今日のCoZAの間

CoZAの間でのできごと・あれこれ(^.^)

これからは循環

2012-01-01 11:15:32 | 空の間
2012年・新しい年になりました。

発展や進歩は、もうこの辺でおしまい。
これ以上の便利さや豊かさを望むのは、地球に暮らす生物として分不相応です。

際限なく搾取する。
生みだしては捨てていく。
連鎖を無視し、都合のよいものだけを残す。

そんな傲慢は、もうこの辺でおしまいにしましょう。

一度手に入れた便利さや豊かさを手放すのは、難しいかもしれません。
あと戻りするのは、きっと勇気がいるはずです。
でも私たちは、3.11で気付かされ、立ち止まり、考え直すチャンスを与えられました。

今あるものを活かす。物でも、事でも、命でも。

一方通行ではなく、循環させる。
やりっぱなしではなく、つないでゆく。
無限の進歩ではなく、原点に回帰する。


“ Re・再 ”


自分を育んだものを意識し、それを活かそうとする姿勢。
自分が生みだすものを、繋いでいこうとする姿勢。

これからの【CoZAの間】は、そんなことを大切にしていきたいと思います。





変化のとき

2011-12-30 05:42:53 | 空の間
今年もいよいよ押し詰まりました。
ゆるゆると迷いながらも、どうにかやってこられたのは、
この【CoZAの間】を支えてくださるみなさんのおかげです。
1年間ありがとうございました。


3月11日の東日本大震災は、私たちに様々な変化をもたらしました。
“儚さ”については敏感なつもりでいましたが、
日常が一瞬にして失われる現実に愕然とし、一時は心が追い着いていけませんでした。
被災していない私でさえ、こんなふうですから
被災者の方々はどれほどの傷を負われたのか、想像することさえ難しいです。

ただ、あの日以来、自分の中で何かが確実に変わりました。
それを言葉にするのは難しいのですが、あえて表現するなら
「これまでと同じわけにはいかない。このままではいけない。」ということです。

この【CoZAの間】もやがて8年目。
空間としての人格を、明確に打ち出す時期が来たのかもしれません。

何を大切に思うのか?
どこへ向かっていくのか?

来る2012年は【CoZAの間】というカタチの輪郭をはっきり描く年にしたいと思います。

美しかぁ~

2010-04-14 19:41:59 | 空の間
4月の音Cafeは、
風変わりな音楽家エリック・サティの曲と、
シャルル・マルタンのイラストとのコラボレーションという、
ちょっと変わった企画でした。

『スポーツと気晴らし』というその本には、
〈テニス〉〈ヨット〉〈タンゴ〉などのテーマに沿って
それらからイメージされるイラスト・手書き楽譜・短いこどばが配されています。
イラストを見ながら福宿さんのピアノ独奏を聴き、
そこに、池田さんによるフランス語の詩の朗読が重なる・・・
とってもオシャレな時間が流れました。

それにしても、今回はフランス語の“音”にシビレました。
なんとも儚げな、どこか寂しげなことばの響き・・・美しかぁ~
“ 音 ”として聴くフランス語は、
単なる日付まで愛の囁きに聞こえるような美しさでした。
パリが恋人たちの都といわれる所以は、このへんにもあるのかも知れませんね。

そうそう、5月にはフランスのジャズヴァイオリニストのコンサートもありますよ。
詳しくはこちらをどうぞ!


思わず涙が・・・

2010-03-09 06:47:41 | 空の間
きのう3月8日の 音Cafe は“子守歌”がテーマでした。
日本各地の子守歌から、現代作曲家・吉松隆の子守歌まで
ピアノと笛で楽しみました。

会の前半は朗読だったのですが、これがまた素晴らしかったのです!
ロバート・マンチ作「ラブ・ユー・フォーエヴァー」
語りの庄司和子さんが詩にメロディーをつけ、ピアノの福宿真理さんがアレンジ

“戸惑いながらも子どもを育て、その間ずっと子守歌を歌い続ける。
 やがて母親は年老い、今度は息子が母親に子守歌を”

という単純な詩なのですが、
子を思う気持ち、子が親を思う気持ちがヒシヒシと伝わってきて
もう涙が止まらないんです コマッタ

朗読って、聞いてるほうが気恥ずかしい感じがして
あまり得意ではなかったのですが、昨日のお話はグッッと惹きこまれ、
本当に本当に素晴らしかったです。

もう1回聞きたいな。
そして、あらゆる年代の人に、聞いていただける機会を
ぜひ作りたいと強く思いました。











水面

2008-06-28 07:17:31 | 空の間
塩崎美佐子さんの「水面」
グレイッシュな色調のベースに、
睡蓮が和紙でコラージュしてあります。
ステキデスネ。

塩崎美佐子 日本画個展は本日4時までです。
本日は終日、ご本人が在廊されています。

今晩7時からの“たまりBAR”でも、小さめの作品を何点か残しますが
大作は4時までしか見れませんよ!

お待ちしております。




祝い縞

2008-06-13 06:08:22 | 空の間
色といい、構図といいキレイでしょ?

麻布を貼って縞をつけたお盆です。
シンプルだけどえらく手間のかかる作業だったそうです。

鈴木明「日常のうつわと鎌倉彫」展
15日日曜日4時までです。

赤い壁

2008-05-17 06:42:15 | 空の間
エントランスの赤い壁に朝陽があたると
とても美しく輝きます。

自然の土を鏝で仕上げた左官壁は
人の手のあたたかさを感じさせます。

海を眺めて飽きないように
風にそよぐ梢を眺めて飽きないように
自然素材には、人を惹きつける居心地のよさがあるようです。



2007-11-17 08:54:18 | 空の間
CoZAの間の主である老猫の“ふく”は人が大好き。
打合せをしていても、展覧会中でもお構いなしで
人の声のする方へ必ずトコトコ出てきます。

テーブルの周りや人の足元を一通り歩き回ると
気が済むのかいつの間にか奥の部屋へ戻っていきます。

「うわぁ~カワイイ~!」とか言われて
初対面の人に撫でられても、抱っこされても
肉球をブニュとされても、まったく嫌がる様子がありません。
かと言って、ゴロゴロ媚びたりもしません。
なすがまま・・・・といった風情です。

その達観した感じが、とてもカッコイイナァと思います。