2019.8 .7 13:07
らん 14年5ヵ月と1日を全力で生き、私の腕の中で静かに静かに息をひきとりました。
6月 ガン宣告を受けてから、本当に病気なの?と疑う位に元気ならんでした。
広場では、お父さんを独占。
ディスクを偶然に玩具として買って、らんとディスクで遊んだあの日から、大会は勿論、広場でも川でも海でも山でも、お父さんとディスクをするのは自分だと決めていたラン。
その意志は足が動かなくなってからも変わらなかった。
ずっとそんな旦那さんとランの関係には、誰も入れなかった。
絶対的な関係でした。
犬と人の結び付きを教えてくれたラン。
絶対にぶれなかったね。
そんなあなたが大好きでした。
毎晩 お父さんにぎゅーっとされて眠るらんちゃん。
らんに触れていると守っているはずが、いつも守ってくれている様に感じていたよ。
辛い時も悲しい時もあなたを抱きしめると救われました。
そんなあなたを愛していました。
洗濯を干している私を見つめるラン。
赤ちゃんの頃、洗濯を干す時もらんをおぶれたらなっと思っていたよ。いつもぴったりくっついていたい位にあなたが可愛いくてたまらなかったです。
日に日に弱り、食事も少量になってきた時は何かを口にして欲しくて、ランの好物のケーキを手のひらで持って行くと、寝たままパクリと大きな口で食べてくれたね。
食い意地がはって、ご飯の時間が遅れる事は許さなかったラン。
そんなランが食べれなくなってから私は何度も何度も辛くて泣きました。
元気な頃のランの食べる姿に食い意地に、何度も笑顔をもらいました。
お散歩も亡くなる数日前までレディーと飛雄馬と一緒に行ったね。
芝の上ではワゴンから降りてヨタヨタと歩いては、毎朝会う人達にいつもなぜてもらってた。
飛雄馬とレディーを連れて歩く旦那さんの所まで行きたいランが、途中で歩けれなくなって立てなくなった時の辛そうなランの顔は忘れられないよ。
ランを抱きしめ一緒に泣いたね。
何も食べなくなって、瞬く間に痩せ細ったラン。自己主張をしっかりするランがその頃には病院の待ち合いで『病院は嫌い』と言うこともできなかったね。
最後は私の腕の中で静かに息をひきとりました。
口がパクパクと動き最後にかすれた小さな小さな声が聞こえました。
それは『ありがとう』と聞こえました。
今頃 モモと金太郎と一緒だね。
ちゃんとあの子達が迎えにきてくれて一緒だからと安心しているよ。
金太郎もモモもランが大好きだったから、仲良しの3人だったから、また昔のように3人がひっついているんだろうな🌈
結婚前から結婚したら大型犬を迎えたいと決めていた。
初めはゴールデンが欲しくて、ゴールデンの犬舎を訪ねてもタイミングが悪く、モモのおやつを買いに行ったペットショップで、真っ黒の体に目の下に白い線が入った黒のラブラドールレトリバーがいた。
初めは『どこが可愛い?』と思った。
旦那さんは一瞬で『この子を家の子』と決めた。
バリケンは引きづり垂れ流しのう○ち。
一瞬の隙で米袋は破壊。
新築の家のクロスをはがし、中までぼろぼろ。
網戸に障子は突き破る。
高価だったソファーは穴掘れワンワンで穴あき。
財布、メガネ、携帯、洗濯物、家にある物なんでも玩具。
生後3ヶ月の時には、自ら川に入って木の棒をレトリーブしてきた。
そんなお転婆、じゃじゃ馬ランの魅力にすっかりはまり、ランちゃんがいない暮らしは考えられなかった。
ランがいたから、山、海、川と沢山の冒険ができた。
山で野放しの犬2匹に威嚇された時、先に川に入っていったランが非常事態に気付いて崖を登って戻り、ランが岩の上に乗りうなって威嚇し助けてくれた。
あの勇姿ある姿は忘れられない。
モモが川に流された時も、私と一緒に川に飛び込み、モモとラン、私の3人で安全な場所までかなりの距離を流されたね。
そんな経験2度とないよね。
頼もしかったラン。
5頭のボスだったラン。
旦那さんの相棒だったラン。
優しくて、群れを大事にして、忠実だったラン。
らん、大好きだよ。
いつかまた会いたい。