私の音楽 & オーディオ遍歴

お気に入りアーティストや出会った音楽、使用しているオーディオ機器を紹介します(本棚8)。

真打ち登場! Jeff Rowland「CONCENTRA」

2013年09月16日 | オーディオ
 我が家のオーディオシステムを再確認:

□ 音源:MacPro(CD3000枚をリッピング)
□ USBケーブル:AUDIOQUEST Diamond(5m)
□ CD/SACD-P:Esoteric SA-50
□ プリメインアンプ:Accuphase E-460
□ スピーカーケーブル:Acrolonk 7N-S1400IIIAET SCR SP EVD/1.5m
□ スピーカー:Mitsubishi 2S-305, Sonus faber ELECTA AMATOR

 このブログにお付き合いいただいている方々にはおわかりでしょうが、事のはじまりはスピーカー選びでした。
 ELECTA AMATOR の官能的な音色にしびれながらも音域の広がりに不足感を感じた頃、Mitsubishi 2S-305 の一点の曇りなく音の高低も空間の上下左右も再生する素晴らしい能力を知りました。
 車に例えれば、足を伸ばせる高級フルセダンと云った印象でしょうか。
 ネットで探したところ、ハイファイ堂さんにメインテナンス品を発見し購入するに至りました。
 しかし、唯一気になった点は「高音の硬さ」。エッジが効きすぎて、ときに耳障りなのです。
 まあ、Mitsubishi~Diatone の特徴ではありますが。

 この高音の硬さがなんとかならないものかとアンプ(E-460)をそのままにケーブルを物色しはじめ、知り合いのオーディオ通のアドバイスを受けながら上記内容となりました。
 みなそれなりに効果を感じられましたが、元々の素性は消えません(当たり前か)。

 そこで、禁断のアンプ探しの旅が始まったのです。
 E-406~E-460 と聴き繋いできましたが、Accuphase の優等生的寒色系の音と2S-305の組み合わせを崩さない限りは高音の硬さは解決しないことに気づきました。
 部屋を見渡すと、スペースの点からセパレートアンプは置けそうになく、やはりプリメインアンプがターゲット。

 いろいろ物色する中で、以前オーディオ・オフ会で聴いた「Jeff Rowland CONCENTRA」が気になり出しました。
 あの時は「豊かで柔らかい音だけど芯が通っている・・・やはり高級オーディオの世界は違うんだなあ」という印象で、オーディオに「艶」とか「色気」を感じた最初の経験でもありました。
 ただ、100万円以上という価格を聞いて自分とは縁のないものと無意識のうちに除外。





 そんなタイミングで、彼がCONCENTRAをネット・オークションに出品したことを知りました。
 良心的な価格設定でありながらもまだまだ高価であり、なかなか入札がありません。
 私は直接交渉して「お友達価格」で譲っていただきました(喜)。

 そして到着・セッティング。
 この機種、電源ボタンが存在しないことに驚かされました。
 CONCENTRAはその後CONCENTRA2が発売されましたが、初代にも前期型と後期型が存在します。前期型は「コンセントの抜き差し=on/off」なのです。オーディオ通さんによると、柔らかい中でも前期型の方がエッジが効いているとの評価でした。

 E-460 と入れ替えての音の変化は・・・うん、全体的に硬さが和らいで、それでいて充実した音。
 2S-305も嬉しそうに朗々と音を奏でています。
 高音の硬さも残りはするけど、この辺が妥協点なのかなあ。
 あとはUSBケーブルのエージングを待ちますか・・・。

 それ以来、音域が高低に伸びたメリハリのきいた楽曲は2S-305で、ヴォーカルや弦の音色を聴きたい時はELECTA AMATOR と自然にスピーカーを使い分けるようになったのでした。


コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。