私の音楽 & オーディオ遍歴

お気に入りアーティストや出会った音楽、使用しているオーディオ機器を紹介します(本棚8)。

「エルトン・ジョンの全豹」

2020年08月14日 | オーディオ
1970年代にビリー・ジョエルが登場する前は、“ピアノ・マン”といえばエルトン・ジョンでした。
私が中学生の時にビリー・ジョエルがストレンジャーでブレイクしたので、リアルタイムにエルトン・ジョンは知りません。

大学生時代に読んだ柴門ふみのマンガ「僕の歌は君の歌」の、題名の歌を歌っていたのがエルトン・ジョンだと間接的に知っていたくらい。

「ベストヒットUSA」などでたまに動画を目にすると、ピエロみたいな派手な衣装で身を包んでいる姿。
なんだかピンと来ませんでした。

その後、ダイアナ妃の追悼コンサートで“Candle in the wind”を歌い、世界に再認識されました。
うん、いい歌だな、と私も思いました。

しかしそれ以降、彼に関する情報はあまり聞こえてきません。

そんな折、この番組が放送されました。


今やでっぷりメタボのエルトンが、インタビューに答えて自分の人生のかけらをポツリポツリつぶやきます。

コカインで身を崩したこと、
ゲイであることを受け入れられない家族(特に母親)との葛藤、
心臓にはステントが入り、前立腺癌とも闘病、
家族を持つ喜びに目覚めたこと。

波瀾万丈の人生を過ごしてきた満身創痍の彼を見ていると、
人生一筋縄ではいかないもんだな、とつくづく感じました。

「エルトン・ジョンの全豹」2020.4.1放送、NHK-BS
 50年にわたるポップ音楽のキャリアの集大成として「最後の世界ツアー」を行っているエルトン・ジョン。最新インタビューで、「ロケットマン」の軌跡と、独自の世界観を語る。
 自伝を刊行し、映画「ロケットマン」を自ら製作総指揮した72歳のエルトン・ジョン。フランス・ニースの自宅で、BBC司会者グラハム・ノートンを相手に「今年唯一のメディア対応」を行った。番組では、5度のグラミー賞に輝くヒットメーカーの名曲の数々を紹介。愛情の薄い家庭に育った少年時代や、ドラッグと酒に溺れた日々、そして自己再生や社会貢献活動などを、カラフルな記録映像と、ユーモアと自嘲にあふれた回想で描く。
原題:Elton John Uncensored
制作:BBC(イギリス 2019年)


今更のクイーン(Queen)

2020年08月14日 | オーディオ
昨年、イギリスのロックバンド“Queen”が映画『ボヘミアン・ラプソディ』と共に話題になりましたね。
その頃に放送されたTV番組を録画してあったので、ほとぼりの冷めつつある今、見てみました(天邪鬼!)。

イギリスのロックバンドといえば、レッド・ツェッペリン、ローリングストーンズ、ディープ・パープルあたりが有名どころです。
クイーンはちょっと毛並みが違う印象。
解説によると、
「ツェッペリンやローリングストーンズはマッチョなイメージで男子に人気があった、クイーンは初めて女子にも人気の出たロックバンド」
「クイーンのメンバーはやんちゃな不良少年達ではなく、エリートでお坊ちゃま」
だそうです。

1980年代にクイーンのツアーに参加経験のあるピアニストのモーガン・フィッシャー(★)は、
「ブライアン・メイのソロは20分続いてもアドリブがない、毎回全く同じなんだ」
と半分あきれたように告白。
ノリノリで盛り上がりアドリブ三昧、
というステージではなく、
用意周到、カッチリ完成された楽曲、
なのですね。

緻密・繊細というところでは、やなりイギリスのロックバンド“YES”と通じるところがあるかもしれません。

まあ、エネルギーが枯渇しつつあるアラ還の私にとっては、どのバンドもうるさく聞こえてあまり興味はありませんが・・・
あ、ファンの方、すみません(^^;)。

★ モーガン・フィッシャーは以前から知ってました。ただし、クイーン繋がりではなく、シンセサーザーによるヒーリングミュージック『都市生活者のための音楽』のアーティストとしてですが。

 ベストヒットUSA、クイーン1時間スペシャル!!
 映画『ボヘミアン・ラプソディ』が空前の大ヒット!クイーンは時代を選ばず、なぜ愛されるのか?
 洋楽を最前線で紹介し、多大な影響を与えた雑誌『ミュージック・ライフ』の元編集長であり、その先見の明からクイーンを追い続け、日本に紹介した東郷かおる子さん。
 クイーンの来日は全て撮影、ライヴアルバムのジャケット写真をも撮影したカメラマン、長谷部宏さん。
 モット・ザ・フープルのメンバーで、クイーンが初めてサポートメンバーとして迎え、1982年のヨーロッパツアーに同行したキーボーディスト、モーガン・フィッシャーさん。
 記者として、カメラマンとして、サポートメンバーとして、様々な立ち位置でクイーンに直接会ってきたゲスト3名を迎え、彼らにしか知り得ない本当のクイーンの姿をたっぷりと語って頂きます!