la princesse au bois dormant

~いくつになってもお姫様 眠い姫の独り言~

続・ひさびさにものすごいうつがきた

2020年02月11日 | 眠り姫の独り言

……

今はうつはきてないですよ。

 

昔こんなん書いたんですが↓

https://blog.goo.ne.jp/culagesaboten/e/43f07a277857e6d18d98b7a7adb4ceba

 

書評読んだだけでこれだけ死んだ、おおもとの本を、やっと読みました。

 

人間は・・・・慣れるね。

 

相変わらず絶望的な状況だという認識は変わってませんが、しかし絶望のみずうみの底に、ずっと立ち続け、抵抗を続けることだってできるんだよ、人間は。

まあ若い子には無理だね。おばちゃんにならないとできないね。(別におじちゃんでもいいっていうか、性別は関係ないけど、三十代後半以降じゃないとできないね。)

 

絶望的な状況で、どうせダメでも、抵抗することに意味があるんだよ。

それが多数派の状況を、見た目には変えてなかったとしても、「変えようとした人間がいた」ことで、多少の効果はあるんだよ。

 

前のブログを書いたときの自分と、そのずっと前の、高校生の自分に、教えてあげたいです。

でもそのころに教えてもわかんなかったと思います。

 


模索する手のひら二枚冬の路

2020年01月28日 | 17

元句:模索する手のひら二枚冬の蓮/磯貝碧蹄館

 

この関係は、いったいどこへ行くのだろう。

 

友人でもない

同僚でもない

ビジネスパートナーでもない

言うまでもなく

恋人なんかじゃないし

まして家族なんかじゃない

 

あなたと私の間にあるのは

友情なのか

愛情なのか

信頼なのか

尊敬なのか

それらすべてなのか

それらのどれでもないのか。

 

この手はいったいなんだろう。

 

手のひらを重ね合わせ

指を絡めて

二人の間にある。

 

この手が意味するものは

いったいなんだというんだろう。

 

あなたはふと目覚めてはまた眠りを繰り返し

わたしも少しうつらうつらしては目覚めてを繰り返し

たまに髪など撫でてみたりするけど

どうしたらいいのかよくわからない。

 

眠らせておいていいのか

眠っていたいのか

電車を降りなくていいのか

降りたくないのか

どうしたらいいのかよくわからない。

 

どうしたらいいのか、わからないんだ。

 

たぶん

あなたの歩く道と

私の歩く道は

今、とても近い。

 

あなたはあなたの道をひとりで歩いている。

わたしはわたしの道をひとりで歩いている。

とても近い道。

他に誰もいない道。

 

他の人の道は、なぜかとても遠い。

 

 

「わたしはあなたと感覚がとても近いように感じるんだけど」

「少なくとも違和感はないよ」

そんな会話をかつて交わした

 

近い感覚の人が近くにいる。

そんなつらいことはない。

 

どうしてここを、あなたとわたししか歩いていないの

他に誰もいないなら、なぜあなたはいるの

とても近い道だから、わたしは知っている

この道は

絶望のみずうみの底にある

そして、この道の先は、終着地は、もっと深い絶望だ

どうしてあなたが、その道を歩いているの

どうしてわたしは、この道を変えられないの

みずうみから水をかき出すこともできないのに

あなたに『別の道に行って』とも言えない

 

あなたはふと目覚めてはまた眠りを繰り返し

わたしも少しうつらうつらしては目覚めてを繰り返し

電車は川を越えた。

 

このままどこへ行ってしまうんだろう

あなたが目覚めるまでは、このままでいていいんだろうか

 

このままで

 

手のひらを重ね合わせ

指を絡めた手が

二人の間にあるままで

 

 

(途中、『かなしみのみづうみがあり泳ぐなり』野木桃花 が、混じりました。)


