こたつむり本舗

りうまちゃーなナマケモノのブルーな戯言の綴れ書き

気になるのは値段

2013-03-16 18:04:11 | りうまちゃーのたわごと
生物製剤と匹敵する効き目があると噂の経口リウマチ治療薬・ゼルヤンツ錠認可、発売決定、まずはめでたい。
副作用の心配が…発がん性が…と報道されてるけど…MTX他の免疫抑制剤や生物製剤とどう違うのよ、ゼルヤンツの方が発ガン率が高いってか?(ごそってみたら、一昨年の友の会支部のレポで、主治医の上司が発ガン率懸念の発言してるわ)
カテゴリー的には今までの生物製剤と同等と思うので、まずは取り扱うのはリウマチ学会の専門医以上のドクターになりそう、一般的なクリニックでの取り扱いはまずないでしょう。MTX処方に躊躇するドクターでは扱えない薬でしょうからね。
ま、ゼルヤンツ処方云々レベルの患者なら、生物製剤処方も視野に入ってるか検討されてるだろうから問題ないか。

で、気になるのは値段!薬価!ですよ。
でも、大阪のドクターのフェイスブックに『米国での薬価から推測するに「エンブレルの維持量の薬価と同等」』…とあるね、高ぇよ日本での薬価はまだ判らないけど…開発元のファイザーがアメリカン価格を日本でも貫き通したら…副作用と値段から従来型の生物製剤に置き換わるのは難しい…かも?

それよりアクテムラ皮下注射認可決定・オレンシアも皮下注射申請中の方が心引かれるニュース。
マウスキメラ型以外は皮下注射可能となったわけで、MTX以上の薬剤は、しばらくは皮下注射型生物製剤が主流になるかな。コーディネーターさんを右往左往させたけど、治験薬使用中に皮下注射をマスターしておいてよかった

それよりそれより、うちの会社の健康保険組合に付加給付制度があったことの方が何よりのニュース!ちょっと一安心…それでも今の倍は医療費が掛かりそうだけど…


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4 コメント

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ゼルヤンツと発癌 (薬害を危惧するリウマチ専門医)
2013-04-10 09:23:04
ゼルヤンツの発癌の問題は大変深刻です。アメリカの治験データでも、1年間ゼルヤンツを服用した患者には3328例中11例の固形癌及び1例の悪性リンパ腫が発生したのに対して、809例のプラセボ群では一例も癌が発生しておりません。これが長期になるともっと増えてきます。これはあくまでもアメリカ人のデータで、日本人については一切わかっておりません。動物実験のデータからも、ゼルヤンツを服用すると、NK細胞という免疫細胞が激減しますので、これが発癌と関係があると思われます。
安易な投薬や安易な服用は大変危険です。それを懸念してアメリカのFDAは承認用量を10mgから5mgに減量しましたが、日本の厚生労働省はアメリカと同じ用量で承認しました。日本人の平均体重を考えると、アメリカ人の1.5倍となり、それだけ危険性も増えることになります。
もう一度繰り返しますが、患者の期待とは裏腹に大変危険な薬でもあることを、皆さん認識して下さい。
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やはり高いですね (こたつむり)
2013-04-10 23:12:12
私の主治医の上司が、二年前のリウマチ友の会岡山支部の講演会で、当時治験中だったトファシチニブの発ガンリスクの懸念を語ってたんですよね、やっぱり高いですか、発ガン性。
中四国では東広島記念病院でトファシチニブの治験をやっていたと記憶していますが、この病院の院長とかかりつけの病院の顧問が同じ研究室に在籍していた同窓の顔見知り、その顧問と主治医の上司がアメリカリウマチ学会の会員で、これはそれなりの情報ソースがあっての発言じゃないかと思った覚えがあります。…これは発ガン率すごいんだな、と。

んで、日本リウマチ学界がゼルヤンツの処方に対する正式プレスリリース出しましたね。
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ゼルヤンツと発癌 (薬害を危惧するリウマチ専門医)
2013-04-30 14:16:33
先週のことですが、欧州医薬品委員会(CHMP)では「ゼルヤンツのリスク(感染症/発癌)がベネフィットを超えるものではない」との結論を出しました。すなわち、ゼルヤンツはアメリカと日本(それにロシア)でだけ認可されたことになります。ヨーロッパでは使用することができません。
日本人として喜んでよいのでしょうか?
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使わない権利 (こたつむり)
2013-04-30 20:02:34
ただのリウマチ患者としてはねぇ、最低でも日本での臨床治験のデータでも見ないとこれ以上はなんとも言いようがありません、正直。
それにそんなに懸念が払拭できないなら、リウマチ患者にゼルヤンツを処方しなければいいだけじゃないでしょうかね。
リウマチはゼルヤンツで治療しなければならないと決められたわけじゃないんだから、使わなければいいだけでしょうに。
あなたはリウマチ専門医なんでしょ?危ないゼルヤンツを処方しないという判断をして患者を守ることもできますよね。それを行動に移せばいいんじゃないでしょうかね。
私はただのリウマチ患者です。ですから自分の判断で自分の身を守る判断をします。

これ以上はご同僚のドクターの間でお願いしますね、専門知識のない患者に振られても困りますんで。
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