毛無山から下山する頃には峠の滝雲は治まりつつあり、写真撮影者も去り、静かな峠
雲で見え隠れしていた気になるⅯ字形の山が目の前に
その山の前を名残りの滝雲が、ゆったりと流れていた
峠から近いこともあり、登山口まで行ってみた

左手の群馬県側に、この立て看板 (この峠で行き止まり)

右手の長野県側の雲は徐々に減り、今迄見えなかった山々が姿を現していた
手前の苔のように見える小低木はガンコウラン

気になっていた山は破風岳でした
標識が横向きで山の方向を示していなかったので、後で分かった次第

晴れた空、ジグザグの登山道、山頂や山の向こうの景観が気になるなぁ~

登るつもりは全くなかったけれど、眺望が良く、明るい山容に心動かされ、急遽登ることにした
相方は洗車中にステップ台から着地し損ない右足の肉離れを起こし、治りかけなので一人で登った
群馬県嬬恋村と長野県高山村の境に位置する破風岳(1999m)
二つの県を行きつ戻りつしながらジグザグ道を登る
道は整備されていたが、一部細い道で、ぬかるみがあり、一歩誤れば転げ落ちるような箇所があり、おばさんの私は慎重に進む
眼下に群馬側の鉱山跡らしき敷地が・・・

ドライフラワー化したママハハコ

登るつもりは無かったので、早朝の服装のままで、暑い!暑い!
こんな日になるなんて!
毛糸の帽子を取り、ダウンジャケットを腰に装着
おまけに日焼け止めの塗り忘れ (>_<)
こころの中で、ぼやきながら登った
山の中央部に到着すると、笹藪の中に山名の標識が置かれていた
えっ、ここが山頂!?
どう考えても変だ
もう少し標高のある右端の断崖部分が山頂だと思ったけどなぁ~
誰かのイタズラか?

もう少し登れば山頂だったはず
相方の予定は峠を午前9時半の出発
思い付きで登って来たから山頂までの時間が読めず、引き返すことに
帰宅後調べると、あと5分の道程でした (ガーン)
今思っても残念でたまらない (峠はスマホの電波が不通)
下山開始。。。峠が良く見える


笹の山肌が美しいです
紅葉する木々は少ないけれど、これはこれで素晴らしい眺め
(破風岳から峠への登山道)


長野側の雲間から街が見えた
後方の山並は北アルプスだと思うなぁ~

群馬側の景観。。。雲海の量が減っていた

毛無峠から見る浅間山の山容

峠へ時間ギリギリに戻って来た (^-^)
見える山は、朝登った毛無山


2021・10・15 撮影
破風岳へもう一度リベンジしたいなぁ~
近ければなぁ~
たぶん、もう来ることは無いなぁ~
心残りの山でした
満天の星、変形太陽、滝雲、ブロッケン現象、そして破風岳登山
盛り沢山の自然を短時間で体験でき、記憶に残る峠となりました (*^-^*)
よい一日を・・・(^-^)