紫微花まことの愛でも違っても

2019年09月13日 | 眠り姫の独り言

元句:『百日紅まことの愛は遂になし』 金子兜太 句集『少年』

さるすべりは、「百日紅」とも「紫微花」とも書くようで…。


君と過ごした日々は、もう20年以上も前のことになってしまった。

あれが「まことの愛」だったのかどうかなんてわからない。

そして、そんなことはどうだっていい。


私はあのころあの場所で君と過ごした。

君とたいせつなものを共有した。

その「たいせつなもの」が、いまの私を動かしている。

それだけでいい。

 

この間、私の生年月日を問われて、

君の生年月日を答えてしまった。

そのくらい、君は、私の中にいる。

たいせつな場所に、ずっといる。

それだけでいいんだ。


君にはもう、海が見えるだろうか。

君はもう、消えない虹を見つけただろうか。

それを私が知ることはないだろうけど、

海も虹も空も星も風も光もなにもかも

君が手にしていてくれることを願っている。

 

まことの愛かどうかなんて、どうだっていい。

 

誕生日おめでとう。

 



寒風下あにいもうとのやうにいる

2018年06月28日 | 17
元句『寒月下あにいもうとのやうに寝て』大木あまり 句集『雲の塔』


どこまでも、当たり前のはずの話が通じない世界。

ルールは人の権利を守る(ぶつかる場合はなるべく公正に調整する)ためにあるんだから、
「みんなで話し合って決めて、決めたら守る。実情に合わないなら正式な手続きを踏んで変える。」
が大原則なんだ、
運用する側、守らせる側が率先してねじ曲げたり破ったりするなんて論外なんだ、
……って言っても、ほとんどの人が理解しようともしない世界。

そしてルール運用権を手にした人間が、
個人の勝手な正義感や倫理観でルールをねじ曲げて弱者に押し付けて、
それを「いいことした」気分でいて、
それを是正も批判もできない世界。

健保組合の実質トップの責任者が、
「『健保組合は健康保険法を守らないといけない』の意味が分からない。
 健康保険法より優先すべき組織の事情や都合がある」
なんて、恥ずかしげもなく言って、しかもそれがスタンダードで、
疑問を持つ人の方が異端者扱いされる世界。

国が使えもしない仕組みを国民に押し付けて、
使えるようにする工夫もろくにせず、
(言い訳として成立しない言い訳に終始して、責任逃れと責任押しつけしか考えてない)
仕組みの使用料は言い値で強制徴収する世界。



くそったれだぁな。


世界はくそったれだ。
闘っても、負けるだけだ。
そして闘いもしない奴らの冷笑を浴びるだけだ。





それでも
あなたがそこにいるなら
あなたもそこで闘ってるなら

きっと負けても清々しい。



どんなにめげても
打ちのめされても
つきおとされても
あなたがリングから降りない限り、私もリングから降りない。
そして万が一、あなたがリングから降りても、私はリングから降りない。
あなたはぜったい戻ってくるから。

信じてるから。


冷たい、寒い風なんか、いくらでも浴びる。
あなたも同じ風を浴びてることを、私は知ってるから。


10年くらい前の自分のこと

2018年05月10日 | 成年てんかん日記
ちょっとしたことがあって、家の中をあさってみたら、
社労士試験に合格した時の資料(試験結果通知とか合格証書とか)と、「合格者セミナー」の原稿が出てきました。

「合格者セミナー」というのは、
資格試験の専門学校が主催してる、
「合格体験談を聞いて、参考にして、みんな頑張って勉強して合格しようぜ!」の会です。
たぶんそうだ。うん。

たしかに10年くらい前、社労士試験に合格して、社労士事務所に転職して、
受験勉強でお世話になった専門学校からの依頼で、「合格者セミナー」とやらで、なんかしゃべりました。

実際しゃべった内容は、あまり覚えてません。
原稿は用意したけど、その半分も伝えられなかった…という記憶は、かすかにあります。

で、その、「用意した原稿」が、出てきたんで、読んだんですが、

ええこと書いとるやんけ。

稚拙ですけど、言葉足らずも多いですけど、良いこと言ってるんですよ。

「労働法、社会保険法関係の知識は、身に着けて損はない。
 たとえ合格できなくても、『勉強したこと自体無駄だった』とはならない。
 でも、せっかく勉強するからには、形に残せたほうがいいので、
 そのためにはこういう『受かるための工夫』をしてみよう」

という話で、
いやもうまったくそのとおりっす!


