「天に星 地に花 」帚木蓬生著 集英社文庫
なかなか読み応えのある長編本でした。
お話は享保13年、江戸時代の中期の頃、
久留米藩領井上村の大庄屋の利発な次男坊
高松庄十郎のお話です。
この本が登場人物に関して丁寧に書かれてて、
人望の厚い庄十の父親、
大庄屋の高松孫市の父たる言動に心打たれました。
父親の役割ってとても大事ですね。
小さな子供にも真実を教える大切さを感じました。
「天に星 地に花 人に慈愛」の言葉に導かれるように、
「父上、庄十は医者になりとうございます」
母親の命と引き換えに、命拾いした息子庄十の答えでした。
これは、子育て始めた息子に是非読ませたいと思いました。
徳を積む人に、育てて行ってほしいな~と、
人としての理想は高く、行い難しか~?(苦笑)
また、嫌がられそうです。
cyicyikatsuko