今日は久しぶりに夜家で留守番だったので、夜ご飯をつくりました。
にんじんとキャベツと豚肉の焼きそば。
なんか具が多い気がしたので、具を半分くらいにわけ、半分は残ってた冷ご飯と一緒に炒めてチャーハンにしました。
チャーハンはバターで炒めてしょうゆで味付けして(私はこの味付けが大好きだ)、アンチョビソースなんか入れてみたりして(これは初挑戦)、ちょっとオリジナルな感じで、「ふっふっふ。明日の朝はこれだわっ」と思っていました。
そしたら焼きそばつくり途中で母が帰ってきて、しかもお寿司を土産にしてて、
「あんた焼きそばは明日にして、これ食べなさい。」
なんでこういうタイミングで明日の朝ごはんまで作っちゃうかね私は
しかし焼きそば・チャーハン<<<<<寿司(しかもトロと赤身と穴子)
もちろん寿司を食べました。おいしかったです。トロ~穴子~赤身~
チャーハンは予定通り明日の朝食べます。せっかく好みの味付けにしたんだし。
焼きそばは母が食べてくれることと思います。
それにしても、鬱がひどかった(というかてんかんのせいでうつ症状がでまくってた)頃は料理なんか全然出来なかったので、やっぱり私は回復したなぁと思います。回復というか薬がよく効いてるというか。
しかも今日なんか、てんかんの禁止事項全部無視してた日ごろの悪行がたたって、朝からずっとだるくて頭も痛くて歩くのも辛いくらいだったのに。
巷では「うつ病」の症状としてわかりやすいサインは「死にたくなる」だとよく言われますが、あまりそれはあてにならないんじゃないかなぁと私は思います。どんな人でも死にたくなるくらいいやな思いはしばしばするものだと思うので。人にもよるでしょうが、少なくともうつ病の人だけではないんじゃないかと。
今日偶然聞いたラジオで、どこかの調査によると最近の日本の中学生(か、中高生か忘れた)の25%は「死にたくなる」などのうつ症状があって、うつ病の臨界点くらいにはいると言ってて、それを聞いた山田五郎が
「でも僕も『死にたい』なんてしょっちゅう思ってたし、一人ぼっちの気がするなんてしょっちゅうだし、それをうつ病と言われてもねぇ。」
というような発言をしていましたが、「よく言った!」と思いました。初めてだ、マスコミのコメンテーターのあんなにうなずいたのなんか。
中学生や高校生の思春期なんか特に、感受性も一番敏感になってるし、そもそも悩み多き時期だし、悩みすぎて思いつめたり、感情の揺れが激しくなったり、ゆううつになったり、自殺願望や発狂願望が芽生えたりしたってそれは普通のことなんじゃないかと。
普通のことだから放置していいとは全然思いませんが、心のケアなり何なりは必要だと思いますが、「うつ病だ」と騒ぐのは何か違うかな、と。
それよりもむしろうつを疑った方がいいのは、「やりたいはずのこともやるべきことも生活上必要なことも、何にも手がつけられなくなる」とか「このままではいけないと焦るけど焦るだけで何もできない」とか「何でも自分が悪いと思う」とか、そっちじゃないでしょうか。
ずっと頭でぐるぐる考えて、自分を責めて、何かしなきゃと焦るけれど、もう考えて自分を責めまくってるのでそれだけで疲れてしまっているので何もできなくて、それでよけい自分をだめだと責めて……という悪循環で、そのせいで「死にたい」とかいう願望も芽生えるのであって、「死にたくなるくらい憂鬱」とか「悩んでてもう死にたいと思うほどになった」とかは、大変な状況ではあると思うけれど、別にうつ「病」ではないと思うのです。
巷でよくやられているうつ病チェックテストの類は、別に嘘でもいい加減でもないと思います。
が、あれでうつ病を測るのは危険です。
たぶんああいうテストは、うつ病の患者が訴えてきた主な症状をリストアップしてきたものでしょう。
だから、確かに自分のうつ症状がひどかった頃を思い出しても、「言葉で説明するとしたらそういう症状ではあったな」とは思います。
が、何か違うのです。
同じ「気分が暗い」「憂鬱」「泣きたくなる」「死にたいと思うことがある」でも、うつ症状がひどかった時のそれと今のそれは違うのです。
今だってしょっちゅう気分は暗くなるし憂鬱にもなるし泣きたいことも死にたくなることもしょっちゅうです。でもそれは、うつ症状でそうなってたときとは全然違います。
でも「何が違うか」を言葉で説明できません。
たぶん言葉で説明できたら、私は精神医学会に貴重な一石を投じられるのではないかと思いますが。
抗てんかん剤を飲み始めて2~3ヶ月したある日、道を歩いていた私は「あれ?」と思いました。
「世界はこんなに明るかったっけ?」と。
つまりうつ症状がひどかった頃は、世界そのものがものすごくどろりと暗く見えていたわけですが、かといってうつ病チェックリストに「世界がどろりと暗く見える」という項目はあまりに詩的であいまいすぎて載せられないでしょう。
だから今あるチェックテストの類は、あれはあれでいいのだと思いますが、あれに頼って「うつ病の疑いのある人が多い!」などと騒ぐのは違うような気がします。
あれは個人的に「自分は今うつ病じゃないだろうか」と心配になったときに調べてみて、得点があまりに高いようなら自分の判断で病院に行ってみる、という、あくまで個人的な、病院に行くべきかどうかの判断の助け程度に利用するべきものだと思います。
あと、「死にたくなる」よりは「焦り」とか「罪悪感」のほうが、うつ病かどうかを判断するときは重要なんじゃないかなと、私は思ってます。どんなに憂鬱でも、何もやる気がしなくても、それを人のせいや環境のせいにしている人はうつ病ではないです。「責め」のベクトルがすべて自分に向くのがうつ病。
とりあえず、チャーハンと焼きそばを作れちゃう私は、「もはやうつ病ではない」です。
でも書類上はうつ病(と、てんかん)。