……と、思いました。


社労士資格は、キャリアアップとか、収入アップとかで使える場面はほぼない……というのが、
資格を取った者(かつ、資格を生かして働こうとした者)としての実感です。

でも、普通に暮らしてて、
または、巷にあふれるマネー記事とか、マネー関係のセミナーの宣伝とか見て、
「社労士試験勉強しておいてよかった」と思うことは、多々あります。

半端な「マネー運用セミナー」に行くくらいなら、
社労士試験の勉強をしたほうがいいです。
(合格を目指す必要はないです。)


そっかー。10年くらい前から私はそんなこと思ってたのかー。
なかなかやるじゃん

と、思いました。


相貌失認(失顔症)

2018年05月04日 | 眠り姫の独り言
私は人の顔を覚えるのがすごい苦手です。

どのくらい苦手か、というと
・同居人に近所のスーパーで声をかけられたけど、5秒くらい同居人だとわからなかった
(知らない人だと思ってすごい身構えた)
・職場の同僚に帰り道で声をかけられたけど、5秒くらい同僚だとわからなかった
(知らない人だと思ってすごい身構えた)
・仕事関係で、同業種の集まりで、10人ぐらいのグループの、メンバーの顔が覚えられない
(ので、別の会合で会った時に、普通に初対面だと思って名刺交換しようとして「何度も会ってるよ!」と言われた)
・私を一方的に知ってる人がすごい多い
(仕事上などの、普通のつきあいの場合、相手は私を覚えても、私は相手を覚えられないため)
・中学校の卒業アルバムを見て「この人見覚えあるな」と思ったら自分だった
……と、いう感じです。

ちなみにものすごい方向音痴でもあり、
地図が読めないどころかスマホのナビを使ってもまだなお道に迷います。


「相貌失認(失顔症)」というものがあるらしいと最近知って、
テストを受けてみました。

Cambridge Face Memory Test

英語なので、ちょっとよくわかりにくかったんですが(※)
まず顔を覚えて、そのあと何枚かの写真の中から覚えた顔と同じのを選ぶ
……という感じのテストです。

※私の現在の勤め先は外資系らしいですが、英語は全然できません。


結果は、
「正答率54%」



なあんだ、けっこうできたじゃん。

と、思ったのですが、よく読むと、
「正答率60%以下は相貌失認の可能性あり」
であり、
「平均正答率は80%」
だそうです。


……うそおっ!


いや、あんなもん、8割以上正答って、無茶だろ…。
なに、世の中の人って、そんなにすごいの?


ちょっと、びっくりしました。。。


と、言っても、今のところ治療法があるわけでもなさそうなので、
対症療法(状況や服装などから相手を判断するとか)しか、ないんですけどね。。。

コーチングを受けてて思ったこと①

2018年03月06日 | 眠り姫の独り言
最近「コーチング」なるものを受けています。

受けた感想とか、適当に書きます。

時系列はバラバラです。

なんで受けようと思ったかとかも、たぶんいずれ書きますが、
なんせ時系列バラバラなので、あとまわしです。


コーチング受けて、いちばん「自分、しょーもな」って思った気づきは
「私が異様に理屈っぽいのは、
 『理屈っぽかったり屁理屈言ったりすると親が喜んだから』
 だった。」
というものです。

コーチング受ける前に受けたスピリチュアル的なものでは、
「トラウマのせい」
「『理屈』→『正しい』→『勝ち』で、何に勝ちたかったのかがポイント」
みたく言われてたんですが、
あと、自分でも、
「感情で自分を許してないのを、理屈でどうにかしてきたから、理屈を手放すのは危険」
とか、思ってたんですけど、
なんのことはない、
「理屈っぽかったり屁理屈言ったりするのは、数少ない、『ママもパパも喜ぶこと』だったから」
理屈っぽさばっかり磨かれちゃっただけなのでした。

まあおかげさまで、
今の仕事でも役立ってるし(そうか?)
人生がたのしいので、
まあ、いいんです。

「これがないと勝てないから、何か困ることになるから、手放せない」だと、
あんまりよろしくない感じなんですが、
「もともと好きで、かつ周りの人が喜んでくれるのがうれしくてやってた」というなら、
別にいいんだろうな、と思います。


え?その理屈っぽさがめんどくさい?

