなぁ。