ごめんね。あきらめて★

19年前の私への手紙

2017年11月30日 | 眠り姫の独り言
最近、「コーチング」というものを受けてます。
その中で、「過去の自分」や「自分の中の自分」に語りかける、というのを毎回やるので、
こないだセルフでやってみたところ、全然うまくいかず、
コーチングの人には「危険だからやめて」と、怒られました。

なので、対話でなく、手紙を書いてみることにします。
19年前の今日の、絶望に打ちひしがれている私に書きます。

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いままでよくがんばったね。
そんなにバカで丸腰で、若さ以外何の武器もないのに。
熱意と強迫観念だけで、よくぞそこまでがんばった。えらい。

さてここで残念なお知らせです。

あなたのいばらの道は、今日が始まりです。

何度も何度も何度も打ちのめされて、
「私なんか生まれてこなきゃよかったんだ」って、ずーっと自分を責めて、
いろんな人がたすけてくれても、目を閉じて耳をふさいでるから「救いの声」も「助けてくれる手」も見えなくて、
打ちのめされて、頭も働かなくなって、普通に生活することさえできなくなって、
毎日20時間睡眠とらないと生存そのものができないってくらい、ほんとに追い詰められて、

それでもなぜか次の手を打ち続ける

……と、いう、
すごいいばらの道です。

「そんなのイヤ!」って思う?
「それが罰だというならそれはそれでいい」ってほっとする?

どっちでもいいよ。
道は同じだから。


そんないばらの道の先に、救世主が待っています。
今のあなたが欲しい言葉を、たくさんくれます。

あなたは、あなたが歩きたかった道を、ちゃんと歩けるようになります。

あなたががんばらなかったら、この道に私はいなかった。
あなたが途中で生きるのをやめていたら、この道に私はいなかった。
だからとても感謝しているけど、
残念ながら、私はあなたに何もできません。

誰も何もしてくれないのに、誰かが何かをしてくれてもまったく受け入れられないのに、
それでも次の手を打ち続けてきたからこその今だから。

感謝もしてるし、応援もしてる。
だから、死なないで、ここまで歩いてきてください。
泣いてもいいし、みじめでもいいし、見苦しくても恥ずかしくてもいいから。
とにかく歩いてきてください。

あ、ちなみに
あなたの仲間たち、今は「大丈夫」になってるから、そのへんは心配しなくていいというか、
あなたの仲間をもうちょっと信じてあげてください。ね?

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紫微花2017

2017年09月13日 | 眠り姫の独り言
年によって書いたり書かなかったりなんですけど、今年は書きます。

今日は後輩の誕生日です。

会わなくなって、連絡も取らなくなって、もう何年たつやらで、
それでもこの後輩が「一番大事な人」なのは一生変わらないんだろうなーとか、思ってたんですけど、

案外そうでもなくて

今じゃ他にも大事な人がいて、彼も「一番大事な人たち」ゾーンの一員、みたくなってます。

昔は、そんな風に記憶が薄れるくらいなら、自分がいなくなっちゃいたい、っていうか、
そんな風に記憶が薄れた私は私じゃない
とか、思ってたんですけど、それも案外そうでもなくて、
と、いうか、別に記憶が薄れたとかでもないんですね。


彼と一緒にいたころと、似たようなことを、今やってるんで、
ここに彼がいたらなあ、

むちゃくちゃつっこみ入れてくれて楽しかろうなあ

と、思います。


今の職場、私が最年少なんで、
で、私、年下にはなめられるんですけど、年上には怖がられるという、謎な体質なので、
つっこみ不在なんですよ。


彼みたいな、
生意気で
口が悪くて
かわいげがなくて
優秀で
私の頭のてっぺんからつま先まで全否定してつっこみ入れまくってくる
でも、私のやりたいことを誰よりもわかって、それを継いでくれる、

そんな後輩が来ないかなあ、と、ぼんやり思います。


あ、
そんな後輩がきても、
「守らなきゃ」とは、たぶん思わないです。
私が守らなくてもだいじょうぶだから。
シャレにならないダークサイドに落ちそうなときは引っぱり上げるけど、あとは「自分で立てるよね?」です。


一緒に考えよう。
私はつっこみどころ満載だから、べしべしつっこんでね。
…って、言います。

メンタルうまくいってない人とその周囲に対して思うこと

2017年07月15日 | 成年てんかん日記
最近、
とあるサイトの読者ページとか、
とあるサイト上でやってる占いのご相談とか
テレビやWeb上の「引きこもり特集」とか
見てて、思うんですが、

みんな「フルタイム勤務」にこだわりすぎじゃない?

週休7日で、人とほとんどしゃべらずに過ごしてた人が、
いきなり週5日、1日8時間働くって
そりゃ無理だよ?

私も引きこもってたことありますが、
最初、「そろそろ大丈夫かなー」と思って、
単発の4日間のアルバイトしたんですけど、
たった4日間で死にそうでした。
まあしぶとく生きてますが。


いきなりは、無理なんですよ。

まずは単発1日から。

で、単発を増やしていって、ある程度コンスタントにできるようになったら、
「週2~3日」の、継続のアルバイト。

で、少しずつ慣れて、慣れたら勤務時間とか日数とか増やしていって、スキルも上げていって、
「フルタイムの正社員」なんて、それからですよ。


これは全然甘やかしじゃないです。


「同じ年の人たちはみんなフルタイムで働いてる」って言うかもしれませんけど、
すでにフルタイムで働いてる人たちとは事情が違います。

交通事故で足の骨折った人に、
手術終わった次の日に、「100メートル全力疾走しろ」って、言わないですよね?
まずは「立つ」
それから「歩く」
それから「少しずつ走る」
って、やりますよね?
「同じ年の人たちはみんな走ってる。だから走れ」
「事故にあう前は走れたんだからすぐ走れるはず。走らないのは怠けてるからだ」
とか、言わないですよね?

同じです。

メンタルの病気で働けない人、働けなくなった人が、
「フルタイム勤務」にこだわりすぎて、かえって行き場をなくしてる姿を見ると、
とても悲しくなります。

どうにかアルバイトを探して、一歩踏み出したのに、
「フルタイムじゃないなんて」「正社員じゃないなんて」
って、周りに言われて傷ついてる話を聞くと、
「その言葉は邪魔だから今すぐ黙れ」と思います。

だいたいそういうこと言うのって、親とか近い親戚とかで、
「心配だから」「もっと良い職について、余裕のある暮らしをしてほしいから」
って、100%善意で言ってたりするんですけどね。
それがわかってるから、本人も反論できない。よけい性質悪いです。

さらに性質悪いのは、親や親族が世間体や自分の自尊心だけ気にしてるパターンですけどね。

現状、フルタイム以外の求人があまりない、とか、そういう問題もあると思います。
(地域や業種によっては、ですが。)
でも、それ以上に、
周りにいる、親身な人たちの心ない言葉が、自立を妨げてるケースが、わりと多くあるんだと、気づいてほしいです。


ちなみに私の親は、私が単発バイト等を繰り返している間、
「早く正社員の職を探せ」の類は一切言いませんでした。
本当は思ってたんでしょうが、言わないでくれました。
それはとても感謝しています。

30代二度目の本厄(でも心は18歳)

2017年01月01日 | 眠り姫の独り言
私は酉年生まれなので、今年は年女です。
そして本厄です。

前回の厄年は、前厄・本厄・後厄と、「悪いことあっても厄年のせいにできるなんてお得!」と、特に厄落としとかしてませんでした。
が、今回は、前厄であったはずの去年がいろいろありすぎて、「あれより大変なのはさすがに嫌」と思い、初詣にて破魔矢を購入。

老いたな、私。

っていうかひどすぎなんだよ去年が。



そんな私は、年賀状で、高校のときの先輩に
「SNSの書き込みがあなたらしいと思って読んでる」と言われ、
卒業後会ってない先輩なので、その先輩が知ってる私は高校生の私なので、
「やっぱり高校生に戻ってんのか、私……。」と、悲しく実感してみました。

だって
行政の代行機関は立法機関じゃないから法令以上の独自基準はつくれないし、
行政の代行機関が自分たちの準拠すべき法律について「正しい解釈を知らなかったから、正しく運用できてなくてもしかたないよね☆」で済む場面なんかあるわけないんだから「照会かけて正解知っちゃったら守らないといけなくなるから照会しない」なんてことはあり得ないし(百歩譲って、法令破るなら破るでいいけど、破ってる自覚と破ったことによるリスクや責任は自覚した上でやれよ、勝手な正義感や倫理観や思い込みだけで「法令が間違ってるんだからいい」とか意味不明な正当化してんじゃないよ、ということ)、
根拠のない感情論を業界や周辺の関連する団体の人たちが集まる場で大声で言ったって「根拠もないのに感情だけでわめいてる」って思われるだけなんだからやめなさいよ、だし、
法令上正しい根拠に基づいてやってることは、どんなにクレーム言われたって、マスコミに言うとか言われたって、裁判で訴えるとか言われたって(っていうか訴えの利益がないので訴えようがないんだが)、ひっこめようがないし、
自分にとって都合悪い法令だからって「それを変えるのもお前らの仕事だ」とか行政の代行機関の職員に言う奴に「てめえ選挙権も被選挙権もあんだろ。法律に文句あるならてめえが変えろよ。日本は一応民主主義国家だよ。」と教えてあげるのは、さすがに時間の無駄なのでやりませんけど…

……

まとめると、「普通のことを普通に言って、普通にやってるだけなのに、どうして私が『異端者』箱に入るの?」なんですけど。


誰も「それ普通」って言ってくれないです。
応援してるとか、好きに言っていいよとか、言ってくれる人はいて、それはそれでありがたいですけど、私が言ってるのは普通のことで、別に私が声高に言うことでも、それを言ってるせいで目立つようなことでもないんだと、誰も言ってくれないのは、どうしてでしょうか。
日本は本当に法治国家なんでしょうか。

……とか、言ってるから、高校生なんだよな、私……。

凍る棘石の天使には石の羽根

2016年12月25日 | 17
元句:『冬薔薇石の天使に石の羽根』中村草田男 句集『萬緑』


私は天使でも猫でも悪魔でもない。
石みたいに冷たく重い心と身体を引きずって、ただ歩いていく。
だってそれだけしかできないし。

なにをしても、なにもしなくても、
なにができても、なにもできなくても、
ただ疲れるだけなのよ。

どっちにしても疲れるなら、何かするよ。

私はきっとあなたにとって、
天使でも猫でも悪魔でもない。
それでいい。

石みたいに冷たくて重い心と身体に、
冷たくて重い石の羽根を背負って、
疲れた疲れた言いながら、それでも歩くよ。

天使でも猫でも悪魔でもないけど
それでも歩き続けるよ。

かなしみのみづうみの中泳いでく

2016年11月30日 | 17
元句『かなしみのみづうみがあり泳ぐなり』野木桃花 句集『君は海を見たか』

この句よく使いますが、好きなんですよ。
というか、「かなしみのみづうみ」がツボなんです。


絶望したまま生きていくのは、そこまで絶望的じゃない。
そしていきなり9年前のブログを引用。


*************************************


「いつになったら雨はやむの?」
 そんなことを言わなくなったのは、いつからだろう。
 雨はやまない。
 破れていない傘もない。
 もういい。
 そう思ったら、すべてが楽になった。
 漠然とした不安もはっきりした恐怖もない。
 焦りも苛立ちもない。
 とてもすっきりとした、静かで平穏な世界にたどり着いた。
 絶望とワンセットの穏やかな幸せ。
 そんなものがあるなんて、思いもしなかった。
 強くなればなるほど、孤独感は深まる。
 自分の頭で考えれば考えるほど、わからないことは増えていく。
 できることが増えれば増えるほど、自分の無力を思い知る。
 雨はやまないし、雨を完全によけられる傘もないのだと、私は知っている。
 「気がする」でも「思う」でもなく、「知っている」。
 愛情も友情もプライドも責任感も使命感も、破れた傘でしかない。
 一番守りたい場所はもう壊れてるし、一番大事な人はもういない。
 何を守れても守れなくても、何ができてもできなくても、ただ虚しいだけ。
 私が生まれてきた意味も、生きている理由も、どこにもない。
 もうとっくに知っているその事を、さらに思い知るためだけに生きていて、これからも生きていくのだ。
 もういいじゃない。
 毎日が淡々と過ぎていく。
 この上なく平穏に。
 しとしと降りの雨の日のように。
 そこそこの仕事とほどほどの責任。
 好きな友人たちと優しい恋人。
 大丈夫。全部持ってる。
 全部持ってても、雨はやまないけれど。
 それを嫌だとも、もう思わない。
 絶望と諦めの上にある幸せ。
 「そんなものはいらない」なんて言う日は、もう一生訪れない。


*************************************

なんだこの完璧な未来予測。
いや、「生まれてきた意味」と「生きている理由」は、一応あると、今は思ってるんだが。
仕事は「そこそこ」っていうより、まあ、あれなんだが。
そこ以外完璧。

まあでも、悪くないですよ。
絶望とあきらめの上にあるしあわせ。

悪くないですよ、ほんとに。

「勝った」と言えるほどのことではないものの…

2016年11月29日 | 眠り姫の独り言
職場関係のイベントで、準備段階でいろいろありました。
冷静さを保ちながら、調整に入ったり、大ナタを振るったり、いろいろ気を使ったりで、大変だったんですが、
もう、ほんっとうに、大変で大変で大変だったんですが、
どうにか「マイナス500点→プラス30点」くらいに持っていけました。

今までの人生で
「しょせん『冷静に、なるべく正しい知識と理屈に基づいて行動する』なんてことは
 『信念』とか『熱い思い』とか『情に厚い』とかの聞こえのいい感情論には勝てない」
と、思わされることは多く、
冷静さを保とうと必死で努力すること自体、馬鹿らしくなることも多くありました。

でもあれらの努力がなかったら、今回冷静さを保てなかったし、
そして今回冷静さを保てなかったら、
マイナス500点のままでした。

必死に無様にやってた、昔の自分に
「その努力は、今は目に見えては実らないかもしれないけど、将来役に立つよ。」と、教えてあげたいです。


……なんて、えらそうに言ったって、
その「冷静さを保つ」の陰には、
私の超感情的な愚痴を聞いてくれた数名の方々の支えがあるわけですが…。

いや、感情は感情で吐き出さないと、冷静さは保てないのよ。
これも過去の経験から学んだわけですよ。
うんうん。

余生ってもっと暇だと思ってた

2016年11月04日 | 眠り姫の独り言
……今さらですけどね。


ブログ記事、過去まで遡って読んでて、
私はこういう人で、ひとりで勝手に腹くくって頑張って、でも誰か助けてくれてる、
まあそういう人で。
だから「余生」でも暇にはなれないんです。
しょうがない。

要所要所であらわれてくれた、たすけてくれた人には、感謝してます。
ひとりでやんないといけないと思ってたけど、だからひとりでやってたつもりだったけど、でも助けてくれた、それはとてもありがたい話だと思います。
これからもきっと、誰かがたすけてくれるのでしょう。
ありがたいです。


だけど

終わらせるかずっとそばにいてくれるか、どっちかにしてよ。

そんなことも、思ったりします。